労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2008年1月
 
 
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  動向  
     
  今春賃上げ率、1.91%と推計/第一生命経済研究所
   
第一生命経済研究所は9日、「今年の春闘賃上げ率見通し」を発表した。2008年の春闘賃上げ率は、企業収益や労働需給改善の足踏みにより、1.91%と前年より0.04ポイントの改善にとどまると推計。これは2008年度の個人消費を0.4%程度押し上げる要因になるとしている。
   
   

  北海道、東北企業の9割、「原油・素材価格の上昇が悪影響」
   
帝国データバンクは10日、「原油・素材価格の上昇に伴う企業への影響」についての調査結果を発表した。それによると、企業の85.5%(6,082社)が仕入価格の上昇で悪影響を受けており、具体的には1.6%が「危機的状況」、22.8%が「経営をかなり圧迫」、61.1%が「多少圧迫」と答えている。悪影響を受けている企業を地域別に見ると、北海道、東北で9割を超えている。
   
   

  08年度重点課題に「ワーク・ライフ・バランス推進」など/生産性本部
   
社会経済生産性本部は9日、2008年度の運動目標を発表した。「グローバル経営の推進」「ワーク・ライフ・バランスの推進による働き方暮らし方改革」「サービス産業生産性向上への取り組み」「政治改革による新しい国づくりの推進」の4つの重点課題に取り組むとしている。
   
   

  大学生の就職先人気企業、総合商社や金融が上位に
   
ダイヤモンド・ビッグ&リードはこのほど、現在就職活動中の大学3年生と大学院1年生を調査対象にした「就職先人気企業ランキング」の結果を発表した。文系では男子で三菱商事、女子で東京海上日動火災保険がトップに立つなど、総合商社や金融の人気が高い。理系では男子の人気が電機に集中し(1位は日立製作所)、女子は化学・化粧品、食品、電機に分散している(1位は資生堂)。
   
   

  07年の企業倒産1万959件、前年比17.2%増/帝国データ調査
   
帝国データバンクは17日、2007年の全国企業倒産集計(負債額1,000万円以上)の結果をとりまとめた。倒産件数は1万959件で、前年と比べ17.2%増加。建設業、小売業、サービス業での大幅な増加が全体の件数を押し上げた。負債総額は5兆4,917億2,800万円で、前年より4.2%増加している。
   
   

  転職支援サービス登録者の平均年収、トップは「投資銀行業務」
   
転職支援サービスのサイト「DODA(デューダ)」を運営する(株)インテリジェンスは16日、「職種別平均年収ランキング」を発表した。同サービス登録者の給与データをもとに作成したもので、「25〜29歳」「30〜34歳」「35〜39歳」の各年齢層とも、トップは「投資銀行業務」で、2位は「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」だった。
   
   

  希望・早期退職者募集の上場企業、5年ぶり増加/東京商工リサーチ
   
東京商工リサーチは23日、主要上場企業を対象にした2007年の希望・早期退職者募集状況の調査結果を発表した。07年に希望・早期退職者の募集を公表した企業は、具体的な内容を確認できたもので60社と前年より14社増え、5年ぶりに前年を上回った。産業別に見ると、消費者金融などの「その他金融」が13社と最も多い。応募が100人を超えたのは26社で、三菱UFJニコス(2,483人)、日本ビクター(1,399人)、パナホーム(1,086人)では1,000人を超えている。