労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2007年7月
6月 5月 4月 3月 2月 1月          
 
 
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  動向  
     
  「女性活躍サポート・フォーラム」を開設/21世紀職業財団
   

財団法人21世紀職業財団はこのほど、「女性活躍サポート・フォーラム」(会員制)を設け、企業の人事担当者や女性社員を対象にしたセミナーの実施や女性社員の社外ネットワークの構築を支援する取り組みを始めた。すでに首都圏では事業をスタートしており、関西圏では10日に大阪で設立記念セミナーが開かれる。参加企業は2日現在で51社。

   
   

  07年の医療機関倒産、01年以降では最多のペースで推移/帝国データ
   

帝国データバンクはこのほど、医療機関の倒産動向調査の結果を発表した。2001年から07年5月までの医療機関(病院、診療所など)の倒産件数は190件で、年別に見ると04年の32件が最多。07年はすでに28件発生しており、01年以降では最も多いペースで推移している。

   
   

  育児休業期間、26%が「法定上回る」/労務行政研究所調査
   

財団法人労務行政研究所は5日、上場企業などを対象にした「仕事と子育ての両立支援実態調査」の結果を発表した。育児休業の期間について、「法定どおり」(子が1歳に達するまで。保育園の入所待ちなど、一定の場合には、子が1歳6カ月に達するまで)という企業は73.8%で、「法定を上回る」が26.3%にのぼっている。「法定を上回る」企業の割合は3年前の調査に比べて、11ポイント増加した。

   
   

  新入社員の67%が終身雇用を希望/産能大学調査
   

産業能率大学は5日、同大学のセミナーに参加した新入社員を対象に、働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などをたずねた調査結果を発表した。終身雇用制度を望む新入社員は67.8%で、1990年の調査開始以来、最も高い割合となっている。年功序列と成果主義のどちらを希望するかを聞いたところ、64%が成果主義をあげ、年功序列は36%にとどまった。

   
   

  今夏のクールビズ、企業の6割で実施/帝国データバンク調査
   

帝国データバンクは5日、「クールビズに対する企業の動向調査」の結果を発表した。今年6月下旬時点で「すでにクールビズを開始している」という企業は41.8%と、前年同期より9.5ポイント増加。「検討中」(16.1%)と合わせると、今夏のクールビズの実施企業は約6割(57.9%)になる見通しとなっており、とくに中小企業での浸透が目立つ。

   
   

  上半期の倒産件数、3年ぶりの7,000件台/東京商工リサーチ
   

東京商工リサーチは11日、2007年上半期の全国企業倒産状況を発表した。負債総額1,000万円以上の企業の倒産件数は7,056件で、前年同期と比べ427件(6.4%)増加。上半期としては2年連続で前年同期比増となり、3年ぶりに7,000件を上回った。負債総額は2兆6,519億5,500万円と前年同期比で9.3%減少し、上半期としては1991年以降最小金額となっている。

   
   

  経営者の7割、「法令遵守超える取り組み」目指す/生産性本部調査
   

財団法人社会経済生産性本部は12日、「経営者の志と倫理」に関する実態調査の結果を発表した。企業倫理の基本的な考え方について、経営者の7割が「法令遵守を超えたレベルの高い取り組み」を目指していると回答。また、「企業経営で重点を置いているもの」のトップは「顧客価値の充足、顧客へのサービス」(75.4%)で、「収益の向上」(69.9%)がこれに続き、「従業員の満足、資質の向上」は3位(55.1%)だった。

   
   

  IT技術者の転職、給与・年収の高さを最重視/アイティメディア調査
   

IT技術者向け転職支援サイトなどを運営するアイティメディアは10日、「ITエンジニアの転職意識」についての調査結果を発表した。「転職先を選ぶ際の重視点」のトップは「現在よりも給与/年収が高い」(62.9%)で、「自分の能力/適性を生かした仕事ができる」(43.1%)、「企業や経営者の理念/方針」(41.0%)が続いている。転職先の人気企業は日本アイ・ビー・エム、グーグル、マイクロソフトなど。

   
   

  上場企業39社で希望退職者を募集/07年上半期、東京商工リサーチ
   

東京商工リサーチは17日、主要上場企業を対象にした2007年上半期の「希望・早期退職者募集状況調査」の結果を発表した。希望・早期退職者の募集を実施またはその予定を公表したのは39社で、前年同期より9社増加。募集人員で最も多かったのはアプラスの750人で、アステラス製薬(グループ会社含む)の500人、アイフル(同)の400人が続いている。業種別に見ると、その他金融(消費者金融等)、建設、電気機器が目立つ。

   
   

  上半期の第三セクターの倒産は12件/東京商工リサーチ調査
   

東京商工リサーチは17日、2007年上半期の「第三セクターの清算状況」をまとめた。第三セクター(商法法人)の倒産は12社、解散は26件となっており、業種別に見ると、不動産賃貸とホテルが各3社倒産、温泉施設が7社、鉄道会社が2社解散している。

   
   

  製造業の労働生産性、前年同月比1.7%上昇/5月、生産性本部
   

財団法人社会経済生産性本部は26日、2007年5月の「労働生産性の動向」を発表した。製造業の労働生産性は前年同月比で1.7%上昇。1年9カ月連続で、前年同月比でのプラスが続いている。業種別に見ると、輸送機械(8.0%上昇)、電子部品・デバイス(5.9%上昇)などの伸びが大きい。化学(7.3%低下)、石油・石炭製品(7.1%低下)では低下した。

   
   

  余暇関連の市場規模、16年ぶりに80兆円台割り込む/レジャー白書
   

財団法人社会経済生産性本部余暇総研は25日、「レジャー白書2007−余暇需要の変化とニューツーリズム」を発表した。2006年の余暇関連産業の市場規模は78兆9,210億円と前年より1.6%減少し、90年以来16年ぶりに80兆円台を割り込んだ。パチンコなどギャンブル系市場の減少による影響が大きく、その他の産業の市場規模は横ばいを維持している。