労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
 
 
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  統計  
     
  製造業の残業時間、前年同月比11%減/10月の毎月勤労統計
   
厚生労働省が1日発表した毎月勤労統計調査結果(速報、従業員5人以上)によると、10月の現金給与総額は前年同月比0.1%減の27万4,751円だった。総実労働時間は152.2時間(前年同月比0.1%減)で、所定外労働時間は10.6時間(同4.5%減)。とくに製造業の所定外労働時間が11.1%減と大幅に減少している。常用雇用は前年同月と比べ1.3%増加。このうち一般労働者は1.5%増、パートタイム労働者は0.7%増だった。
   
   

  11月の業況DI、98年9月以来の低水準/日商LOBO調査
   
日本商工会議所が11月28日発表した「商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果」よると、11月の業況DI(全産業合計)は前月比2.1ポイント低下のマイナス64.6となり、1998年9月以来の低水準となった。従業員DIは前月からほぼ横ばい。産業別にみると、卸売、サービスで過剰感が若干弱まったものの、建設、製造、小売の3業種で強まった。
   
   

  9月の製造業の生産性、前年同月比0.5%上昇/生産性本部調査
   
社会経済生産性本部は11月27日、9月の労働生産性統計を発表した。製造業の労働生産性指数は107.4(2005年=100)で、前年同月と比べ0.5%上昇。前年同月比でプラスになったのは対象20業種のうち「精密機械」や「電子部品・デバイス」など11業種となっている。
   
   

  11地域全ての景況判断を下方修正/内閣府、地域経済動向
   
内閣府は11月28日、11月の地域経済動向を発表し、全国11地域全ての景況判断を前回(8月)から下方修正した。雇用情勢についても、南関東・東海・中国を「改善の動きに足踏みがみられる」から「悪化しつつある」とするなど、全地域の判断を下方修正している。
   
   

  07年度の実質GDPプラス1.9%、速報値を上方修正/国民経済計算
   
内閣府が2日発表した2007年度の国民経済計算(確報)によると、07年度の国内総生産(GDP)の実質成長率は1.9%で、速報値の1.7%を上方修正した。実質GDPを需要項目別に見ると、個人消費が0.9%増(速報1.7%増)、企業の設備投資が2.3%増(同0.1%減)、住宅投資が13.0%減(同13.3%減)、輸出が9.3%増(同9.5%増)、輸入が1.8%増(同2.0%増)となっている。
   
   

  役員賞与、前年同期比23.2%減少/財務省法人企業統計調査
   
財務省は4日、2008年7〜9月期の法人企業統計調査の結果を発表した。経常利益は10兆3,155億円で前年同期比22.4%のマイナス。人件費は44兆9,993億円で前年同期と比べて2.3%減少した。このうち従業員(パート・臨時社員含む)の給与は前年同期比2.7%減の29兆2,743億円、賞与は2.0%増の5兆8,077億円。役員の給与は0.1%減の4兆4,381億円、賞与は23.2%減の1,464億円だった。前年同期と比べ、従業員数は3.9%、役員数は1.8%、それぞれ減少している。
   
   

  外国人社員比率0.26%、「正社員」は4割/厚労省調査
   
厚生労働省は8日、「一部上場企業本社における外国人社員の活用実態に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、約半数が「本社で外国人社員を活用している」と回答。しかしながら、外国人社員の比率は1社平均0.26%にとどまっている。雇用形態は「正社員」が40.1%、「派遣社員」が28.4%、「契約社員」が22.1%など。正社員の職種については、「営業・販売」「研究開発」「システム開発・設計」などが多い。
   
   

  現状判断1.6ポイント低下、過去最低を更新/景気ウォッチャー調査
   
内閣府は8日、タクシー運転手やコンビニ経営者らに街角の景況感をたずねた11月の景気ウォッチャー調査の結果を発表した。現状判断DIは前月比1.6ポイント低下の21.0で、データが比較可能な2001年8月以降、最低を更新。株安や雇用情勢の悪化等による消費マインドの悪化、円高の影響による受注減少や、設備投資の見送り、新規求人数の減少や派遣契約解除の増加などにより、家計、企業、雇用、すべての指標で数値が低下した。
   
   

  一致指数2.5ポイント下落、過去2番目の下げ幅に/景気動向指数
   
内閣府が9日発表した10月の景気動向指数(2005年=100)速報によると、景気の現状を示す一致指数(CI)は前月と比べ2.5ポイント低下の97.6だった。データが比較可能な1980年以降、08年8月(2.9ポイント低下)に次いで過去2番目の下げ幅。有効求人倍率(除学卒)、中小企業売上高(製造業)などがマイナスに影響。先行指数は前月比4.2ポイント低下の85.0、遅行指数は0.3ポイント上昇の98.2となっている。
   
   

  GDP実質成長率、年率1.8%減に下方修正/7〜9月期、2次速報
   
内閣府は9日、2008年7〜9月期の四半期別GDP(国内総生産)2次速報値(季節調整値)を発表した。それによると、実質GDPの成長率は前期比0.5%減、年率換算1.8%減で、1次速報値(前期比0.1%減、年率換算0.4%減)を大幅に下方修正。実質GDPのマイナス成長は2四半期連続となった。需要項目別に見ると、個人消費が1次速報と変わらず0.3%増、設備投資が2.0%減(1次速報値1.7%減)、住宅投資が3.9%増(同4.0%増)、輸出が0.8%増(同0.7%増)、輸入が2.3%増(同1.9%増)となっている。
   
   

  1〜4人規模事業所の特別給与、前年比2.9%減少/08年毎勤特別調査
   
厚生労働省は10日、常用労働者1〜4人の事業所を対象にした2008年の「毎月勤労統計調査・特別調査」の結果を発表した。08年7月の「きまって支給する現金給与額」は19万2,630円で前年と比べ1.1%増加。しかしながら、過去1年間に「特別に支払われた現金給与額」については2.9%減少して20万8,367円となっている。
   
   

  消費者態度指数、前月比1.0ポイント低下/11月の消費動向調査
   
内閣府は12日、11月の全国消費動向調査の結果を発表した。今後半年間の見通しを示す「消費者態度指数(一般世帯)」は前月比1.0ポイント低下の28.4だった。「耐久消費財の買い時判断」が上昇したものの、「雇用環境」「収入の増え方」「暮らし向き」の意識指標で前月に比べ低下。特に「雇用環境」が3.7ポイント低下と、前月に続き大きく落ち込んでいる。
   
   

  10月の鉱工業生産指数、前月比3.1%低下/経済産業省、確報値
   
経済産業省は12日、10月の鉱工業生産・出荷・在庫指数の確報値を発表した。生産指数(季節調整値)は102.3(速報と同値)で前月より3.1%低下。輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などの業種が生産の低下に影響した。
   
   

  08年の労組組織率18.1%、パートは5%/労働組合基礎調査
   
厚生労働省は16日、2008年の労働組合基礎調査の結果を発表した。08年6月30日現在の労働組合の推定組織率(雇用者数に占める労働組合員数の割合)は18.1%で、過去最低を記録した前年と横ばい。労働組合員数は前年比1万5,000人(0.1%)減の1,006万人5,000人となっている。このうち、パートタイム労働者の組合員数は61万6,000人で、前年と比べ2万8,000人(4.7%)増加。推定組織率は5.0%、全組合員に占める割合は6.2%で、それぞれ前年から上昇している。

▽連合事務局長談話
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/danwa/2008/20081216_1229415951.html
▽全労連事務局長談話
http://www.zenroren.gr.jp/jp/opinion/2008/opinion081217.html
   
   

  大企業製造業の業況判断指数、21ポイント低下/日銀の12月短観
   
日本銀行が15日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)結果によると、大企業製造業の業況判断DI(「良い」と答えた企業から「悪い」とした企業割合を引いた値)はマイナス24と前回9月調査から21ポイント低下した。1975年2月調査(21ポイント低下)以来、約34年ぶりの大幅下落。 雇用人員の過剰感を示す指数(大企業製造業)は、前回調査と比べ10ポイント上昇のプラス8となっている。「過剰」が「不足」を上回るのは05年12月調査以来、3年ぶり。
   
   

  中小企業の従業員判断指数、18期ぶりに「過剰超」に転じる/中小機構
   
中小企業基盤整備機構は12日、全国の中小企業約1万9,000社を対象に四半期ごとに実施している「中小企業景況調査」の結果を発表した。10〜12月期の全産業の業況判断DIはマイナス42.0で、前期と比べ6.1ポイント低下。11期連続でマイナス幅が拡大した。「従業員過不足DI」については18期ぶりに「過剰超」に転じている。
   
   

  民間主要企業の夏のボーナス、前年比0.29%減/厚労省集計
   
厚生労働省は12日、民間主要企業の2008年夏季一時金妥結状況をまとめた。資本金10億円以上で従業員1,000人以上の労働組合のある企業のうち、妥結額を把握できた349社を対象に集計。それによると、妥結額(加重平均)は84万2,270円で、前年と比較可能な企業274社の対前年比は0.29%減と、02年以来のマイナスとなっている。
   
   

  10月の現金給与総額0.1%増、27万5,454円/毎勤統計確報値
   
厚生労働省が16日発表した10月の毎月勤労統計調査結果の確報値(規模5人以上)によると、現金給与総額は27万5,454円で前年同月と比べ0.1%上昇した(速報値は27万4,751円)。総実労働時間は前年同月比0.1%増の152.5時間(同152.2時間)。所定外労働時間は4.5%減の10.6時間(速報と同値)だった。常用雇用労働者は1.3%増(速報と同値)となっている。
   
   

  大企業の冬のボーナス、平均88万9,064円/日本経団連最終集計
   
日本経団連は17日、2008年年末賞与・一時金の大手企業妥結状況(最終集計・加重平均、175社)を発表した。それによると年末賞与・一時金の平均妥結額は88万9,064円で、前年集計(89万2,318円)と比べ3,254円の減少。業種別では、「食品」がマイナス14.97%と大きく減少した一方、「機械金属」はプラス13.70%と上昇率が最も高かった。金額では「鉄鋼」の104万2,737円が最も高くなっている。
   
   

  42%が「昇給・ベアとも実施」/08年1〜6月、日本経団連調査
   
日本経団連は17日、会員企業等を対象にした「昇給、ベースアップ実施状況調査結果(2008年1〜6月実施)」を発表した。昇給とベアの区別がある企業164社の賃上げ額(組合員平均)は6,662円。賃上げ率は2.09%で過去5年間で最も高い。また、昇給・ベアとも実施した企業は42.1%と3年連続で増加している。
   
   

  35歳「標準者」の賃金、39万1,471円/日本経団連調査
   
日本経団連は17日、「2008年6月度 定期賃金調査」の結果を発表した。学校卒業後直ちに入社し、引き続き在籍している従業員(標準者)の賃金は、大卒の管理・事務・技術労働者(総合職)の場合、25歳で23万9,595円、35歳で39万1,471円、45歳で54万1,356円、55歳で62万9,579円となっている。
   
   

  来春高卒予定者の就職内定率、66.8%/10月末現在、文科省調査
   
文部科学省が16日発表した2009年3月高校卒業予定者の就職内定率(10月末現在)は66.8%で、前年同期と比べ0.6ポイント低下した。男女別に見ると、男子は71.8%(0.4ポイント低下)、女子は60.3%(0.7ポイント低下)。就職希望者のうち就職内定に至っていないのは約6万9,000人となっている。
   
   

  一致指数、前月比2.4ポイント低下/10月の景気動向指数改訂値
   
内閣府が17日発表した10月の景気動向指数の改訂値は、景気の現状を示す「一致指数」が前月比2.4ポイント低下の97.7(速報値は97.6)だった。有効求人倍率(除学卒)や稼働率指数(製造業)などがマイナスに影響。景気の先行きを示す「先行指数」は85.2(速報値は85.0)、景気の広がりを示す「遅行指数」は98.2(速報と同値)となっている。
   
   

  11月の完全失業率3.9%、前月比0.2ポイント悪化/労働力調査
   
総務省統計局が26日発表した労働力調査(速報)によると、11月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント上昇の3.9%だった。男性は4.1%(前月3.9%)、女性は3.8%(同3.5%)。完全失業者数は256万人で1年前に比べ10万人増加した。一方、就業者数は6,391万人で10カ月連続の減少。運輸業、製造業などで減少し、医療・福祉などで増えている。
   
   

  11月の有効求人倍率0.76倍、04年2月以来の低水準
   
厚生労働省が26日発表した一般職業紹介状況によると、11月の有効求人倍率(季節調整値)は0.76倍で前月を0.04ポイント下回り、2004年2月以来の低水準となった。正社員の有効求人倍率は0.50倍で前年同月比0.13ポイントの低下、新規求人は23.7%減少。産業別では、前月に引き続き「製造業」「サービス業」「情報通信業」などで減少している。
   
   

  11月の鉱工業生産指数、前月比8.1%低下/経産省
   
経済産業省は26日、11月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を発表した。生産指数(季節調整値)は94.0で前月と比べ8.1%低下。同省では、こうした生産の動向を「急速に低下している」と判断。品目別では、普通乗用車、普通トラック、駆動伝導・操縦装置部品等が低下に影響している。
   
   

  製造業の残業時間、前年同月比20%減/11月の毎月勤労統計
   
厚生労働省が26日発表した毎月勤労統計調査結果(速報、従業員5人以上)によると、11月の現金給与総額は前年同月比1.9%減の28万4,879円だった。総実労働時間は149.9時間(前年同月比3.9%減)で、所定外労働時間は10.5時間(同7.0%減)。とくに製造業の所定外労働時間が20%減と大幅に減少している。常用雇用は前年同月と比べ1.0%増加。このうち一般労働者は1.4%増、パートタイム労働者は前年と同水準だった。
   
   

  「入職超過」幅が縮小/08年上半期の雇用動向調査
   
厚生労働省は25日、2008年上半期の雇用動向調査の結果を発表した。入職者は390万人(前年同期427万人)、離職者は371万人(同397万人)で、延べ労働移動者は761万人(同823万人)。入職者のうち転職入職者は230万人(同258万人)となっている。率でみると、入職率は8.7%(同9.7%)、離職率は8.2%(同9.0%)で、前年同期と比べ「入職超過」幅が縮小している。
   
   

  11月の全国消費者物価指数、前年同月比1.0%上昇/統計局
   
総務省統計局は26日、11月の全国消費者物価指数を発表した。それによると、生鮮食品を除く総合指数は101.6で、前月比0.8%の低下。前年同月比では1.0%の上昇となった。ガソリン価格は下落したが、食料、光熱・水道などの上昇が要因となっている。
(東京都区部12月分/中旬速報値)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-t.htm
   
   

  勤労者世帯の消費支出、前年同月比1.2%増加/家計調査報告
   
総務省統計局が26日発表した家計調査報告(速報)によると、11月の2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり28万4,762円だった。このうち勤労者世帯の消費支出は31万146円で、前年同月比1.2%の増加。実収入は43万9,394円で2カ月ぶりの実質減少(前年同月比0.3%減)となっている。
   
   

  製造業の従業員判断、「過剰気味」超過に転じる/法人企業景気予測
   
内閣府と財務省は24日、2008年10〜12月期の「法人企業景気予測調査」の結果を発表した。大企業(全産業)の景況判断指数はマイナス35.7ポイントで、04年の調査開始以来、過去最低を更新。従業員判断指数(大企業・全産業)についてはプラス2.5ポイントと「不足気味」超過になっているものの、製造業ではマイナス9.6ポイントと初めて「過剰気味」に転じた。
   
   

  従業員数DI、北米の輸送機械で過去最低に/海外現地法人四半期調査
   
経済産業省は24日、海外現地法人を有する日本企業を対象とした「海外現地法人四半期調査」の結果を発表した。それによると、北米の売上高の現状判断(10〜12月期)指数は前期比42.3ポイント低下のマイナス31.3で、調査開始以来最低の水準。北米の従業員判断指数も前期と比べ大幅に低下しており、特に輸送機械はマイナス30.6と過去最低を記録した。
   
   

  日本の1人あたりGDP、OECD加盟30カ国中19位に後退
   
内閣府が25日発表した2007年度の国民経済計算(確報)によると、07年の日本国民1人当たりの名目GDP(国内総生産)は3万4,326ドルで、OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国の中で第19位だった。前年は18位だったがイタリアに抜かれ、主要先進7カ国(G7)の中では最も低い。
   
   

  日本の労働生産性、OECD加盟30カ国中20位/生産性本部調査
   
社会経済生産性本部は24日、「労働生産性の国際比較」を発表した。それによると、2007年の日本の労働生産性(就業者1人あたりの付加価値)は804万円でOECD加盟30カ国中20位、主要先進7カ国(G7)では最下位。製造業の労働生産性は929万円で、OECD加盟国中12位、G7では米国、フランスに次ぐ3位となっている。
   
   

  11月の求人広告掲載件数、前年同月比24%減少/全求協
   
全国求人情報協会は25日、会員各社の11月の求人広告掲載件数の集計結果を発表した。求人メディア全体の掲載件数は65万7,930件(前年同月比24.3%減)。内訳を見ると、有料求人情報誌が5万2,054件(同37.0%減)、フリーペーパーが23万697件(同28.2%減)、折込求人紙が15万6,679件(同16.1%減)、求人サイトが21万8,500件(同21.7%減)だった。