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労働 HOT NEWS


2024年

2024年度の過去の記事は、ご覧になりたい月をクリックしてください。


2024年12月


動画版「2024年版 労働経済の分析」を公開/厚労省

厚生労働省は2日、9月公表の「2024年版 労働経済の分析」(労働経済白書)の解説動画を公開した。 白書をより多くの人々に知ってもらうために作成。「3分で読み解く!2024年版労働経済白書」をはじめ、 「日本はどれくらい人手不足なの?」「人手不足で給料は上がるの?」等、5つのトピックについて解説している。

「フリーランスの取引に関する新しい法律」について首相メッセージ/政府

石破首相は2日、11月1日に施行された「フリーランスの取引に関する新しい法律」に関する メッセージを公表した。「この法律では、フリーランスの人に発注する事業者が守らなければいけない、 そういう事項を定めている」として特設サイト、「フリーランス・トラブル110番」などを紹介し 「誰もが希望に応じた働き方ができるよう、政府として、フリーランスの皆様方の活躍を応援していく。」としている。

労務費の価格転嫁率は44.7%/中小企業庁調査

中小企業庁は11月29日、「価格交渉促進月間(2024年9月)のフォローアップ調査」結果を公表した。 価格交渉が行われた割合は54.9%(前回24年3月調査59.4%、「価格交渉不要」の回答を含む割合)。 価格交渉した企業のうち「労務費についても交渉した」は70.4%で、前回調査(68.9%)から増加。交渉を 「希望したが出来なかった」は7.6%で前回調査より減小(調査結果p.6)。労務費の転嫁率は44.7%で、 前回調査(40.0%)より上昇(調査結果p.9)。コスト全体の価格転嫁率は49.7%で、前回3月調査(46.1%) より増加。「(一部でも)価格転嫁できた」は前回調査比3ポイント増の79.9%。「転嫁できず・マイナス となった」は20.1%で前回調査より減少。転嫁できた企業とできない企業の二極化がみられる。

予算編成の基本方針及び持続可能な地方行財政・社会保障について議論/経済財政諮問会議

政府は3日、経済財政諮問会議を開催し、2025年度予算編成の基本方針及び持続可能な地方行財政・社会保障 について議論した。首相は議論を踏まえ、「給付費の対GDP(国内総生産)比を抑制し、制度の持続可能性を 確保するため、給付と負担の改革を継続」、来年度予算においても、「骨太2024に沿い、賃金や調達価格の 上昇に対応するとともに、給付費全体の伸びを抑制する必要がある」と述べ、社会保障制度改革を進め、特に 年収の壁への対応を含め、働き方に中立的な制度構築に向けた年金制度改革や、医療・介護提供体制の課題 について、通常国会への法案提出に向け、検討を進めるよう厚労大臣に指示した。 また、有識者議員から、生涯活躍社会の実現に向けた働き方に中立的な制度の確立として、被用者保険の 適用拡大、年収の壁・支援強化パッケージの手続き簡素化、在職老齢年金の支給停止の収入基準額引上げを 提示する資料が提出された(資料8)。

高年齢雇用継続給付の支給率、2025年4月1日から10%に変更/厚労省

厚生労働省は、高年齢雇用継続給付の支給率変更に関するリーフレットを公表した。 同給付は、60歳到達等時点に比べ賃金が75%未満に低下した状態で働き続ける60歳以上65歳未満で 被保険者期間5年以上の雇用保険被保険者に給付金を支給する制度。25年4月1日以降は、 各月に支払われた賃金の10%(変更前15%)を限度とすることとなる。

今後の労働基準関係法制の見直しに向け、報告書(案)を提示/厚労省研究会

厚生労働省の労働基準関係法制研究会は10日、報告書(案)を提示した。全体に共通する課題(労基法上の 「労働者」「事業」の概念、労使コミュニケーションの在り方等)と、労働時間法制の具体的課題を検討。 労働時間法制については、副業・兼業を促進するため、本業と副業先の労働時間を通算する現行制度から、 割増賃金の支払いでは通算しない制度改正に取り組むべきとした。また、労災の認定基準の心理的負荷にある 2週間以上の連続勤務を防ぐなどの観点から、13日を超える連続勤務の禁止規定を労基法に設けることや、 法定休日の特定を規定すること、テレワークに日単位のフレックスタイム制を導入すること、「勤務間 インターバル制度」の抜本的な導入促進と法規制強化、法定労働時間を週44時間とする特例措置の撤廃等 について検討することを提起している。

石川県一部地域における労働保険料などの、申告・納期限の延長後の期限を決定/厚労省

厚生労働省は9日、能登半島地震に伴い、対象地域で延長してきた労働保険料や障害者雇用納付金 などの申告・納期限について、一部地域の延長後の期限を2025年1月31日と決定した、と発表した。 適用対象地域は、石川県七尾市、羽咋郡志賀町。石川県輪島市、珠洲市、鳳珠郡穴水町・能登町の 申告・納期限については、引き続き延長措置を継続している。 対象となるのは24年1月1日から25年1月30日までに申告・納期限が来る労働保険料、一般拠出金及び障害者雇用納付金。

2024年度「安全優良職長厚生労働大臣顕彰」受賞者を決定/厚労省

厚生労働省は6日、2024年度の「安全優良職長厚生労働大臣顕彰」の受賞者決定を公表した。 これは、優れた技能と経験を持ち、担当する現場や部署で作業の安全を確保して優良な成績を挙げた職長 (事業場で部下の作業員を指揮監督し、作業の安全確保・遂行に責任を持ち、「安全」を実現する監督者。 「安全のキーパーソン」)を顕彰するもの。24年度は111名が受賞する。 この制度は、高い安全意識を持って安全指導を実践してきた優秀な職長を顕彰し、その職長を中心とした 事業場や地域における安全活動を活性化することを目的としており、98年度から始まり、今回で27回目。

被用者保険の適用拡大、企業規模・賃金要件の撤廃などを提示/厚労省年金部会

厚生労働省は10日、社会保障審議会年金部会を開催し、被用者保険の適用拡大と「年収の壁」への対応などを 議論した。短時間労働者の適用範囲の見直しについては、企業規模要件(従業員50人超)の撤廃案を示していたが、 今回の部会で「賃金要件」の撤廃も提示し、撤廃時期は最賃動向を踏まえて配慮するとした(資料1・p.4)。 賃金要件の撤廃→企業規模要件の撤廃→非適用業種の解消という進め方を示したうえで、企業規模要件の撤廃と 非適用業種の解消については十分な周知・準備期間を確保すべきではないかとしている(同p.7)。 手取り収入の減少回避に就業調整を行う従業員に対し、労使合意に基づき、事業主が被保険者の保険料負担を 軽減し、事業主負担の割合を増加させる特例は、標準報酬月額12.6万円以下の者を想定とする案が示された(同p.14)。

石綿による疾病に関する労災保険給付、前年度より請求件数は減少・支給決定件数は増加/厚労省

厚生労働省は11日、2023年度の「石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況」(確定値)を 公表した。「労災保険給付」(肺がん、中皮腫、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚)の請求件数は1,305件 (対前年度比4.1%減)、支給決定件数は1,170件(同8.4%増)。石綿肺の支給決定件数は62件(同1.6%増)。 死亡労働者の遺族のうち、時効(5年)により遺族補償給付を受けることができない遺族を対象とする 「特別遺族給付金」の支給決定件数は159件(同1件・6.5%減)だった。

石綿ばく露作業による労災認定等事業場数、建設業825、建設業以外408/厚労省

厚生労働省は11日、「2023年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場」を公表した。 石綿ばく露作業による労災認定等事業場は1,233事業所(うち新規公表975事業場)、 建設業は825事業場(同745事業場)、建設業以外の事業場は408事業場(同230事業場)。 事業場で過去に就労していた労働者に、石綿ばく露作業に従事した可能性があることの 注意喚起、事業場周辺住民が自身の健康状態を改めて確認することなどを目的に公表している。

2024年度国家公務員採用総合職試験「教養区分」合格者数、467人/人事院

人事院は12日、2024年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)「教養区分」の合格者を発表した。 合格者数は467人(前年度423人)で前年度に比べ44人・10.4%増加し、過去最高。申込者数4,734人(同4,014人) に対する、倍率は10.1倍(同9.5倍)。女性の合格者数は136人で、全合格者数の29.1%。前年度からの 受験可能年齢引下げにより受験可能となった19歳の合格者数は53人で、11.3%。 24年度の総合職試験全体(春秋計)の合格者数は2,420人、倍率は7.6倍。女性合格者数は788人、 全合格者数の32.6%で、合格者数・割合とも前年度(821人・33.5%)をやや下回った。 「教養区分」は、専攻分野にとらわれない広範な見識を有する学生や外国の大学の卒業者など多様な有為の 人材確保に資することを目的とした試験区分で、毎年秋に実施。24年度総合職試験合格者の19.3% (前年度は17.3%)を占め、比率は過去最高。

第6次「男女共同参画基本計画」および「女性骨太方針」策定に向け、検討を開始/政府会議

政府は13日、男女共同参画会議を開き、第6次「男女共同参画基本計画」および「女性版骨太の方針2025」の 策定に向け、検討を開始した。首相は、「男女間の賃金格差の是正は、引き続き喫緊の課題」として、 「あらゆる分野の意思決定層における女性の参画拡大、全ての人が希望に応じて働くことができる環境づくり などに取組の強化が必要」などと述べ 、2025年6月をめどに「女性版骨太の方針2025」を、同年12月をめどに 第6次「男女共同参画基本計画」を取りまとめるよう指示をした(現行の第5次基本計画の「施策の基本的 方向」及び「具体的な取組」は、25年度末までを定めているもの)。 ▽会議資料 https://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/gijisidai/ka73-s.html

男女間賃金差異、女性管理職比率の公表義務を101人以上の企業に/厚労省

厚生労働省は16日、労政審雇用環境・均等分科会で、「女性活躍の更なる推進及び職場におけるハラスメント 防止対策の強化について(案)」 を示した。女性活躍推進法について期限を10年間延長したうえで、男女間 賃金差異、女性管理職比率の公表義務を従業員101人以上の企業とするなどの、更なる取組推進が適当とした。 カスタマーハラスメントについては、「顧客、取引先、施設利用者その他の利害関係者が行うこと」、 「社会通念上相当な範囲を超えた言動であること」、「労働者の就業環境が害されること」の3要素を満たす ものと定義し、対策については事業主の雇用管理上の措置義務とした。具体例や事業主が講ずべき措置は 指針で明確化する。他に、就活等求職者へのセクハラ対策強化、パワハラの3要件を満たす「自爆営業」は パワ―ハラスメントに該当すると防止指針に明記する、などとしている。

2025年3月高校卒業予定者の10月末現在の就職内定率、77.3%/文科省

文部科学省は13日、「2025年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2024年10月末現在)」調査を公表した。 就職内定率は77.3%で、前年同月比0.1ポイント増。男女別では男子77.9%(同0.1ポイント増)、女子76.2% (同0.2ポイント増)。学科別では、内定率の高い順に、看護89.2%、工業89.0%、商業82.9%など。普通科は64.2%。

賃金のデジタル払いにおける資金移動業者を指定/厚労省

厚生労働省は13日、賃金のデジタル払いを認める資金移動業者の指定を公表した。同業者の指定は8月に続き、 2社目。賃金の通貨払い原則(労基法24条)の例外として、2022年の労働基準法施行規則の改正により、 労使協定を締結し労働者が同意した場合、銀行口座と証券総合口座への振込みのほか、破綻時の弁済、適時の 換金等の要件を満たすと厚生労働大臣が認めた指定資金移動業者の口座に振り込む賃金のデジタル払いが追加されている。

兼業で過労自殺 ストレス重複、初の総合評価―労基署

愛知県の男性=当時(60)=がうつ病を発症して自殺したのは、掛け持ちしていた仕事のストレスが 重なったためだとして、名古屋北労働基準監督署が労災認定していたことが16日、分かった。決定は 4月10日付。遺族の代理人弁護士が取材に明らかにした。 厚生労働省によると、複数職場での労働時間や心理的負荷を総合的に評価できるようになった2020年の 労災保険法改正以降、心理的負荷の総合評価により過労自殺とした認定は初めてとみられる。(時事通信)2024年12月16日

職場におけるハラスメントについて特集/「厚生労働」12月号

厚生労働省の広報誌「厚生労働」12月号では、「調査から読み取る 職場におけるハラスメント対策」を 特集している。12月の「職場のハラスメント撲滅月間」に合わせ、ハラスメントについてや、職場における ハラスメントの現状について、「2023年度 職場のハラスメントに関する実態調査」結果をもとに、解説。 また、若手職員たちの取り組み・気づきを紹介する「未来(あした)のつぼみ」では、「最低賃金」に関する 仕事に取り組む賃金課職員を取り上げている。

特定技能制度及び育成就労制度に関する有識者会議開催を決定/政府会議

政府は17日、外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議を開き、特定技能制度及び育成就労制度の基本方針 及び分野別運用方針に関する有識者会議を開催することとした。官房長官は「人手不足が深刻化する中、 我が国が外国人材から選ばれる国になるためには、魅力ある受入れ制度構築が必要」「そのためには、 共生社会実現を目指し、外国人材がキャリアアップできる分かりやすい制度とし、人権侵害等の防止・ 是正等を図ることが重要」と述べ、有識者会議でそれらを踏まえた両制度の基本方針及び分野別運用方針に ついての議論を期待するとした。同会議は、基本方針案への意見提出(2025年2月)、分野別運用方針案 への意見提出(25年12月、26年12月)を予定している。

能登半島地震等に係る新たな雇用対策を実施/厚労省

厚生労働省は17日、能登半島地域における新たな雇用対策の実施を公表した。2024年能登半島地震の災害に 伴う雇用調整助成金の特例措置は、最短で24年12月末をもって終了し、今後、同地域の雇用維持支援は、 在籍型出向への支援が中心となる。 「産業雇用安定助成金(災害特例人材確保支援コース)」は在籍型出向により人材を確保する場合に、 出向元・出向先双方の事業主に一定期間の助成を行う。「雇用調整助成金(能登半島 地震豪雨・半島過疎 臨時特例)」は地震後に豪雨災害が重なったことや、地理的制約などに鑑み、2025年1年間に限り、 能登半島地震特例措置に代わる措置として実施する。

「キャリア教育アワード」「キャリア教育推進連携表彰」受賞団体等決定とシンポジウム開催/経産省・文科省・厚労省

経済産業省は16日、産業界による「キャリア教育」の取組奨励のため、優れた取組みを行う企業・団体等を 表彰する第14回「キャリア教育アワード」と、文部科学省と共同で学校を中心としたキャリア教育推進のため 各界連携して実施する取組を奨励する第13回「キャリア教育推進連携表彰」の受賞団体等を決定した。 また、2025年2月6日(木)に経産省・文科省・厚労省の3省合同で「24年度キャリア教育推進連携シンポ ジウム」を開催し、上記表彰団体等の表彰式のほか、講演や事例発表を行う。表彰式関係者以外もオンライン での視聴可。参加無料、要事前申込。

2026年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程を公表/関係省庁連絡会議

就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議は5日、2026年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に 関する考え方を公表した。日程は25年度卒と同様、広報活動開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、 採用選考活動開始は卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降、を原則 とする。ただし、専門活用型インターンシップを通じて判断される者については、(1) 卒業・修了年度に入る 直前の春休み以降で、専門活用型インターンシップを活用し、かつ(2)インターンシップ後の採用選考を経る ことにより、6月の採用選考開始時期にとらわれないこととする。あわせて、内(々)定と引換えに、他社 への就職活動を取りやめるよう強要するなどの「オワハラ」の防止徹底を要請している。

次期年金制度改革に向け、議論の整理(案)を提示/厚労省年金部会

厚生労働省の社会保障審議会年金部会は24日、議論の整理(案)を提示した。 短時間労働者への適用拡大については、企業規模要件(従業員50人超)と賃金要件(月額8.8万円以上)の撤廃を 示したが、最賃動向を踏まえて撤廃時期に配慮すべきとしている。労働時間(週20時間以上)および学生除外 の要件は現状維持。 「106万円の壁」対応では、就業調整を行う従業員の保険料負担を軽減させ、事業主負担の割合増加を認める 「特例」導入の賛成意見が多かったものの制度細部まで意見が一致しなかったとして、政府で検討を深める 必要があると指摘。 在職老齢年金制度については、65歳以上の在職者の賃金と年金の合計額が「基準額」(2024年度は50万円)を 上回ると年金が減額される現行制度を見直し、基準額の引上げを提示。制度撤廃の意見も出たが、政府で 検討を行う必要があるとした。 「標準報酬月額」については、応能負担を求める観点から上限額を引き上げ新たな等級を追加するが、 負担感が大きいことに留意すべきとして政府で具体的な見直し案の検討が必要だとした。 第3号被保険者制度は、社会保険の適用拡大により縮小・見直しを進める必要があるとしつつ、実態分析に もとづく引き続きの検討を求めるとした。

雇用保険料率、0.1%引き下げ案を提示/厚労省雇用保険部会

厚生労働省は23日、労政審雇用保険部会に2025年度の雇用保険料率案を提示した。 「失業等給付費等充当徴収保険率(労使折半)」を0.8%から0.7%に引き下げて、全体での雇用保険料率は 1.45%(現行1.55%)とする。25年度以降の雇用保険財政の試算を行い、安定的な財政運営と保険料負担軽減 の両立を図る観点による。育児休業給付費充当徴収保険率(労使折半)は、現行0.4%(本則0.5%)に据え置く とした。二事業費充当徴収保険率(使用者負担、現行0.35%)は変更なし。

景気は「緩やかに回復」の判断を維持/12月・月例経済報告

政府は20日、12月の「月例経済報告」を公表した。基調判断は「景気は一部に足踏みが残るものの緩やかに 回復」との前月判断を維持。先行きも、「欧米の高金利水準や中国の不動産市場停滞の影響など、海外景気の 下振れがリスク」とし「物価上昇、アメリカの政策動向、中東情勢」などに注意する必要ありと指摘しつつも 「雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くと期待」とした。個別判断は、「企業収益」を 前月の「総じてみれば改善している」に「そのテンポはゆるやかになっている」を追加し、下方修正。 雇用情勢は、「改善の動きがみられる」で据え置き。

民間企業の障害者雇用状況、雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新/厚労省

厚生労働省は20日、民間企業や公的機関などにおける、2024年の「障害者雇用状況」集計結果 (24年6月1日現在)を公表した。 民間企業の雇用障害者数は67万7,461.5人(対前年比5.5%増)、実雇用率は2.41%(前年比0.08ポイント上昇) で、雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新。法定雇用率達成企業の割合は46.0%(同4.1ポイント低下)。 公的機関では、国1万428.0人、実雇用率3.07%(同0.15ポイント上昇)、都道府県1万1,030.5人、3.05% (同0.09ポイント上昇)など。独立行政法人等の雇用障害者数は1万3,419.0人、実雇用率は2.85%(同0.09ポイント上昇)。

31.9%の企業が「70歳までの就業確保措置実施済み」/厚労省

厚生労働省は20日、2024年「高年齢者雇用状況等報告」集計結果を公表した。65歳までの雇用確保措置を 実施済みの企業は99.9%で、措置内容の内訳は「継続雇用制度の導入」が67.4%(前年比1.8ポイント減少)、 「定年の引上げ」が28.7%(同1.8ポイント増加)。2021年4月に努力義務化された70歳までの就業確保措置の 実施済み企業は31.9%(同2.2ポイント増)、中小企業では32.4%(同2.1ポイント増)、大企業は25.5% (同2.7ポイント増)。従業員21人以上の約23万7,052社からの報告に基づく、6月1日時点での実施状況。

約6割が所得・収入の面で「不満」/内閣府調査

内閣府は20日、「国民生活に関する世論調査」結果を公表した。所得・収入の面での満足感については、 「満足」(34.9%)、「不満」(64.5%)(概略p.8)。働く目的については、「お金を得るため」(62.9%)、 「生きがいをみつけるため」(13.3%)、「社会の一員として務めを果たすため」(10.5%)など(概略p.71)。 年齢別では、「お金を得るため」は18歳から59歳までのどの年代でも70%以上、「生きがいを見つけるため」 は60歳台では15.9%、70歳以上では22.8%だった。

夫の家事育児時間、長いほうが出産後の妻の「同一就業継続」高い傾向/21世紀成年者縦断調査

厚生労働省は11月29日、第12回(2023年)「21世紀成年者縦断調査(2012年成年者)」結果を公表した。 同調査は結婚、出生、就業状況などについて、2012年10月末に20~29歳だった全国の男女(及びその配偶者) を対象に毎年実施。第12回調査では、第1回調査から協力が得られた4,754人について集計。調査対象者は 31~40歳となっている。 この11年間に子どもが生まれた夫婦(出産前に仕事あり)では、夫の平日の家事・育児時間が長いほうが、 出産後の妻の「同一就業継続」が高い傾向にある(概況p.6)。出産後の女性の就業継続意欲の推移を みると、今回調査では「出産後も続ける」は55.1ポイントで第1回調査に比べ24.0ポイント上昇し、 「出産を機にやめる」(6.8ポイント)は10.8ポイント低下した(概況p.5、追加希望子ども数1人以上の 女性(各回調査で仕事あり)の場合)。

11月の消費者マインドの基調判断、「改善に足踏みがみられる」で据え置き/消費動向調査

内閣府は11月29日、11月の「消費動向調査」結果を公表した。「消費者態度指数(二人以上の世帯、季調値)」 は36.4(前月比0.2ポイント上昇)。同指数を構成する意識指標のうち、前月比で上昇したのは 「収入の増え方」40.2(0.8ポイント)、「耐久消費財の買い時判断」29.9(0.2ポイント)、 「暮らし向き」34.3(0.1ポイント)。低下は「雇用環境」41.0(マイナス0.6ポイント)。 消費者マインドの基調判断は、「改善に足踏みがみられる」で前月から据え置き。

経常利益、7四半期ぶりに前年同期を下回る/7~9月期法人企業統計

財務省は2日、2024年7~9月期の「法人企業統計調査」結果を公表した。 全産業(金融業、保険業を除く)の売上高は、前年同期比2.6%増、経常利益は3.3%減、設備投資は8.1%増。 経常利益の減少は、製造業の石油・石炭(157.2%減)、輸送用機械(16.8%減)等による。 経常利益(23兆124億円)が前年同期を下回るのは7四半期ぶり(結果概要p.15)。

10月の鉱工業生産3.0%上昇、基調判断は「一進一退」で据え置き/鉱工業指数速報

経済産業省は11月29日、10月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を公表した。生産指数(季調値)は 前月比3.0%上昇の104.3で2カ月連続の上昇。業種別で上昇したのは、生産用機械工業、自動車工業、 金属製品工業等、低下は電子部品・デバイス工業、輸送機械工業(自動車工業を除く)、汎用・業務用機械 工業等。出荷は102.6で前月比2.8%の上昇。在庫は同0.1%、在庫率は同1.4%のいずれも低下。 基調判断は、「生産は一進一退で推移している」で、前月から据え置き。

10月の実質賃金、前年同月比同水準で3カ月ぶりにマイナスから脱す/毎勤統計速報

厚生労働省は6日、10月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。 現金給与総額指数を消費者物価指数で割った実質賃金は、前年同月比同水準の増減0%(9月は同0.4%減) で、3カ月ぶりにマイナスから脱した。規模30人以上では同0.9%増で2カ月連続のプラスとなった。 現金給与総額は同2.6%増の29万3,401円、うち一般労働者が37万4,654円(同2.6%増)、パートタイム労働者が 10万9,806円(同3.3%増)で、時間当たり給与は同4.2%増の1,356円だった。

10月の勤労者世帯の実収入、前年同月比1.1%増/家計調査報告

総務省は6日、10月の「家計調査報告」を公表した。二人以上世帯の1世帯当たりの 消費支出は30万5,819円、実質で前年同月比1.3%減少。前月比(季調値)は2.9%の増加。 支出項目別でのマイナス寄与は、住居(マイナス0.77%)、教育(同0.73%)、 被服及び履物(同0.48%)など。プラス寄与は、光熱・水道(0.52%)。 勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり58万675円・前年同月比実質1.1%増。

2024年7~9月期のGDP実質成長率、年率1.2%/2次速報値

内閣府は9日、2024年7~9月期の四半期別GDP(国内総生産)2次速報値を公表した。 GDP成長率(季節調整済前期比)は、実質が0.3%、年率換算は1.2%で、第1次速報値の年率0.9%から 上方修正し、2期連続のプラス。需要項目別では、民間最終消費支出が実質0.7%(前期は0.9%)、 うち家計最終消費支出(除く持ち家の帰属家賃)は実質0.8%(同1.1%)。 雇用者報酬の伸び率は、実質0.2%、名目0.5%。

11月の街角景況感、3カ月ぶりの上昇/景気ウォッチャー調査

内閣府は9日、全国の商店主やタクシー運転手などに街角の景況感をたずねた11月の「景気ウォッチャー調査」 結果を公表した。3カ月前と比較した景気の現状判断DI(季調値)は、前月差1.9ポイント上昇の49.4で、 3カ月ぶりの上昇。企業動向関連DIは1.0ポイント、雇用関連のDIは0.3ポイントいずれも低下したが、 家計動向関連DIが3.2ポイント上昇したことによる。先行き判断DI(同)は、前月差1.1ポイント上昇の 49.4。今回の結果について、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、価格上昇の 影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている」と前月から据え置き。

10月の基調判断は「下げ止まりを示している」で据え置き/景気動向指数速報

内閣府は6日、10月の「景気動向指数(速報)」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は116.5で、 前月と比較して2.5ポイント上昇し、2カ月連続の上昇。プラスに寄与したのは「投資財出荷指数 (輸送機械を除く)」、「生産指数(鉱工業)」、「商業販売額(卸売業)」など。 マイナス寄与は「輸出数量指数」、「鉱工業用生産財出荷指数」など。 一致指数の基調判断は「下げ止まりを示している」で、前月から据え置き。

業況判断DI、大企業・製造業は1ポイント上昇、非製造業は1ポイント低下/日銀短観

日本銀行は13日、12月の「全国企業短期経済観測調査」(短観)結果を公表した。 業況判断DI(「良い」-「悪い」)は、大企業製造業でプラス14(前回9月調査比1ポイント上昇)。 非製造業でプラス33(同1ポイント低下)。全産業・規模計でプラス15(同1ポイント上昇)。 雇用人員判断DI(「過剰」-「不足」)は、全産業・規模計でマイナス36(前回9月調査と同ポイント)。 不足超過は、大企業(マイナス28)より中堅(同36)、中小(同40)で、製造業(同23)より非製造業(同46)で大きい。 

大企業の従業員判断指数、54期連続「不足気味」超/10~12月法人企業景気予測

内閣府と財務省は11日、「法人企業景気予測調査」(2024年10~12月期調査)結果を公表した。 雇用に関する「従業員数判断」BSIは、大企業は27.4%ポイントで2011年9月末以降、54期連続の 「不足気味」超。中堅企業、中小企業いずれも「不足気味」超。 「貴社の景況判断」BSIは、大企業は5.7%ポイントで、2024年4~6月期以降、3期連続の「上昇」超。 中堅企業は「上昇」超、中小企業は「下降」超となった。

11月の企業物価指数、前年比3.7%上昇/日銀

日本銀行は11日、企業物価指数(2024年11月速報)を公表した。国内企業物価指数は124.3で、 前月比0.3%、前年比3.7%上昇した。製品別にみると、前年比で上昇したのは「農林水産物」(31.0%)、 「非鉄金属」(13.6%)、「電力・都市ガス・水道」(9.2%)など、低下したのは「スクラップ類」(6.9%)、 「木材・木製品」(2.2%)など。 輸入物価指数(ドルなどの契約通貨ベース)は前年比2.8%、前月比0.5%のいずれも低下。 円ベースでは順に同1.2%の低下、同1.5%の上昇だった。

10月の生産指数、前月比2.8%上昇/鉱工業指数確報

経済産業省は13日、10月の「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)」確報値を公表した。 生産指数(季節調整済)は前月比2.8%上昇の104.1で2カ月連続の上昇。業種別で上昇したのは、 生産用機械工業、自動車工業、金属製品工業等、低下は電子部品・デバイス工業、輸送機械工業 (自動車工業を除く)、化学工業(無機・有機化学工業を除く)等。出荷は前月比2.6%の上昇。 在庫は同0.0%の横ばい。在庫率は同0.9%低下。速報に比べ、生産、出荷は下方修正、在庫、在庫率は上方修正。

10月の基調判断、「持ち直しの動きに足踏みが見られる」で据え置き/機械受注統計

内閣府は16日、機械受注統計調査報告(2024年10月実績)を公表した。機械受注総額は、前月比21.1%増の 3兆4,832億円(季調値)。民間設備投資の先行指標である「民需(船舶・電力を除く)」は、同2.1%増の 8,698億円。うち製造業は同12.5%増・4,368億円で、非製造業(船舶・電力を除く)は同1.2%減・4,484億円。 基調判断は「持ち直しの動きに足踏みが見られる」で据え置き。

生活保護の保護申請件数、前年同月比0.9%増/被保護者調査(9月分)

厚生労働省は4日、生活保護法に基づく「被保護者調査」(2024年9月分概数)結果を公表した。 保護の申請件数は2万1,832件で、前年同月比188件(0.9%)増。保護開始世帯数は1万8,482世帯で、 同321世帯(1.7%)減。被保護世帯は165万802世帯で、同385世帯(0.0%)減。被保護実人員は 200万7,830人で、同1万2,844人(0.6%)減。

労組組織率16.1%、前年比0.2ポイント低下/労働組合基礎調査

厚生労働省は18日、2024年「労働組合基礎調査」結果を公表した。2024年6月30日現在の推定組織率は16.1% で、前年比0.2ポイント低下し、過去最低。労働組合員数は991万2,000人で、同2万5,000人(0.3%)減少。 パートタイム労働者の労働組合員数は、146万3,000人で、同5万3,000人、3.8%増加し過去最高。 全労働組合員数に占める割合は14.9%で同0.6ポイント上昇、組織率は8.8%で同0.4ポイント上昇。 女性の労働組合員数は350万6,000人で、同3万2,000人(0.9%)増加、組織率は12.4%で前年と同水準。

11月の消費者物価指数、2.7%上昇/総務省

総務省は20日、11月の全国消費者物価指数を公表した。生鮮食品を除く総合指数は109.2で 前年同月比2.7%の上昇。前月比(季調値)は0.5%の上昇。前年同月比で上昇が大きかったものは、 「穀類」15.0%、「生鮮野菜」14.3%、「生鮮果物」11.1%など。品目では「外国パック旅行費」80.8%、 「うるち米(コシヒカリを除く)」64.7%、「キャベツ」61.0%などの上昇が目立つ。

入職率9.0%、離職率8.4%で入職超過/2024年上半期雇用動向調査

厚生労働省は20日、2024年上半期「雇用動向調査」結果を公表した。年初の常用労働者数に対する割合である 入職率は9.0%(前年同期比0.7ポイント低下)、離職率は8.4%(同0.3ポイント低下)。入職超過率 (入職率-離職率)は0.6ポイント(同0.4ポイント縮小)で入職超過。就業形態別の入職率・離職率は、 一般労働者は7.6%・6.8%、パートタイム労働者は12.5%・12.6%。産業別では、宿泊業・飲食サービス業が 16.1%・15.1%、生活関連サービス業・娯楽業が入職率13.8%・離職率11.1%などで、多くの産業で入職超過。 転職入職者の賃金は、増加40.0%(前年同期比1.4ポイント上昇)、減少28.9%(同4.3ポイント低下)。

6割以上の事業所が「公正な待遇の確保に向けた取り組み」実施/労働経済動向調査

厚生労働省は24日、「労働経済動向調査(2024年11月)」結果を公表した。11月1日現在の労働者の過不足判断 DI(不足-過剰)は、正社員等がプラス46ポイント、パートタイム労働者が同30ポイントで、引き続き「不足」 超過。産業別にみると、正社員等は「医療、福祉」「建設業」「運輸業、郵便業」で人手不足感が高くなっている(概況p.5)。 働き方改革の取組について、雇用形態によらない公正な待遇の確保に向けて「取り組んでいる又は取り組んだ」 事業所は64%。「検討し、見直し不要と判断」は21%、「取り組んでいない」5%。取組内容(複数回答)は 「福利厚生」53%が最多で、次いで「基本給」52%、「諸手当」50%など。主要産業の30人以上規模の 民営事業所2,938事業所(有効回答2,887事業所)からの回答による。

10月の実質賃金、前年同月比0.4%減で3カ月連続のマイナス/毎勤統計確報

厚生労働省は24日、10月の「毎月勤労統計調査」結果(確報・事業所規模5人以上)を公表した。 実質賃金は前年同月比0.4%減(速報では0.0%減)で、3カ月連続のマイナスとなった。 現金給与総額は、就業形態計29万2,430円(前年同月比2.2%増)、うち一般労働者は37万4,161円(同2.5%増)、 パートタイム労働者は10万9,925円(同3.4%増)、時間当たり給与は1,357円(4.3%増)となった。

労災の死亡者数3.6%増、休業4日以上死傷者数2.2%増/厚労省

厚生労働省は23日、2024年の労働災害発生状況(12月速報値)を公表した。死亡災害は、死亡者数が 631人で前年同期比3.6%増加。業種別では、建設業18.3%増、製造業2.7%増、第三次産業4.1%減など。 休業4日以上の死傷者数は、11万3,193人で前年同期比2.2%増。業種別では、第三次産業3.9%増、 陸上貨物運送事業2.3%増、建設業2.6%減など。

12月の総人口、前年同月比56万人減/総務省人口推計

総務省は20日、人口推計の2024年12月概算値及び7月の確定値を公表した。 12月1日現在の総人口(概算値)は1億2,374万人(前年同月比56万人・0.45%減)。 7月1日現在の総人口(確定値)は1億2,397万5千人(同54万1千人・0.43%減)。 年齢階層別(確定値)では「15歳未満」2.40%減、「15~64歳」0.31%減、「65歳以上」0.09%増、 うち「75歳以上」人口は3.49%増加した。

賃上げ要求5%以上、中小は1万8,000円(6%)以上を目安とする2025春季生活闘争方針を決定/連合の中央委員会

連合(芳野友子会長、681万7000人)は11月28日、千葉県浦安市で中央委員会を開き、2025春季生活闘争方針を 決定した。賃上げ要求指標について、ベアなどの賃上げ分 3%以上、定昇相当分を含め5%以上を目安に掲げ、 中小組合の指標では、格差是正分1%を加えて1万8,000円・6%以上とした。芳野会長はあいさつで、 「2025春季生活闘争の肝は、賃金も経済も物価も安定した巡航軌道に乗せることだ」と述べて、賃上げの流れを 継続させることが豊かさを実感できる社会につながるとの考えを強調した。(JILPT調査部)

10月の中小企業景況、全体として横ばい/全国中央会

全国中小企業団体中央会は11月25日、「10月の中小企業月次景況調査(令和6年10月末現在)」を公表した。 主要3指標は、前月比で景況1.1ポイント、売上高0.9ポイント、収益状況2.0ポイント、それぞれ上昇した。 主要3指標以外では、設備操業度のDIが4.2ポイント上昇。景況感は設備操業度が改善基調にある製造業を 中心に上昇したが、非製造業では物価高による消費者の節約志向の高まりから顕著な回復は見られず、 全体としては横ばい。引き続き、人手不足・人材確保の問題が、多くの業種で収益力の足かせとなっており、 最低賃金引き上げも相まって、賃上げ原資確保に苦慮する事業者からは経営への影響を懸念する声が多く 寄せられているとしている。

第3号被保険者制度の廃止などを提言/経済同友会

経済同友会は2日、「現役世代の働く意欲を高め、将来の安心に備える年金制度の構築~多様性を包摂し、 公平・中立・簡素な制度へ~」と題する政策提言を発表した。 現役世代の負担の高まりを抑え、働く意欲を 高めると同時に、将来の生活の安心に備える年金制度の構築を目指す。第1段階の改革として、第3号 被保険者制度の段階的廃止を提起した。同制度は、女性の就労意欲やキャリア形成を阻害し、男女間の 賃金格差を生む要因にもなっている、としている(「本文」p.7)。第2段階として、基礎年金(1階部分) の税負担割合を現行の2分の1から段階的に全額税による財源へと移行させるなどの基礎年金制度改革を提案している。

新卒者の採用環境「厳しい」とした企業は98.7%/東商

東京商工会議所は11月14日、「2025年新卒者の採用・選考活動動向に関する調査」結果を発表した。 「(とても、または多少)厳しい採用環境(採用が困難)」とした企業はあわせて98.7%、うち、 「とても厳しい」は69.9%だった。新卒者の採用計画人数に対する9月末時点の充足率が100%以上の 企業は12%。50%未満の企業は47.5%で、うち、0%は19.9%を占める。「初任給引上げ(または予定)」 企業は53.5%で、「引き上げ率3.0%以上」は37.5%だった。 調査は「会員企業と学校法人との就職情報交換会」参加企業を対象に9月末から10月初めに実施、316社が回答した。

1万2,000円以上の賃上げに取り組むとする2025年闘争方針を決定/金属労協の協議委員会

自動車総連、電機連合、JAM、基幹労連、全電線の5つの産業別労働組合でつくる金属労協(JCM、金子晃浩 議長)は3日、都内で協議委員会を開き、来春の賃上げ交渉に向けた2025年闘争方針を決定した。方針は、 「定期昇給などの賃金構造維持分を確保した上で、すべての組合で1万2,000円以上の賃上げに取り組む」 と掲げ、2024年方針での要求基準(1万円以上)から2,000円引き上げた。金子議長(自動車総連会長)は、 「JC共闘として何としても昨年以上の成果に至る取り組みを行わなければならない」と述べた。(JILPT調査部)

年末一時金、2.47カ月/連合・回答集計(第3回・最終)

連合は6日、「2024春季生活闘争 年末一時金(第3回)回答集計結果」(4日正午締切)を発表した。 年末一時金は、組合員一人あたり加重平均で月数は2.47月(昨年同時期2.38月)、額は74万1,142円 (同73万8,017円)で、いずれも昨年同時期実績を上回った。

政策提言「FUTURE DESIGN 2040」を発表/経団連

経団連は9日、政策提言「FUTURE DESIGN 2040「成長と分配の好循環」~公正・公平で持続可能な社会を 目指して~」を発表した。「公正・公平」で「持続可能」な社会を基盤に、「科学技術立国」「貿易・ 投資立国」を目指すとし、社会保障、教育・研究、労働など柱となる6つの施策を提案。「全世代型社会保障」 では、現役世代への負担が大きい社会保険料の増加の抑制と税による財源確保のため、1)応能負担 (富裕層の負担増)の徹底、2)消費増税、3)企業の応分の負担等を検討する(概要p.16)。「成長と分配の 好循環」のキーとなる分厚い中間層形成には持続的な賃上げが重要で、その実現には働き方改革、円滑な 労働移動、多様な人材の活躍推進、労働法制の見直しなどが必要(概要p.34)、などとしている。

「設備投資」、2024年度に「行う(予定を含む)」は4割以上/日商LOBO調査

日本商工会議所は11月29日、「商工会議所LOBO(早期景気観測)」11月調査結果を発表した。 「設備投資」について、2024年度に「行う(予定を含む)」は42.7%で、前回2024年5月調査比1.6ポイント増と 高水準で推移。設備投資の理由では、「設備の老朽化等に伴う更新」(60.9%)が最多だが、「需要増への 対応」(35.6%)、「人手不足への対応」(26.5%)、「長時間労働の抑制」(25.0%)と、前向きな投資も 一定程度行われているとしている。「デジタル化」については、多くの中小企業でデジタル化着手が 進んでいるが未着手も17.6%。サイバーセキュリティ対策は、基本的取組にとどまっている、としている。 11月の業況DIはマイナス16.3(前月比0.9ポイント上昇)で、価格転嫁は一定の進捗が見られるが労務費、 円安基調等には追いついておらず、また、個人消費の伸び悩みが続き、中小の業況は横ばい、とした。

相談受付件数、「パワハラ・嫌がらせ」が最多/連合「労働相談ダイヤル」(10月)

連合は11月21日、「なんでも労働相談ダイヤル」2024年10月分集計結果を発表した。 受付件数は1,468件(前年同月比161件増)。相談の内容は、「パワハラ・嫌がらせ」(18.6%)が最多、 次いで「雇用契約・就業規則」(9.1%)、「退職手続」(7.4%)、「解雇・退職強要・契約打切」(7.0%)など。 業種別では「医療・福祉」(23.0%)が最多、次いで「サービス業(他に分類されないもの)」(19.7%)、 「製造業」(11.4%)など。

「雇用・労働政策に関する要望」「多様な人材の活躍に関する重点要望」を発表/日商・東商

日本・東京商工会議所は19日、「雇用・労働政策に関する要望」と「多様な人材の活躍に関する重点要望」を 発表し、厚労省に提出した。「雇用・労働政策に関する要望」では、中小企業による「自発的・持続的な賃上げ」、 限られた人員で成長を実現する「少数精鋭成長モデル」への自己変革などに支援を求めた。 「多様な人材の活躍に関する重点要望」では、シニア、女性、外国人材、障害者など多様な人材の活躍に向け 中小企業の実態を踏まえた受入環境の整備や人材マッチング等の支援が不可欠とし、「年収の壁」などの制度見直しも急務とした。

11月の景気指数、2カ月ぶりに小幅の改善/民間調査

帝国データバンクは4日、「TDB景気動向調査(全国)2024年11月調査」を発表した。11月の景気DIは 前月比0.1ポイント増の44.4となり、小幅ながら2カ月ぶりに改善。国内景気は、災害復旧工事、観光関連 などがプラスとなったが、耐久消費財の不調などでわずかな改善に。業界別では、10業界中6業界が改善。 地域別では、10地域中5地域が改善、2地域が悪化。半導体関連やインバウンド需要が地域経済の好材料と なった一方、設備投資減少は悪材料となった。米新大統領の経済政策や中東情勢などをリスク要因とし、 今後の景気は、「個人消費の動向が最重要ポイントとなるなか、底堅く推移していく」とみている。

冬のボーナス、企業の23%で支給額「増加」/民間調査

帝国データバンクは6日、「2024年冬季賞与の動向調査」を発表した。2024年の冬季賞与の 支給状況(従業員1人当たり平均)について、「賞与あり・増加する(した)」企業は23.0%、 「賞与あり・変わらない」43.3%、「賞与あり・減少する(した)」13.9%、「賞与はない」12.8%だった。 業界別では、「金融」「建設」「製造」で冬季賞与が「増加」する割合が2年連続で増え、「運輸・倉庫」 では、前年より8.4ポイント上昇。冬季賞与が2年連続で増加する企業は12.0%で、前年から1.7ポイント上昇した。

年間倒産件数、11年ぶりに年間1万件超が視野に/民間調査

東京商工リサーチは9日、2024年11月の企業倒産件数(負債額1,000万円以上)は841件(前年同期比4.2%増) と発表した。件数は、3カ月連続で前年同月を上回り、11月では3年連続で前年を上回った。産業別では、 10産業のうち7産業で前年同月を上回り、最多は「サービス業他」の304件(前年同月比2.7%増)、次いで 「建設業」152件(同4.8%増)、「製造業」99件(同4.2%増)、「卸売業」98件(同13.9%増)など。 年間累計件数(9,164件)は前年(8,690件)を474件上回り、11年ぶりに年間1万件超が視野に入ってきた、としている。

「103万円の壁」の引き上げ、企業の9割超が賛成/民間調査

東京商工リサーチは12日、「年収の壁」見直しについて企業向けアンケート調査結果を発表した。 所得税が発生する「103万円の壁」の引き上げは、91.3%の企業が「賛成」し、「反対」は8.6%。 「賛成」の理由(複数回答)は、「働き控えが解消し、人手不足が緩和する」が最多の74.4%だった。 安定した人手確保の観点から、「103万円の壁」を含む「年収の壁」についての変更(引き上げ、撤廃)の 希望を尋ねたところ(複数回答)、最多は「130万円の壁(社会保険の扶養対象から外れる)」の57.4%で、 次いで「103万円の壁」48.2%となった。約半数の企業が、税金と社会保険の両面で扶養認定の条件緩和を望んでいるとしている。

出社頻度「週3日以上」は73.8%/民間調査

野村総合研究所は4日、「働き方と郊外・地方移住に関する調査」結果を発表した。2024年7月時点の 出社頻度は「週3日以上」が73.8%、うち毎日出社する割合は47.4%で前年同月調査(53.1%)より減少。 また、「勤務先に出社に関するルールあり」とした人に頻度のルールを尋ねたところ「週3日以上」出社が 72.6%で、出社状況ともおおむね一致した。週3日以上の出社が定着したが、コロナ前と比較し柔軟な働き方も 一定程度許容されつつあるとみている。調査は、24年7月に都内企業(300人以上)勤務者を対象に実施、3,091人から回答を得た。

日本の時間当たり労働生産性、OECD38カ国中29位/民間調査

日本生産性本部は16日、「労働生産性の国際比較2024」を発表した。 OECDデータに基づく2023年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は 56.8ドル(5,379円)で、OECD加盟38カ国中29位。前回順位(31位)は1970年以降最低だったが、低下に 歯止めがかかった。経済成長率が上向いたことと、円ベースの物価上昇が名目値を押し上げた影響が 大きいとしている。実質ベースでは22年から1.2%上昇、38カ国中9位、主要先進7カ国でみると 米国(+3.1%)に次ぐ上昇率になっている。

東芝、早期退職3500人規模 配置転換も実施、経営再建加速

東芝は29日、早期退職を中心に約3500人の人員適正化を行ったと発表した。人員削減に加え、 エネルギー分野などへの配置転換も実施。経営資源を成長領域に振り向け、再建を急ぐ。 東芝は5月、50歳以上を対象に早期退職を募集し、11月末までに最大4000人を削減する方針を発表 した。応募者には特別加算金の支給に加え、再就職支援も実施。3500人の大半は早期退職に応募したとみられる。  東芝は2015年に発覚した不正会計問題などの影響で経営危機に陥り、その後も巨額増資を引き受けた 「物言う株主」らと対立。昨年、混乱を収束させるため国内投資ファンドの日本産業パートナーズの傘下に 入り、上場を廃止した。(時事通信)2024年11月29日 ※リンク先なし

新卒初任給1万2,000円引き上げ、育児・介護との両立支援の拡充/JR東日本

JR東日本は4日、新卒初任給引き上げと両立支援の拡充について発表した。どちらも、2025年4月1日より実施する。 新卒初任給について、1万2,000円(最大約7%)の引き上げを発表した。大卒・総合職(都内23区勤務)の 場合、26万2,075円となる。すでに入社している新卒についても、10年目までの給与水準を2,000円~1万2,000円 引き上げる。引き上げは、今後の成長を担う人材を獲得し、働きがいを高めていくため、としている。 育児・介護関連制度の新設・拡充も発表。育児目的の短時間勤務の対象年齢を小学校6年生までに引き上げ、 従来の養育休暇などを統合した育児支援休暇を新設。介護についても、短時間勤務、休職制度を拡充し、 介護支援休暇を新設。障がいのある社員の、短時間勤務制度も新設する。

ビジネス現場での生成AI活用を目的としたプロジェクトを開始/キリンホールディングス

キリンホールディングスは11月25日、国内のキリングループ従業員(約1万5,000人)対象に、 業務特化型生成AIの活用を目的とした「KIRIN BuddyAI Project」を開始すると発表した。最初に マーケティング領域で働く従業員へ11月から展開する。「KIRIN BuddyAI for Marketing」にはマーケティング 業務に特化した「エグゼキューション開発」「調査・分析」「汎用業務」の3カテゴリーに約15種類の プロンプトテンプレートがあり、選択して活用する。「BuddyAI」導入により、マーケティング業務に携わる 従業員約400名については、クリエイティブな価値創造に向けた年間で約2万9,000時間以上の時間創出を 見込んでおり、より付加価値の高い業務に専念できる環境を提供するとしている。

ヨーカ堂、正社員2割減へ 配置転換・自然減で、26年2月期まで

セブン&アイ・ホールディングス傘下の大手スーパー、イトーヨーカ堂が、正社員を2026年2月期までに 約1000人減らすことが6日、分かった。現在の全社員の2割弱に当たる。ヨーカ堂は不採算店閉鎖などの 構造改革に伴い、グループ企業への社員の配置転換などを進めている。定年退職などによる自然減と合わせ、 事業規模に見合った人員数に抑えたい考えだ。 セブン&アイは昨年、構造改革の一環で、26年2月末までにヨーカ堂の33店舗を閉める方針を示した。 ヨーカ堂では今年2月末まで早期退職も実施し、約700人が応募した。1000人規模の人員減はこれとは別で、 希望退職などは募らず、主に配置転換や自然減で体制を縮小させる方針だ。 セブン&アイは、主力のコンビニエンスストア事業に注力するため、スーパー事業や外食事業などを束ねた 中間持ち株会社ヨーク・ホールディングス(HD)の株式の過半を売却する方針。先月に締め切った1次入札には 住友商事や米投資ファンドのベインキャピタルなどが応じた。売却に向け、ヨークHDの中核となるヨーカ堂の 収益力改善が急務となっている。(時事通信)2024年12月6日 ※リンク先なし

初任給引き上げ、退職年金制度の見直し/東北電力など

東北電力および東北電力ネットワークは11月28日、人財確保を目的として、2025年4月入社向けに 初任給を引き上げると発表した。大学卒の場合、1万6,000円引き上げて24万円となる。 同日、退職年金制度の見直しも発表した。2025年度以降、現役社員が積み上げる確定給付年金(DB)分の 年金資産を確定拠出年金(DC)へ一本化する。同年度以降入社の社員は、すべてDCで年金資産を 積み上げる。多様なキャリアやライフプラン、価値観に適した資産形成の実現に向けた見直し、としている。

「選択的週休3日制度」を導入/トラスコ中山

機械工具卸売商社のトラスコ中山は9日、「選択的週休3日制度」を12月より本格導入すると発表した。 同社の「選択的週休3日制度」は、1日あたり勤務時間を7.5時間から9時間にすることで週に3日の休日を 取得できる。休日は、日曜日と、祝日を含む月~土の間で2日を選択、計3日の休日を取得する。 希望者は事業所長の承認を得て開始。対象は一般社員で、事業所長、入社1年未満、短時間・短日数勤務者  は除く。同社では2024年5~9月に、一部の部署等で同制度のトライアルを実施、今回、本格導入する。 休日が1日増えて仕事とプライベートのバランスが取りやすくなることに加え、業務量の繁閑に応じた 労働時間を確保することで生産性向上や業務負担の最適化を目指す、としている。

アルムナイ採用を本格開始/マツダ

マツダは6日、同社退職者を再雇用するアルムナイ採用を本格的に開始するとともに、退職者との つながりづくりを目的とした専用サイト「カムバック採用サイト」を開設したと発表した。同サイトは、 年齢や退職後経過年数、退職前所属部門の制限無く登録可能で、会社、求人情報に加え、採用イベント情報 などの掲載を予定しており、同社との継続的なつながりが持て、再入社希望者は求人情報をもとに応募できる。 同社を離れ、新たな領域で経験や知識を培った退職者は、同社の今後の成長につながる貴重な人材であり、 再び活躍してほしい、としている。

「67歳選択定年制度」を導入/大和ハウス工業

大和ハウス工業は13日、2025年4月1日より、社員自らが65歳または67歳の定年年齢を選択できる 「67歳選択定年制度」を導入すると発表した。これまで定年年齢は65歳だったが、65歳または67歳の 選択制となる。対象は全国社員で、地域限定社員は65歳定年。退職一時金は、選択した定年年齢での退職時に 支給する。同社は13年4月に定年年齢の65歳への引き上げ、22年4月に60歳一律の役職定年や処遇体系の改定を 実施。「67歳選択定年制度」導入により、意欲あるシニア人財がよりシームレスな処遇体系の中で活躍できる 環境とする、としている。

社内外副業制度を導入/三菱電機

三菱電機は16日、社内外副業制度「EGG(Expand your work for Growth & to Gain fulfillment)」の導入を 発表した。従業員の自律的なキャリアデザインを後押しし、本業以外の職場および社外での経験を本業での 新たな価値創出に活かすことを目的としている。社内副業は、本人の意思で担当業務と異なる社内業務に挑戦 する制度で、各部門が募集する社内副業に社員が応募、面接・マッチング成立により、所定就業時間の2割を 目安に従事する。2024年10月から試行、25年9月末までに正式導入する。社外副業は、事前届出(条件あり) により、個人事業主やフリーランスなどで就業時間外・休日に可能とし、24年12月から運用開始している。

三菱UFJ銀、定年再雇用賃上げ 最大4割、シニア行員活用

三菱UFJ銀行が、60歳の定年退職後に再雇用した行員の給与を2025年度から最大で4割引き上げることが 12日、分かった。人手不足感の高まりを受け、経験や技能を持つシニア行員を活用するため処遇を改善する。 再雇用者が選べる勤務日数の上限も週4日から週5日に増やし、定年前の収入を維持できるようにする。 来年4月以降に定年や再雇用契約の更新を迎える行員から順次、適用する。既に再雇用している行員は、 約1,000人が対象となる。 これまでは、再雇用後に年収が3~7割減少していた。今回の見直しで、現役時の給与に応じて1,000万円程度 の年収を得られるケースも出てくる見通し。週5日勤務すれば、支店の管理職なども担えるようになる。 定年後に週2~4日働く場合の再雇用行員の給与も、現行と比べ1~3割程度引き上げるという。 (時事通信)2024年12月12日 ※リンク先なし

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