労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
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■2018年3月
2月 1月
 
     
  労使  
     
  春闘のヤマ場に向けて中央集会を開催/連合
   
連合(神津里季生会長、約680万人)は3月5日、東京・文京区の後楽園ホールで2018春季生活闘争「政策・制度要求実現3.5中央集会」を開いた。構成組織の組合員など約1,200人が集まり、すべての働く者の賃上げや処遇改善などを訴えた。(JILPT調査部)
   
   

  大手の賃上げ要求額は平均3,782円/金属労協・集計登録組合の要求状況
   
金属関連の5産別でつくる金属労協(JCM、高倉明議長、約200万人)は1日、2018闘争の要求状況を公表した。2月28日現在で、ベアなどの賃上げ分を要求した大手の集計対象組合は54組合で、賃上げ分の要求額の平均は3,782円。昨年も賃上げ要求した同一の組合で要求額を昨年と比較すると、33円上回った。(JILPT調査部)
   
   

  賃金改善分の要求額平均は3,410円で昨年を上回る/自動車総連の要求状況
   
自動車総連(高倉明会長、約77万人)の加盟単組では、2月末までに全体の9割が要求提出を終えた。ほぼすべての単組が賃金改善分を要求しており、要求額の平均は3,410円と昨年の最終要求集計額(3,317円)を上回っている。(JILPT調査部)
   
   

  賃金改善要求額の平均は過去3年で最も高い4,800円超/JAMの要求状況
   
金属、機械関連の中小労組を多く抱えるJAM(安河内賢弘会長、約37万人)は1日、2月26日現在の2018春季生活闘争の要求状況を公表した。ベースアップなどの賃金改善分の要求額をみると、300人未満の単組の平均額が全体平均を上回っている。また、平均賃上げの要求額は過去3年間で最も高い額となっている。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html
   
   

  賃上げ要求、平均9,200円(3.12%)/連合の要求集計
   
連合は2日、2018春季生活闘争の要求集計結果(2月26日午前10時時点)を発表した。今春闘に取り組む組合数は7,793組合で、うちすでに要求を提出した組合は3,009組合(38.6%)。このうち平均賃金方式で要求を提出し、金額が集計できる2,359組合の要求水準は、9,200円(3.12%)。
   
   

  賃上げ要求額の平均は9,324円(3.58%)/UAゼンセンの要求集約状況
   
UAゼンセン(松浦昭彦会長、約169万人)は8日、本部で記者会見を開き、2018賃金闘争の5日時点での要求集約状況を公表した。正社員組合員の賃上げ要求額(賃金体系維持分を含む)の単純平均は9,324円(3.58%)で、パートタイム組合員は制度昇給とベア分を合わせて、時給で37.9円(3.97%)となっている。2年連続でパートタイム組合員の要求率が正社員組合員を上回った。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html
   
   

  電機、鉄鋼大手1,500円、自動車は前年プラスαの賃上げ/金属大手の集中回答日
   
自動車総連、電機連合など金属関係産別で構成し、春季労使交渉の相場形成に大きな影響力をもつ金属労協(JCM、高倉明議長、約200万人)加盟の主要労組に対して、14日、経営側が一斉に回答を示した。電機および鉄鋼大手ではベースアップ・賃金改善分として1,500円の引き上げ、自動車は前年プラスαの流れが形成されている。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html
   
   

  就活4年連続同じ日程 20年春入社/経団連
   
経団連は12日の会長・副会長会議で、2020年春入社の学生を対象とした来年の就職活動について、大学3年の3月に会社説明会、4年の6月に採用面接を解禁することを決めた。4年連続で同じ日程となる。21年春入社は見直しを含め検討しており、今秋ごろまでに結論を出す方針だ。(時事通信)

▽経団連会長・記者会見発言要旨
http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2018/0312.html
▽経団連「採用選考に関する指針」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/015.html
   
   

  「雇用契約・就業規則」に関する相談が最多/連合「全国一斉集中労働相談ホットライン」
   
連合は、2月8日から10日に「STOP 雇止め・雇用不安!全国一斉集中労働相談ホットライン」を実施、8日集計結果を発表した。相談件数は786件。業種別では「製造業」(16.6%)、「医療・福祉」(16.0%)などが上位。相談内容は「雇用契約・就業規則」(18.8%)が最も多く、次いで「解雇・退職強要・契約打切」(10.7%)、「パワハラ・嫌がらせ」(10.3%)などと続く。
   
   

  回答水準は追い風となる成果/連合
   
連合(神津里季生会長)は14日、金属大手を中心とする回答引き出しを受けて記者会見を開いた。集中回答日には、金属大手などが5年連続でベア・賃金改善などの賃上げ分を獲得したほか、UAゼンセン、情報労連、運輸労連、交通労連、航空連合、JEC連合、フード連合などの傘下の組合も回答を引き出した。なかには、非正規関連の回答が示された組合もある。連合は同日、「回答水準は昨年水準を上回る基調にあり、追い風となる成果だ」などとする春季生活闘争アピールを公表した。(JILPT調査部)
   
   

  ヤマ場の賃上げ獲得額は過去3年間で最高/金属労協の回答結果
   
金属労協(JCM、高倉明議長、約200万人)が集中回答日に設定した14日現在での大手組合の回答状況は、ベアなどの賃上げ獲得額が、過去3年間で最も高い水準となった。同日、本部で会見した高倉議長は「人への投資による組合員の意欲・活力向上、企業基盤の強化に寄与するものと確信する」などと評価した。(JILPT調査部)
   
   

  主要組合の賃金改善分は1,300〜3,000円と昨年を上回る/自動車総連
   
トヨタ自動車や日産自動車など自動車大手メーカーなどで構成する自動車総連(高倉明会長、約77万人)の拡大戦術会議登録組合は14日、ほとんどの組合において昨年を上回る賃金改善分を獲得して交渉を終えた。日産は組合側が満額の賃金改善分を獲得。一方、トヨタは昨年実績(1,300円)を上回ったものの、具体的な金額が公表されない異例な形での決着となった。(JILPT調査部)
   
   

  昨年実績を500円上回る1,500円引き上げで決着/電機連合中闘組合
   
産別統一闘争を展開する電機連合(野中孝泰委員長、約58万人)の中闘13組合(大手メーカー組合)の賃上げ交渉は14日、開発・設計職基幹労働者(30歳相当)の個別ポイントの賃金水準を、昨年実績を500円上回る1,500円で決着した。産業別最低賃金(18歳見合い)では1,000円増で労使が折り合った。(JILPT調査部)
   
   

  鉄鋼は18、19年度各1,500円、造船・重機は1,500円の賃金改善/基幹労連傘下の総合大手組合
   
基幹労連(神田健一委員長、約26万4,000人)に加盟する大手労組の賃上げ交渉は、鉄鋼は18、19年度それぞれ1,500円、造船・重機は2018年度で1,500円の賃金改善の回答を受けた。非鉄では、住友金属鉱山の組合が2018年度について満額回答となる3,500円の賃金改善を獲得した。(JILPT調査部)
   
   

  中小組合の賃金改善額が全体平均を上回る滑り出し/JAMのヤマ場回答
   
金属・機械関連の中小労組を多く抱える産別労組のJAM(安河内賢弘会長、約37万人)では、大手組合で構成する先行グループの大半の組合で前年実績比プラスの賃金改善分を獲得した。また、組合員数が300人未満および100人未満の組合が獲得した賃金改善分の平均額が全体平均を上回るなど、規模が小さい組合の健闘もみえる滑り出しとなっている。(JILPT調査部)
   
   

  化繊大手が2年連続で電機水準超え/UAゼンセンのヤマ場回答
   
繊維、化学、小売・流通や食品などの業界をカバーするUAゼンセン(松浦昭彦会長、約161万人)では、14日17時までに正社員組合員の賃金について34組合で本部の妥結承認を受けた。300人未満の組合の平均引き上げ額が300人以上の組合を上回っている。化繊大手では2年連続で電機大手の回答水準(1,500円)を上回る賃上げを獲得した。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html
   
   

  「2018年春季労使交渉」についてコメント/経団連・同友会
   
経団連と経済同友会は、2018年春季労使交渉集中回答日の14日、会長名及び代表幹事名でそれぞれコメントを発表した。一時金を含めた賃上げの動きが5年にわたり続いたことを評価、年収ベースで近年の実績を上回る賃金引上げや処遇改善が実施されることが望まれる、などとしている。

▽経団連/会長コメント
http://www.keidanren.or.jp/speech/comment/2018/0314.html
▽同友会/代表幹事コメント
https://www.doyukai.or.jp/chairmansmsg/comment/2017/180314_1740.html
   
   

  先行組合の平均賃上げ6,515円(2.16%)/連合の第1回集計
   
連合は16日、2018春季生活闘争の「第1回回答集計結果(第1先行組合の回答ゾーン最終日である16日午前10時時点の回答状況)」を発表した。平均賃金方式での定昇相当込みの賃上げ額(加重平均)は6,515円、率では2.16%。300人未満だけでみた賃上げ率は2.17%。集計組合数:675組合、集計組合員数:126万8,535人。
   
   

  景気の現状、「拡大している」が上昇/経済同友会アンケート
   
経済同友会は16日、経営トップ等を対象に実施した2018年3月の「景気定点観測アンケート調査」結果を発表した。景気の現状は、「拡大している」が2.6%から4.3%に上昇。今後の見通しについては、「緩やかに拡大」が83.9%から78.1%に低下。
   
   

  単純平均5,531円、1.94%/国民春闘共闘委員会が第2回賃上げ集計を公表
   
全労連や純中立組合などでつくる2018国民春闘共闘委員会(代表幹事:小田川義和全労連議長)が26日に公表した2018春闘・第2回賃上げ集計によると、23日時点で回答を引き出したのは285組合(登録組合の34.8%)、回答額の単純平均は5,531円、率で1.94%となった。加重平均では6,084円、2.05%となり、ともに金額では前年同期を上回っている。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html
   
   

  平均賃上げ、6,508円(2.17%)に/連合・第2回集計
   
連合は23日、「2018春季生活闘争・第2回回答集計結果」(22日午前10時時点)を発表した。第1回集計結果比541組合増の1,216組合が回答を引き出した。平均賃金方式での定昇相当込みの賃上げ額(加重平均)は6,508円、率では2.17%。全体としては第1回集計結果を若干上回る結果。第2回結果が第1回結果を上回るのは2016年以来。
   
   

  特集「科学技術立国日本を支える若手研究者育成に向けて」/連合総研『DIO』3月号
   
連合総研は、月刊レポート『DIO』3月号をホームページに掲載した。特集は「科学技術立国日本を支える若手研究者育成に向けて〜現状と課題〜」。3人の専門家が寄稿。
   
   

  ベア増額、初任給や再雇用者等の賃金改善などの回答/私鉄大手の賃上げ状況
   
私鉄総連(田野辺耕一委員長、11万5,000人)の大手組合は、3月15日までに賃上げ回答を引き出した。回答内容には、主に1.ベースアップ、または前年を上回る賃上げ獲得、2.初任給の引き上げ、3.再雇用者等の賃上げ――など多様な改善がみられたことが特徴となっている。(JILPT調査部)
   
   

  JR東日本、東海、西日本でベア前年を上回る/JR各社の賃上げ回答
   
JR各社では、14日の西日本に始まり、15日に東海、16日に東日本と、本州3社で前年を上回るベースアップ回答が示された。16日にはJR九州でもベア回答が出ている。さらに同日、JR北海道、JR貨物でも回答が出され、北海道は前年同様ベアゼロだったが、貨物は19年ぶりのベア回答が示された。決着が遅れたJR四国では、23日、ベアが見送られたものの、夏季手当の回答が前年を上回った。(JILPT調査部)

▽今春闘の動向(既報)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/shunto/index.html