労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2006年4月
3月 2月 1月                
 
 
】【
     
  統計  
     
  大企業製造業の業況判断、前期比1ポイント悪化/日銀短観
   
日本銀行は3日、3月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。大企業製造業の業況判断DIはプラス20で、12月の前回調査より1ポイント悪化。先行きはプラス22に改善する見通しとなっている。雇用人員判断DI(大企業全産業)はマイナス6で、前期よりマイナス幅が4ポイント拡大し、人手不足感が高まっている。
   
   

  業況DI、9年ぶりの高水準に/日商LOBO調査
   
日本商工会議所は3月31日、3月の商工会議所LOBO(短期景気観測)調査の結果を公表した。全産業合計の業況DIはマイナス23.5と前月よりマイナス幅が3.1ポイント縮小。2カ月連続で改善の傾向を示し、1997年3月調査(マイナス18.6)以来9年ぶりの高い水準となった。業種別に見ても、すべての業種でマイナス幅が縮小している。
   
   

  若者失業の要因に「仕事内容へのこだわり」の可能性も/内閣府
   
内閣府は6日、2月の景気動向指数(速報)を発表した。景気の現状を示す一致指数は55.6%で、横ばいを表す50%を7カ月連続で上回っている。所定外労働時間指数(製造業)、有効求人倍率(除学卒)、商業販売額(小売業)など5つの指標がプラスとなった。先行指数は80.0%、遅行指数は75.0%で、それぞれ3カ月連続、5カ月連続で50%を上回っている。
   
   

  一致指数、7カ月連続で50超す/2月の景気動向指数
   
内閣府は3日、「失業理由からみた失業構造の変容」と題するレポートを発表した。若者を中心に「条件にこだわらないが仕事がない」という理由よりも、「希望する仕事がない」という構造的な要因とみられる失業が高まっていると指摘。正規雇用を希望する割合は低下していることから、雇用形態よりも、むしろ仕事の内容への「こだわり」から「希望する仕事がない」と答えた若者が増えているのではないかと分析している。
   
   

  日本人の人口、8,340人の自然減/昨年11月までの1年間
   
厚生労働省は7日、2005年11月分の人口動態統計月報(概数)を発表した。2004年12月〜05年11月の日本に住む日本人の出生数から死亡数を引いた「自然増加数」はマイナス8,340人となり、当月を含む過去1年間の統計で初めての減少を記録している。
   
   

  現状判断DI、前月比3.8ポイント上昇/3月の景気ウォッチャー調査
   
内閣府は10日、3月の景気ウォッチャー調査の結果を発表した。現状判断DIは57.3で前月より3.8ポイント上昇。2カ月連続の上昇となり、横ばいを示す50を11カ月連続で上回っている。雇用関連DIは企業の採用に対する積極的な姿勢に加え、より良い条件での雇用を希望する求職者が増加していることから、引き続き高水準で推移した。

○家計調査2月分速報(農林漁業世帯除く、2人以上世帯)
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/hinou/index.htm
○世界の統計2006/総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/sekai/index.htm

   
   

  ゴールデンウィーク中の連続休暇、平均5.9日/厚労省調査
   
厚生労働省は13日、2006年の「ゴールデンウィーク期間中における連続休暇の実施予定状況調査」の結果を発表した。事業所の連続休暇(3日以上)の平均日数は5.9日で、昨年の5.1日を0.8日上回っている。期間中通算の連続休暇の平均日数は6.2日(昨年6.3日)だった。24.4%が5月1日(月)、2日(火)の両日を休日・休暇とし、製造業では38.7%にのぼる。
   
   

  4地域の景気判断を上方修正/日銀地域経済報告
   
日銀は18日、支店長会議を開き、4月の地域経済報告を発表した。「足もとの景気は、大都市圏での改善が目立つほか、その他の地域でも回復方向への動きが続くなど、着実に回復を続けている」と報告。総括判断は4地域(北陸、関東甲信越、東海、近畿)で上方修正しており、その他5地域でも雇用情勢、個人消費、生産の改善を報告しているところが多い。
   
   

  地域の景況、ばらつきみられるも改善/地域経済産業調査
   
経済産業省は17日、3月の地域経済産業調査の結果を発表した。各地域の景況判断については、北海道と東北が「緩やかに改善(一部にやや弱い動き)」から「緩やかに改善」に、関東と北陸が「緩やかに改善」から「改善」にそれぞれ上方修正している。全体の動向として「地域の景況は、ばらつきがみられるものの改善している」との判断を示した。
   
   

  「雇用環境の意識」が改善/消費動向調査
   
内閣府は17日、3月の全国消費動向調査の結果を発表した。一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は前期(2005年12月)に比べ0.3ポイント上昇し48.2となった。「耐久消費財の買い時判断」と「収入の増え方」は低下し、「暮らし向き」は横ばいにとどまったものの、「雇用環境」の意識指標が上昇し、全体の改善につながった。

○毎月勤労統計調査(2月分結果確報)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/18/1802fr/mk1802r.html
○鉱工業生産・出荷・在庫指数(2月確報)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h200001j.html

   
   

  フルタイムの派遣、契約・嘱託が増加/内閣府レポート
   
内閣府は17日、「就業時間からみた正規・非正規雇用者の推移」と題するレポートを発表した。毎月勤労統計調査では2005年以降、フルタイムが増加に転じ、パートの増加幅は鈍化。一方、労働力調査によると02年以降、正規雇用者は減少、非正規雇用者は増えている。フルタイム労働の派遣社員や契約・嘱託の増加が、こうした現象を作り出していると指摘した。

○毎月勤労統計調査地方調査(05年12月分結果概要)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/12.html

   
   

  今後3年間の雇用、年度平均1.9%増で推移/内閣府の企業行動調査
   
内閣府は25日、2005年度「企業行動に関するアンケート調査」の結果を発表した。過去3年間(03〜05年度)の雇用者数の変化は年度平均0.3%増(製造業0.2%増、非製造業0.3%増)で、94年度調査(92〜94年度)以来、11年ぶりにプラスとなっている。今後3年間も年度平均1.9%増(製造業1.4%増、非製造業2.5%増)と引き続きプラスで推移する見通し。
   
   

  3月の完全失業率4.1%で前月と変わらず
   
総務省統計局が28日発表した労働力調査(速報)によると、3月の完全失業率(季節調整値)は前月と同率の4.1%だった。男性は4.3%で0.2ポイント低下したが、女性は3.9%で0.3ポイント上昇している。就業者数は6,308万人で、前年同月と比べ48万人増加。完全失業者数は289万人と前年同月比で24万人減少した。
(3月結果概要)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm
(1〜3月平均結果概要)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/ft/index.htm
(05年度平均結果概要)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nendo/index.htm
   
   

  3月の有効求人倍率、前月比0.03ポイント低下
   
厚生労働省が28日発表した一般職業紹介状況によると、3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍となり、前月より0.03ポイント低下した。正社員の有効求人倍率は0.64倍で、前年同月を0.06ポイント上回っている。有効求人(季節調整値)は前月より2.7%減、有効求職者(同)は0.7%増だった。新規求人は前年同月と比べ2.6%増えている。
   
   

  勤労者世帯の消費支出、実質4.0%減少/家計調査報告
   
総務省統計局が28日発表した家計調査報告(3月分速報)によると、全世帯(2人以上、農林漁業世帯含む)の消費支出は1世帯あたり31万3,350円で、前年同月と比べ実質2.1%減少した。勤労者世帯の消費支出は34万10円と前年同月比で実質4.0%減少。実収入は実質4.9%の減少となっている。
   
   

  3月の消費者物価指数、前年同月比0.5%上昇
   
総務省統計局が28日発表した3月の全国消費者物価指数は生鮮食品を除く総合指数で97.9となり、前年同月と比べ0.5%上昇した。05年度の平均値も97.9と前年度より0.1%上昇し、8年ぶりに前年の水準を上回っている。一方、東京都区部の4月分中旬速報値は生鮮食品を除く総合指数で97.2となり、前年同月比で0.3%上昇した。
(3月/全国)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm
(05年度平均/全国)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/nendo/index-z.htm
(4月分中旬速報値/東京都区部)
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-t.htm
   
   

  鉱工業生産指数、前月比0.2%上昇
   
経済産業省が28日発表した3月の鉱工業生産指数(季節調整値)は103.7と前月比で0.2%上昇している。業種別では輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業など、品目ではモス型半導体集積回路(ロジック、メモリ)、小型乗用車などが上昇に寄与した。4月は3.8%上昇、5月は0.5%低下と予測している。