労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2006年11月
10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月  
 
 
【1】【2】 【1】【2】
     
  統計  
     
  9月の完全失業率、4.2%に上昇/「自己都合」が増加、労働力調査
   
総務省統計局が10月31日発表した労働力調査の結果(速報)によると、9月の完全失業率(季節調整値)は4.2%となり、前月に比べ0.1ポイント上昇した。男性は4.3%で前月と同率だったが、女性は4.1%で前月より0.2ポイント高まった。完全失業者数は280万人で前年同月と比べ5万人減少。求職理由別に見ると、「自己都合」の失業者は8万人増加したが、「勤め先都合」は9万人減少している。
   
   

  9月の有効求人倍率、1.08倍で前月と同水準
   
厚生労働省が10月31日発表した一般職業紹介状況によると、9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.08で前月と同水準だった。有効求人は0.3%減、有効求職者は0.1%増。都道府県別に見ると、最高が愛知の1.89倍で、最低が青森の0.42倍だった。新規求人は前年同月比で2.2%増加。産業別に見ると、医療,福祉(16.0%増)などの伸びが大きい。
   
   

  勤労者世帯の実収入、実質0.5%減/家計調査
   
総務省統計局が10月31日発表した家計調査報告(2人以上世帯、農林漁家世帯含む)によると、9月の勤労者世帯の消費支出は1世帯あたり29万5,750円で、前年同期と比べ、物価変動を除いた実質で6.6%減少している。実収入は実質0.5%減の42万9,017円だった。全世帯の消費支出は1世帯あたり27万3,194円で、前年同期と比べ6.0%減少した。
   
   

  全国消費者物価指数、前年同月比0.2%上昇
   
総務省統計局が10月27日公表した9月の全国消費者物価指数は生鮮食品を除く総合指数で100.4となり、前年同月と比べ0.2%上昇した。また、東京都区部の10月分中旬速報値(生鮮食品を除く総合指数)は100.3で、前年同月と比べ0.1%上昇している。(全国消費者物価指数/9月)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm
(東京都区部消費者物価指数/10月中旬速報値)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-t.htm
   
   

  9月の鉱工業生産指数、前月比0.7%低下
   
経済産業省は10月30日、9月の鉱工業生産・出荷・在庫指数を発表した。生産指数(季節調整値)は106.0で前月と比べ0.7%低下。業種別に見ると、輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業など、品目別では普通乗用車、半導体製造装置、駆動伝導・操縦装置部品が低下に寄与した。10月は0.2%低下、11月は0.5%上昇と予測している。
   
   

  今夏のボーナス、前年比1.3%増/毎月勤労統計調査
   
厚生労働省は10月31日、9月の毎月勤労統計調査の結果(速報)及び06年夏季賞与の結果(確報)を発表した。現金給与総額は前年同月と同水準の27万6,535円。実質賃金は1.2%減少した。2006年夏季賞与は05年夏季賞与に比べ1.3%増の41万6,054円。製造業は1.5%、卸売・小売業は4.0%、サービス業は0.1%、それぞれ増加している。
   
   

  05国勢調査の総人口、前年推計値を2万2,000人下回る
   
総務省統計局は10月31日、2005年10月1日の国勢調査による総人口(確定数)を1億2,776万7,994人と発表した。2000年の前回調査からの人口増加率は0.7%で、調査開始以来最も低い。調査1年前の推計人口は1億2779.0万人で、今回の確定数はこれを2万2,000人下回っている。10月1日現在の人口が前年を下回ったのは戦後初めて。
   
   

  日本経済、「息の長い拡大を続ける」と予想/日銀の「展望レポート」
   
日本銀行は10月31日、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)を発表した。日本経済は、前回4月のレポートと比べると「企業部門は幾分強め、家計部門は幾分弱めとなっているが、全体として概ね見通しに沿って推移している」と指摘。06年度後半から07年度の展望については、「内需と外需がともに増加し、企業部門から家計部門への波及が進むもとで、息の長い拡大を続ける」と予想している。
   
   

  「貯蓄現在高」などの格差が拡大/04年全国消費実態調査
   
総務省統計局は2日、2004年全国消費実態調査/各種係数、所得分布に関する結果速報を発表した。家計資産の分布をジニ係数(所得が完全に平等に分配されている場合に比べ、どれだけ分配が偏っているかを示す)で見ると、住宅・宅地資産で大幅に縮小する一方、貯蓄現在高などでは、やや拡大している。また、所得再分配の効果を世帯主の年齢階級別に見ると、年齢階級が高くなるにしたがって大きくなっている。
   
   

  2カ月ぶりにマイナス幅が縮小/10月の日商LOBO調査
   
日本商工会議所は1日、10月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査の結果を発表した。全産業合計の業況DI(前年同月比)は前月よりマイナス幅が1.8ポイント縮小してマイナス25.2となり、2カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。産業別に見ると、卸売、小売でマイナス幅が拡大したものの、他の3業種では縮小している。
   
   

  雇用改善を背景に労働人口が流入する愛知県/内閣府レポート
   

内閣府は6日、「雇用改善を背景に労働人口が流入する愛知県」と題するレポートを発表した。地域別社会移動人口を見ると、東海地域は2004年に「転入超」に転じ、05年にはその幅を拡大。なかでも、愛知県への転入超過数が年々増加し、地域全体を押し上げている。その主な要因として、「他の地域に比べ著しく改善が進む雇用情勢を背景に、若年層の労働移動が起こっている可能性がある」と指摘した。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/shihyo/2006/1106/766.html

○家計調査(2人以上世帯、農林漁家世帯除く)9月分速報/総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/hinou/index.htm

   
   

  一致指数、「横ばい」の50%に低下/9月の景気動向指数
   
内閣府は8日、9月の景気動向指数(速報)を発表した。景気の現状を示す「一致指数」は横ばいを意味する50.0%に低下。生産指数(鉱工業)など4つの指標の変化方向はプラスだったが、有効求人倍率(学卒除く)は横ばいとなっている。先行指数は20.0%と3カ月連続で50%を下回り、遅行指数は62.5%と2カ月ぶりに50%を上回った。
   
   

  現状判断DI、3カ月ぶりに低下/景気ウォッチャー調査
   

内閣府は9日、10月の景気ウォッチャー調査の結果を発表した。現状判断DIは前月より0.2ポイント低い50.8と3カ月ぶりに低下したが、横ばいを示す50は3カ月連続で上回っている。先行き判断DIは前月比0.3ポイント低下の52.5。小売や製造業にやや弱さがみられ、3か月ぶりに低下した。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2006/1109watcher/bassui.html

○毎月勤労統計調査(地方調査)5月分結果概要
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/18/05.html

   
   

  大卒就職内定率、前年同期を2.3ポイント上回る/厚労省・文科省調査
   
厚生労働省と文部科学省が10日発表した2006年度大学等卒業予定者の就職内定率(10月1日現在)は68.1%で、前年同期を2.3ポイント上回っている。男子は69.6%、女子は66.4%となり、前年同期と比べ、それぞれ1.5ポイント、3.5ポイント上昇した。
   
   

  高卒者の就職内定率、48.4%に上昇/厚労省まとめ
   
厚生労働省は10日、2006年度の高校新卒者の就職内定状況(9月末現在)を発表した。内定者数は9万6,000人で、就職内定率は48.4%と前年同期を4.4ポイント上回っている。男子は55.2%(前年同期比4.9ポイント上昇)、女子は40.1%(同3.8ポイント上昇)だった。求人倍率は1.44倍となり、前年同期を0.24ポイント上回っている。
   
   

  各地で新規学卒者の採用が好調/内閣府レポート
   
内閣府は13日、「変化が生じている地域の雇用情勢」と題するレポートを発表した。最近の各地域の雇用情勢について、「新規学卒者の採用が好調であるなど、労働市場への参入が進んでいることに加え、幅広い業種で就業者の増加が期待できる」との見方を示している。
   
   

  実質GDP成長率、年率2.0%増/7〜9月期
   
内閣府は14日、2006年7〜9月期の国内総生産(GDP)1次速報を発表した。実質GDP成長率(季節調整値)は前期比0.5%増(年率換算2.0%増)で、7四半期連続のプラス成長になっている。どの需要がGDPをどれだけ増加させたかを示す「寄与度」は、国内需要(内需)が0.1%、財貨・サービスの純輸出(外需)が0.4%だった。
   
   

  業況判断DI、前期比3.7ポイント悪化/個人企業経済調査
   
総務省統計局は13日、個人経営の事業所を対象にした「個人企業経済調査」(動向編)の結果(速報)を発表した。7〜9月期の業況判断DIはマイナス65.3で、前期(4〜6月期)に比べ3.7ポイント悪化。来期(10〜12月期)の業況見通しDIはマイナス57.6で、今期より7.7ポイント改善の見通しとなっている。
   
   

  一般世帯の消費者態度指数、前月比1.9ポイント上昇/消費動向調査
   
内閣府は13日、10月の全国消費動向調査の結果を発表した。一般世帯の消費者態度指数は前月より1.9ポイント上昇し48.2。「耐久消費財の買い時判断」「収入の増え方」「暮らし向き」「雇用環境」のすべての指標が前月に比べ上昇している。