労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2007年2月
1月                    
 
 
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  動向  
     
  今春賃上げ見通し、6,225円、1.9%/労務行政研究所調査
   
労務行政研究所は1日、東証1部上場企業の労使関係者や学識経験者を対象に、2007年の賃上げの見通しをたずねた調査結果を発表した。回答者平均の賃上げの見通しは額で6,225円、率で1.9%。経営者の約2割が「ベア実施予定」と答えている。また、賃上げ以外の争点として「労働時間の適正管理」「人材の採用・確保」「メンタルヘルス対策」があげられている。
   
   

  76.4%の企業が賃上げを予定/産労総合研究所調査
   
産労総合研究所が6日発表した「2007年春季労使交渉にのぞむ経営側のスタンス」に関する調査結果によると、76.4%の企業が賃上げを「実施する」と答えており、「賃上げは実施せず賃金を据え置く」企業は15.5%にとどまった。賃上げ率については「2006年と同程度」が69.9%と最も多く、予想賃上げ率は平均1.8%となっている。
   
   

  06年の企業の中途採用、前年比32.4%増/リクルートワークス調査
   
リクルートワークス研究所は7日、民間企業の中途採用に関する調査結果を発表した。2006年度の中途採用の実績(見込み含む)は163万人で、前年と比べ32.4%増加。企業規模別では300人未満が38.0%増、業種別では製造業が50.4%増と大きく伸びた。07年度の見通しについては、15.8%の企業が前年と比べ「増える」と答えている。
   
   

  パートの3割、「評価が賃金に反映されない」/アイデム調査
   
アイデム人と仕事研究所は8日、「パート・アルバイトの働き方に関する調査」の結果を発表した。パート・アルバイトに、現在の勤務先で働きにくいと感じる点をたずねたところ、「評価が賃金に反映されない」が30.9%と最も多く、次いで「仕事ぶりに応じた評価がなされない」(21.1%)、「仕事の繁閑によって急な残業や就労時間の短縮が発生」(18.3%)、「上司の指示が明確でない」(15.4%)などがあげられている。
   
   

  1月の企業倒産、4カ月ぶりに前年水準上回る/東京商工リサーチ
   
東京商工リサーチは13日、1月の全国企業倒産状況を発表した。負債額1,000万円以上の倒産件数は1,091件で、前年同月と比べ4.0%増加。4カ月ぶりに前年同月の水準を上回った。負債総額は5,736億3,000万円で、前年同月と比べ5.0%減少し、1月としては過去10年間で2番目に小さい金額となっている。
   
   

  部下の両立支援制度利用、マネジメントに悩み/日本能率協会調査
   
日本能率協会は8日、短時間勤務などの育児・介護制度を利用する部下がいる管理職を対象にした「両立支援制度利用者のマネジメントの現状と課題調査」の結果を発表した。制度を利用する部下の配属について、7割が「抵抗感はない」と回答。一方、約6割が「制度の利用者がいることで他のメンバーの仕事の負荷が増えている」「制度利用者への仕事の配分は難しい」と答えるなど、制度利用に伴う部下のマネジメントに悩んでいる。
   
   

  未就学児もつ主婦の95%に再就職の意向あり/リクルート調査
   
リクルートは13日、「未就学児をもつ専業主婦の再就職意向調査」の結果を発表した。それによると、未就学児をもつ主婦の95%に再就職の意向があり、その理想のタイミングとしては「(末子が)小学校1年生のとき」が26.0%と最も多い。希望する仕事には「自分の成長が感じられる仕事」「学期間勤務(子どもが学校へ通う期間だけ働き、学校の休み(夏休み、冬休み、春休み)期間中は休む働き方)」などがあげられている。
   
   

  06年の企業倒産、業歴30年以上が26%占める/東京商工リサーチ
   
東京商工リサーチは16日、2006年の業歴30年以上の企業倒産に関する調査結果を発表した。倒産件数に占める業歴30年以上の企業の構成比は前年と比べ0.1ポイント上昇して26.4%となり、過去10年間で最も高い比率を占めている。
   
   

  老舗清酒メーカーの倒産目立つ/06年、東京商工リサーチ調査
   
東京商工リサーチは16日、2006年酒類製造業倒産状況をまとめた。倒産件数は11件にのぼり、特に業歴の長い老舗企業の倒産が目立つ。東京商工リサーチでは「老舗清酒メーカーの破たんの背景には、消費者の清酒離れがある」と指摘。1994年度に125万キロリットルだった清酒販売(消費)数量は、2004年度に74万キロリットルに減少している。