労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
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■2020年3月
2月 1月  
 
     
  動向  
     
  企業の6割が、同一労働同一賃金への対応進める/民間調査
   

帝国データバンクは2月27日、「同一労働同一賃金に対する企業の対応状況調査」結果を発表した。自社における同一労働同一賃金への対応状況について、「対応あり」(「既に対応済み」「現在対応中」「これから対応する予定」の合計)とする企業は59.2%、「対応していない(できない)」とする企業は13.9%。「対応あり」とする企業を規模別にみると、「大企業」が63.3%、「中小企業」が58.1%、「小規模企業」が48.3%。業界別では、「運輸・倉庫」が72.3%で最多、次いで、「サービス」(67.5%)、「製造」(61.2%)など。一方で、「農・林・水産」、「不動産」は4割台となり、同一労働同一賃金への対応に業界間での違いが顕著に表れたとしている。

(詳細)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200207.pdf

   
   

  上場企業の9割が、暖冬により「マイナスの影響がある」/民間調査
   

東京商工リサーチは2月26日、上場企業を対象とした「暖冬」の影響・対応調査結果を発表した。「暖冬」関連による影響や対応について情報開示した上場企業は159社で、うち暖冬により「マイナスの影響がある」と回答したのは144社(構成比90.5%)。159社のうち、30社(同18.8%)が業績予想を修正(見込みを含む)し、28社が下方修正、2社が上方修正(同)としている。

   
   

  新型コロナウイルスの影響により、国内景気は大幅に悪化/民間調査
   

帝国データバンクは4日、「TDB景気動向調査(全国)」(2月調査)結果を発表した。2月の景気DIは前月比3.2ポイント減の38.7で、5カ月連続の悪化。国内景気は、後退局面が続くなか新型コロナウイルスの影響も加わり、大幅に悪化した。今後の国内景気は、新型コロナウイルスなどリスク要因も多く、緩やかな後退が続くとみられるとしている。業界別では、10業界すべてが悪化した。新型コロナウイルスの影響がさまざまな業界に波及、川下の消費関連企業から川上の素材関連企業までサプライチェーン全体に広がったとしている。

(詳細)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202003_jp.pdf

   
   

  大学生の広報活動開始前のインターンシップ応募率は約9割/民間調査
   

マイナビは4日、2021年卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「大学生広報活動開始前の活動調査」結果を発表した。広報活動が開始される3月以前の行動を調査したもの。インターンシップの応募率は92.4%(前年比3.7ポイント増)、参加率は85.3%(同5.4ポイント増)で、いずれも過去最高。インターンシップの参加目的は、「特定の企業のことをよく知るため」(58.4%)、「特定の企業が自分に合うかを確かめるため」(46.1%)、「視野を広げるため(43.1%)など。

   
   

  新型コロナウイルス、企業の6割以上が業績に「マイナスの影響」/民間調査
   

帝国データバンクは6日、「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査」結果を発表した。自社の業績への影響について、「マイナスの影響がある」と回答した企業は63.4%、「影響はない」は16.9%。マイナスの影響があると回答した企業を業種別にみると、「繊維・繊維製品・服飾品卸売」と「旅館・ホテル」が89.3%で最多。続いて、「再生資源卸売」(87.5%)、「繊維・繊維製品・服飾品小売」(87.1%)、「飲食店」(80.9%)など。

(詳細)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200304.pdf

   
   

  新型コロナウイルス、学生の8割以上が就職活動に「影響がある」/民間調査
   

マイナビは6日、2021年卒業予定の大学生を対象とした「新型コロナウイルス感染拡大に対する就職活動実態調査」結果を発表した。感染拡大が自身の就職活動に何らかの「影響がある」と回答した学生は82.9%。学生が企業の採用担当者に求めることは、主に「迅速な情報伝達」、「リアルな企業理解の機会の提供」、「感染症対策への配慮」、「選考期間への配慮」などとしている。

   
   

  震災関連倒産は、9年間で2,021件/民間調査
   

帝国データバンクは5日、「東日本大震災関連倒産」(9年間累計)の動向調査結果を発表した。震災発生から9年間で判明した関連倒産は、累計2,021件、負債総額は1兆7,048億600万円。地域別では、「関東」が973件(構成比48.1%)で最多、続いて「東北」(419件、同20.7%)、「中部」(224件、同11.1%)など。業種別では、「サービス業」447件(構成比22.1%)が最多、次いで「製造業」416件(同20.6%)、「卸売業」408件(同20.2%)など。業種細分類別では、「ホテル・旅館経営」(125件、9年目は6件)が最多。風評被害などによる客室稼働率の低下などが大きく影響した。

(詳細)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200302.pdf

   
   

  倒産件数、6カ月連続で前年同月増/民間調査
   

東京商工リサーチは9日、2月の全国企業倒産状況を発表した。倒産件数は651件(前年同月588件)で、6カ月連続で前年同月を上回り、2月としては2016年以来、4年ぶりに前年同月を上回った。負債総額は、2カ月連続で前年同月を下回った。「人手不足」関連倒産は40件(同24件)で、うち「後継者難」が31件(同17件)。

   
   

  2020年度の業界展望、「雨天」が7分野増加/民間調査
   

帝国データバンクは10日、「業界天気図」動向調査(2020年度見通し)を発表した。100業界197分野の業界動向について、20年度の業界天気図を予想し、その展望をまとめたもの。20年度の業界展望は、「晴天」75分野(対前年度比3分野増)、「曇り」71分野(同10分野減)、雨天51分野(同7分野増)となった。「雨天」の7分野の増加は、近年では消費税が8%に引き上げられた翌年の15年度に次ぐ規模。20年度のTDB業況指数見通しは48.7、製造業では40.3で、19年(49.2)から大幅に悪化し、「リーマン・ショック級の業況悪化も予想される」としている。

(詳細)
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200306.pdf

   
   

  「早期・希望退職」、1〜2月で19社が募集/民間調査
   

東京商工リサーチは11日、上場企業を対象とした「早期・希望退職」実施状況を発表した。2020年1〜2月に希望・早期退職者を募集した上場企業は19社(前年同期比10社増)、2カ月で2019年1年間(36件)の半分となった。業種別では、小売と食料品が各3社で最多。募集人数は合計4,374人。19社の業績は、直近の本決算で最終赤字が6社、13社が黒字(構成比68.4%)。「黒字リストラ」といわれる業績堅調企業の人員削減だけでなく、業績不振企業の退職者募集も増勢に転じる可能性があるとみている。

   
   

  女性管理職30%を目指す「2020年 30%」達成率、外資系企業は日系企業の2倍/民間調査
   

エンワールド・ジャパンは9日、企業の人事・採用担当者を対象とした「女性管理職」についてのアンケート結果を発表した。女性活躍推進について「2020年 30%」目標を知っているか聞いたところ、6割弱が「知っている」と回答。目標を「すでに達成している」企業のうち、「日系企業」は8%、「外資系企業」は17%。従業員数が少ない企業ほど「すでに達成している」割合が高いとしている。

   
   

  共働き家庭の30代男性、平日の家事分担は、自分3割:妻7割が最多/民間調査
   

アデコは16日、共働き家庭で子育て中の30代の男性会社員、子育て中の男性会社員を部下に持つ50代の男性管理職を対象とした「仕事や家事・育児分担に関する意識調査」結果を発表した。30代の男性会社員は、子どもの出生後に家事分担量を増やすなど、7割が協力的だが、平日の家事分担は、自分3割:妻7割が最多。6割以上が妻の負担の方が大きいと回答。一方、50代男性管理職では18.6%が家事を全くしないと回答。30代とは家事参画に大きな差がみられた。

   
   

  新型コロナウイルスの影響による採用の課題、「採用スケジュールの見直し」が最多/民間調査
   

リクルートキャリアの研究機関・就職みらい研究所は13日、「2021年卒採用活動プロセスの見直しの現状に関する調査」結果を発表した。新型コロナウイルスの影響による採用課題(複数回答)は、「採用スケジュールの見直し」(76.6%)が最多、次いで「採用活動で使用する施設等」(43.8%)、「学生への採用情報の周知」(41.9%)など。また、約3割が、新型コロナウイルスによる影響を受けて「Webを活用した自社説明会・セミナー」の実施を決定したとしている。

(報道発表資料)
https://data.recruitcareer.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/research_20200313_1.pdf

   
   

  新型コロナウイルス等の影響を受け、中小企業の景況は悪化/民間調査
   

東京商工会議所は18日、東京23区内の中小企業の景況感に関する調査(2020年1〜3月期)結果を発表した。業況DI(前年同期比・全業種)は前期(2019年10〜12月期)比マイナス7.3ポイントのマイナス26.7。東日本大震災発生以降では2011年10〜12月期のマイナス32.2に次ぐ水準。新型コロナウイルスに関連する影響を受けたとの声が全業種から聞かれたほか、消費税引上げによる個人消費低迷や、人手不足による受注機会損失との声も聞かれたとしている。

(集計結果)
https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1021617

   
   

  8割超が「管理職になりたくない」と回答/民間調査
   

マンパワーグループは16日、役職についていない正社員20代〜50代の男女を対象として、「今後、管理職になりたいか」などに関する調査結果を発表した。「今後、管理職になりたいか」を聞いたところ、8割超が「なりたくない」と回答。年代別に見ると、年代が高くなるにつれて「なりたくない」という回答割合が増えた。管理職になりたくない理由は、「責任の重い仕事をしたくない」(51.2%)が最多、次いで「報酬面でのメリットが少ない」(40.4%)、「業務負荷が高い」(40.4%)など。

   
   

  パワハラ対策の実施内容、「相談窓口の設置」がトップ/民間調査
   

エン・ジャパンは24日、企業の人事担当者を対象とした「パワハラ対策」についてのアンケート調査結果を発表した。パワハラ対策の実施有無について、60%が「行なっている」と回答。具体的な実施内容(複数回答)は、「社内に相談窓口を設置」(72%)、「就業規則に罰則規定を設ける」(57%)、「管理職向けの研修・講習会の実施」(46%)など。改正労働施策総合推進法(大企業2020年6月施行、中小企業2022年4月施行)については、77%が「知っている」と回答。

   
   

  新型コロナウイルスにより、上場企業の多くが業績面でマイナスの影響を受けた/東京商工リサーチ
   

東京商工リサーチは19日、上場企業を対象とした「新型コロナウイルス影響」調査結果を発表した。新型コロナウイルスに関する業績への影響や対応策などを情報開示した657社のうち、422社が影響に言及した。うち151社(構成比35.7%)が、新型コロナウイルスは、業績などへのマイナス要因、業績予想の修正要因になったとしている。従業員などに感染者が出たことを公表した企業は56社。

   
   

  入社式「予定どおり」は42%、一方で「変更を検討中」と「取りやめ」も計36%/民間調査
   

労務行政研究所は24日、4月入社の新入社員がいる会社の人事労務・総務担当者を対象とした「新型コロナウイルスによる入社式、新入社員研修等への影響調査」結果を発表した。入社式について、「例年どおり集合形式で実施」(42.0%)が最多、次いで「実施形態の変更を検討中」(26.1%)、「実施を取りやめる」(10.2%)など。

(報道発表)
https://www.rosei.or.jp/research/pdf/000077766.pdf