労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
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■2023年2月
1月
 
     
  統計  
     
  12月の完全失業率2.5%、前月と同率/労働力調査
   

総務省は1月31日、2022年12月の「労働力調査(基本集計)」を公表した。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同率。完全失業者数は158万人(前年同月比15万人減)で、18か月連続の減少。就業者数は6,716万人(同10万人増)で、5か月連続の増加。産業別では、「宿泊業・飲食サービス業」、「サービス業(他に分類されないもの)」などで前年同月に比べて増加。雇用者数は6,055万人(同26万人増)で、10か月連続の増加。同日には2022年平均の数値も公表され、完全失業率は2.6%(前年比0.2ポイント低下)、完全失業者数は179万人(同16万人減)で、完全失業率は4年ぶりの低下、完全失業者数は3年ぶりに減少した。

(概要)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
(2022年平均結果)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/index.html
(2022年平均結果概要)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index.pdf

   
   

  12月の新規求人、「生活関連サービス業・娯楽業」は前年同月比18%増/一般職業紹介状況
   

厚生労働省は1月31日、「一般職業紹介状況」を公表した。2022年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍で、前月と同水準。新規求人倍率(同)は2.39倍で、前月比0.03ポイント低下。新規求人(原数値)は、
前年同月比で4.8%増。産業別では、生活関連サービス業・娯楽業(18.5%増)、サービス業(他に分類されないもの)(7.9%増)、宿泊業・飲食サービス業(6.9%増)などで増加。同日には2022年平均の数値も公表され、有効求人倍率は1.28倍で、前年比0.15ポイント上昇。

(報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001042434.pdf

   
   

  消費者マインドの基調判断、「弱い動きがみられる」へ上方修正/1月消費動向調査
   

内閣府は1月31日、2023年1月の「消費動向調査」結果を公表した。「消費者態度指数(二人以上の世帯、季節調整値)」は、前月比0.7ポイント上昇し31.0。指数を構成する各指標では、「雇用環境」が2.2ポイント上昇し37.2、「収入の増え方」が0.5ポイント上昇し35.6、「暮らし向き」が0.4ポイント上昇し27.8となった。消費者マインドの基調判断は、「弱まっている」から「弱い動きがみられる」へ上方修正。

(統計表等)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html

   
   

  基調判断「生産は弱含み」で据え置き/12月鉱工業指数
   

経済産業省は1月31日、2022年12月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を公表した。生産指数(季節調整値)は95.4(前月比0.1%の低下)で2か月ぶりの低下。業種別では、汎用・業務用機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業、電気・情報通信機械工業等が低下し、輸送機械工業(自動車工業を除く)、自動車工業、生産用機械工業等が上昇。出荷は同0.7%の低下で4か月連続の低下、在庫は同0.5%の低下で2か月ぶりの低下、在庫率は同1.2%の増加で2か月連続の増加。基調判断は「生産は弱含み」で据え置き。

(概要)
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/press/b2015_202212sj.pdf

   
   

  生活保護開始世帯数約6%増/11月被保護者調査
   

厚生労働省は1日、生活保護法に基づく「被保護者調査」(2022年11月分概数)結果を公表した。保護の申請件数は2万1,433件で、前年同月比340件(1.6%)増。保護開始世帯数は1万9,522世帯で、同1,075世帯(5.8%)増。被保護世帯は164万6,586世帯で、同2,804世帯(0.2%)増。被保護実人員は202万6,638人で、同1万2,801人(0.6%)減。

(報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hihogosya/m2022/dl/11-01.pdf

   
   

  実質賃金0.1%増、9か月ぶりの増加/毎勤統計調査12月速報値
   

厚生労働省は7日、12月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。現金給与総額は、就業形態計で前年同月比4.8%増の57万2,008円、うち一般労働者が同5.0%増の78万6,024円、パートタイム労働者が同2.6%増の11万4,941円。一方、現金給与総額指数を消費者物価指数で割った実質賃金では、
前年同月比0.1%増。実質賃金の増加は9か月ぶり。同日には「毎月勤労統計調査」の2022年分結果速報も公表された。現金給与総額(1人平均)は、就業形態計で前年比2.1%増の32万6,157円、実質賃金は同0.9%減で2年ぶりの減少。

(統計表等)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r04/2212p/2212p.html
(2022年年分結果速報)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r04/22cp/22cp.html
(2022年年分結果速報、統計表等)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r04/22cp/dl/pdf22cp.pdf

   
   

  一致指数の基調判断は「足踏みを示している」へ下方修正/12月景気動向指数
   

内閣府は7日、2022年12月の「景気動向指数(速報)」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は98.9で、前月と比較して0.4ポイント下降し、4か月連続の下降。「輸出数量指数」「鉱工業用生産財出荷指数」などがマイナスに寄与、「耐久消費財出荷指数」などがプラスに寄与。一致指数の基調判断は、「改善を示している」から「足踏みを示している」へ下方修正。

(概要)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/202212psummary.pdf

   
   

  二人以上世帯の消費支出、実質1.3%減/12月家計調査報告
   

総務省は7日、12月の「家計調査報告」を公表した。二人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は、実質で前年同月比1.3%減、前月比(季節調整値)2.1%減の32万8,114円。支出項目別でのマイナス寄与は、魚介類、酒類等の「食料」(マイナス1.13%)、設備修繕・維持、家賃地代の「住居」(マイナス0.96%)。プラス寄与は教養娯楽(0.37%)など。勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり実質で115万808円(前年同月比0.4%減)。同日には「家計調査」の2022年平均の数値も公表され、消費支出(二人以上の世帯)は実質で前年比1.2%増。

(報道発表資料)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
(2022年平均)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html#nen

   
   

  景気の現状判断DIは48.5、3か月連続の低下/1月景気ウォッチャー調査
   

内閣府は8日、全国の商店主やタクシー運転手などに街角の景況感をたずねた2023年1月の「景気ウォッチャー調査」の結果を公表した。現状判断DI(季節調整済)は、前月差0.2ポイント低下の48.5で、3か月連続の低下。
家計動向関連DIは低下、企業動向関連、雇用関連DIは上昇した。先行き判断DI(同)は、同2.5ポイント上昇の49.3。調査結果について、「景気は持ち直しの動きがみられる」とし、先行きについては、「価格上昇の影響等を懸念しつつも、持ち直しへの期待がみられる」としている。

(調査結果全体版)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2023/0208watcher/watcher1.pdf
(統計表等)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2023/0208watcher/menu.html

   
   

  正規職員・従業員、前年同期比7万人増、2期ぶりの増加/労働力調査・詳細集計10〜12月期平均
   

総務省は14日、「労働力調査(詳細集計)」結果を公表した。2022年10〜12月期平均の役員を除く雇用者は5,710万人。うち、正規の職員・従業員は、前年同期比7万人増の3,581万人で2期ぶりの増加。非正規の職員・従業員は、同33万人増の2,129万人で4期連続の増加。失業者は前年同期比12万人減の183万人、失業期間別では、「3か月未満」の者は70万人で前年同期と同数、「1年以上」の者は61万人で6万人の減少。就業者のうち、追加就労希望就業者は196万人で前年同期と同数、非労働力人口のうち、潜在労働力人口は32万人で、前年同期比2万人の減少。

(結果の概要)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/pdf/gaiyou.pdf

   
   

  2022年10〜12月期のGDP実質成長率、年率0.6%/内閣府
   

内閣府は14日、2022年10〜12月期の四半期別GDP(国内総生産)1次速報値を公表した。GDP成長率(季節調整済前期比)は実質0.2%、年率換算0.6%で、2022年4〜6月期以来のプラス成長となった。需要項目別では、民間最終消費支出が実質0.5%(7〜9月期は0.0%)、うち家計最終消費支出は実質0.5%(同0.0%)。雇用者報酬の伸び率は実質マイナス0.2%、名目0.8%。

(統計表)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2022/qe224/gdemenuja.html

   
   

  12月の生産指数、前月比0.3%上昇/鉱工業指数
   

経済産業省は14日、12月の「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)」確報値を公表した。生産指数(季節調整済)は95.8で、前月比0.3%の上昇。業種別にみると、化学工業(無機・有機化学工業を除く)、食料品・たばこ工業、生産用機械工業等が上昇し、汎用・業務用機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業、電気・情報通信機械工業等が低下した。出荷は同0.9%低下、在庫は同0.4%低下、在庫率は同1.5%上昇。速報と比べて、生産、在庫、在庫率は上方修正、出荷は下方修正。

(概要冊子)
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/press/b2015_202212kj.pdf

   
   

  1月の国内企業物価指数、前年比9.5%上昇/日銀
   

日本銀行は10日、企業物価指数(2023年1月速報)を公表した。国内企業物価指数は119.8で、前月と変わらず、前年比9.5%の上昇。前年比の上昇率は13か月連続の9%超。製品別では、電力・都市ガス・水道(49.7%)が最高、次いで鉱産物(35.4%)、鉄鋼(19.2%)など。輸入物価指数は、前年比ではドルなどの契約通貨ベースで7.2%の上昇、円ベースで17.8%の上昇、一方で前月比は契約通貨ベースで1.2%の低下、円ベースで3.9%の低下で、いずれも4か月連続の低下。

   
   

  労災の死亡者数43%減、休業4日以上死傷者数12%増/厚労省
   

厚生労働省は16日、2023年の労働災害発生状況(2月速報値)を公表した。2023年における死亡災害は、死亡者数が32人で前年同期比42.9%減少。業種別では製造業10人(同44.4%減)、建設業8人(同55.6%減)など。
事故の型別では、「はさまれ・巻き込まれ」13人(同30.0%増)が最多。一方、休業4日以上の死傷者数は5,968人で、前年同期比11.5%増加。業種別では、第三次産業の3,739人(同40.7%増)が最多。事故の型別では、「その他」(主に感染症による労働災害)2,116人(同301.5%増)、「転倒」1,296人(同30.2%減)など。

(統計表)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/index.html

   
   

  基調判断「足踏みがみられる」で据え置き/機械受注統計調査報告12月実績
   

内閣府は16日、機械受注統計調査報告(2022年12月実績)を公表した。機械受注総額は、前月比6.5%増の2兆8,287億円(季節調整値)。民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」は、同1.6%増の8,519億円。このうち、製造業は同2.1%増、非製造業(船舶・電力を除く)は同2.5%減。基調判断は「足踏みがみられる」で据え置き。

(概要)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/2022/2212gaiyou.pdf

   
   

  2023年2月の総人口、前年同月比57万人減/総務省人口推計
   

総務省は20日、人口推計の2023年2月概算値及び2022年9月確定値を公表した。23年2月1日現在の総人口(概算値)は1億2,463万人で、前年同月比57万人(0.45%)の減少。9月1日現在の総人口(確定値)は1億2,497万1千人で、同58万8千人(0.47%)の減少。年齢階層別(確定値)では、65歳以上人口は3,624万5千人で、同4万4千人(0.12%)の増加、15〜64歳人口は7,420万3千人で、同35万2千人(0.47%)の減少、15歳未満人口は1,452万3千人で、同28万1千人(1.90%)の減少。

(統計表等)
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html