厚生労働省は22日、2023年6月に実施した「障害者雇用実態調査」結果を公表した。従業員規模5人以上の
事業所に雇用される障害者数は110万7,000人で、前回調査(2018年、85万1,000人)に比べ、25万6,000人増加し、
「全体的に障害者雇用は着実に進展」としている。内訳は、身体障害者52万6,000人(同42万3,000人)、
知的障害者27万5,000人(同18万9,000人)、精神障害者21万5,000人(同20万人)、発達障害者9万1,000人
(同3万9,000人)。平均勤続年数は、身体障害者12年2月、知的障害者9年1月、精神障害者5年3月、
発達障害者5年1月で、全ての障害種別で前回調査より増加した。
調査は5年ごとに実施。雇用状況については、産業別、事業所規模別回収結果をもとに復元した推計値を利用して分析。