労働HOT NEWS:バローグループユニオン
 
労働HOT NEWSは、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」の許可を得、「メール マガジン労働情報」内の記事から掲載しております。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(URL:http://www.jil.go.jp/

 
■2006年2月
                   
 
 
】【 】【
     
  統計  
     
  有効求人倍率、13年ぶりに1倍台回復/12月
   
厚生労働省が1月31日に発表した昨年12月の一般職業紹介状況によると、求職者1人あたりの求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.01ポイント上回る1.00倍となり、1992年9月以来13年3カ月ぶりに1倍台を回復した。都道府県別に見ると、最も高い愛知県で1.61倍、最も低い沖縄県で0.41倍と地域間の格差が目立つ。また、2005年平均の有効求人倍率は0.95倍で前年を0.12ポイント上回った。
   
   

  7道県で集中雇用対策を実施へ/厚労省
   
川崎厚労相は1月31日の記者会見で、北海道、青森、秋田、高知、長崎、鹿児島、沖縄の7道県について、「依然厳しい状況が続き、雇用改善の動きが弱い」として、これらの地域に対して、雇用対策を集中して実施する方針を示した。
   
   

  12月の完全失業率4.4%/前月比0.2ポイント低下
   
総務省統計局が1月31日発表した労働力調査の結果(速報)によると、昨年12月の完全失業率(季節調整値)は4.4%と前月に比べ0.2ポイント低下した。男性は4.5%(0.1ポイント低下)、女性は4.3%(0.3ポイント低下)。就業者数は6,315万人で、前年同月と比べ9万人増加している。完全失業者数は265万人で、前年同月比で5万人減少した。

▽労働力調査(2005年平均の調査結果)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/index.htm
   
   

  勤労者世帯の消費支出、実質3.2%増加/12月
   
総務省統計局が1月31日公表した家計調査報告によると、昨年12月の勤労者世帯(2人以上世帯)の消費支出は1世帯当たり37万9,769円で、前年同月と比べ実質3.2%の増加となった。実収入は実質1.3%減少(前年同月比)、可処分所得は実質1.2%減少(同)している。

▽家計調査報告(勤労者世帯、2005年平均の結果)
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/kin/pdf/056b_mr3.pdf
   
   

  鉱工業生産指数、1.4%上昇
   
経済産業省が1月30日発表した昨年12月の鉱工業生産指数(季節調整値、速報)は105.0で、前月と比べ1.4%上昇した。電子部品・デバイス工業、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇に寄与している。今後の生産は1月に0.9%上昇、2月に1.4%低下と予測。「総じてみれば、生産は緩やかな上昇傾向にある」との見方を示している。
   
   

  一般労働者、8年ぶりに増加/毎月勤労統計、05年平均
   
厚生労働省は1日、2005年平均の毎月勤労統計調査の結果(速報)を発表した。1人平均の月間現金給与総額(規模5人以上)は前年比で0.6%増の33万4,886円と5年ぶりに増加した。常用雇用は前年比0.5%増と2年連続で増加。このうち一般労働者は0.5%増、パートタイム労働者は0.6%増となっている。一般労働者の増加は8年ぶりのこと。

▽毎月勤労統計調査(12月分)結果速報
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/1712p/mk1712p.html
   
   

  業況DI、4カ月ぶりに悪化/1月の日商LOBO調査
   
厚生労働省は1日、2005年平均の毎月勤労統計調査の結果(速報)を発表した。1人平均の月間現金給与総額(規模5人以上)は前年比で0.6%増の33万4,886円と5年ぶりに増加した。常用雇用は前年比0.5%増と2年連続で増加。このうち一般労働者は0.5%増、パートタイム労働者は0.6%増となっている。一般労働者の増加は8年ぶりのこと。
   
   

  一致指数、5カ月連続で50超す/景気動向指数
   
内閣府が6日発表した昨年12月の景気動向指数(速報)によると、景気の現状を示す「一致指数」は100.0%で、上昇か下降か判断の分かれ目となる50%を5カ月連続で上回った。全ての指標の変化方向がプラスとなっている。先行指数は80.0%と3カ月連続で50%を上回り、景気の広がりを示す遅行指数は2カ月連続で50.0%だった。
   
   

  所定内給与、東京と青森で14万7,300円の差/賃金構造基本調査
   
厚生労働省は3日、2005年賃金構造基本統計調査結果(都道府県別速報)を発表した。一般労働者の所定内給与額を都道府県別に見ると、東京都の37万100円(平均勤続年数11.5年)が最も高く、青森県の22万2,800円(同10.7年)が最も低い。両都県の差は14万7,300円となっている。
   
   

  民間非営利団体の人件費6.5%増/内閣府調査
   
内閣府は7日、2004年度の「民間非営利団体実態調査結果」を発表した。全団体の収入の合計は29兆6.525億円で、前年度に比べ4.4%増加。経費は27兆6,905億円で3.9%の伸びを示した。経費のうち人件費は5兆4,575億円で6.5%増えている。
   
   

  景気の現状判断、3カ月ぶりに低下/景気ウォッチャー調査
   
内閣府は8日、1月の景気ウォッチャー調査の結果を発表した。現状判断DIは前月比3.6ポイント低下の52.1と3カ月ぶりに前月の水準を下回った。初売りやクリアランスセールは好調だったものの、前月の反動や商材不足による売り逃しがみられたこと、大雪のために人出が鈍ったことにより低下したと分析している。横ばいを示す50は9カ月連続で上回った。
   
   

  消費者態度指数、前月比3ポイント上昇/全国消費動向調査
   
内閣府は9日、1月の全国消費動向調査の結果を発表した。一般世帯の消費者態度指数は49.5で前月に比べ3.0ポイント上昇している。「雇用環境」、「収入の増え方」、「暮らし向き」、「耐久消費財の買い時判断」の全ての指標が、前月より改善した。

○毎月勤労統計調査地方調査(05年7月分結果概要)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/07.html
   
   

  高卒者の就職内定率、前年同期比4.5ポイント上昇/昨年12月末現在
   
文部科学省は10日、今春高卒予定者の就職内定状況調査(05年12月末現在)の結果を発表した。就職内定率(就職内定者の就職希望者に対する割合)は77.9%で、前年同期より4.5ポイント上昇している。就職希望者のうち内定を得ていないのは約4万9,000人。内定率を都道府県別に見ると、富山県の92.4%が最も高く、沖縄県の46.7%が最も低い。
   
   

  外国人労働者が地方経済に与える影響を分析/内閣府DP
   

内閣府は13日、「都市別データによる外国人労働者の一考察」と題したディスカッションペーパーを発表した。都市別データを用いて、外国人労働者の分布状況を統計的に把握するとともに、地方経済に与える影響を推計。大都市だけでなく、小規模都市でも外国人労働者の比率が高いところがあり、特にブラジル人の比率は東海や北関東、甲信で高く、工業出荷額との相関が高いことなどを指摘している。

○鉱工業生産・出荷・在庫指数(12月確報)
http://www.meti.go.jp/statistics/data/h200001j.html
○毎月勤労統計調査(05年分結果確報)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/17fr/mk17r.html
○毎月勤労統計調査(12月分結果確報)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/1712fr/mk1712r.html

   
   

  実質GDP成長率、年率5.5%増/10〜12月期
   

内閣府は17日、2005年10〜12月期のGDP(国内総生産)速報を発表した。実質GDP成長率(季節調整値)は前期(7〜9月期)と比べ1.4%増(年率換算では5.5%増)で、4期連続のプラス成長となっている。対GDPの寄与度は、国内需要(内需)がプラス0.8%、財貨・サービスの純輸出(外需)がプラス0.6%だった。

   
   

  個人企業の業況判断、2.1ポイント改善/総務省調査
   

総務省が15日発表した昨年10〜12月期の個人企業経済調査(動向編)の結果(速報)によると、個人企業(個人経営の事業所)の業況判断DIはマイナス61.7で、前期(7〜9月期)と比べ2.1ポイント改善した。来期(06年1〜3月期)の業況見通しDIはマイナス60.3で、今期より1.4ポイント改善の見通しとなっている。

   
   

  05年の日本、4,361人の自然減/外国人ら含む、人口動態統計速報
   

厚生労働省が21日発表した人口動態統計速報(2005年12月分)によると、昨年1年間の出生数は109万237人、死亡数は109万4,598人で、4,361人の自然減となっている。同省は昨年12月、05年の日本に住む日本人の人口を1万人減と推計。今回の速報の対象には、日本に住む外国人や外国に住む日本人も含む。日本に住む日本人の数(概数)は6月に発表の予定。

   
   

  「正社員的パート」の賃金水準、「8割程度」以上は51%
   

21世紀職業財団がこのほど発表したパートタイム労働者実態調査の結果によると、パートを管理職などに登用している事業所は10.5%で、正社員への転換制度があるのは47.3%だった。職務や人材活用の仕組み・運用が正社員とほとんど同じパートがいる場合、その賃金水準が「正社員の8割程度」より高いのは51.7%で、28.4%は「正社員の7割程度」より低い。

○毎月勤労統計調査地方調査(05年8月分結果概要)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/08.html

   
   

  従業員の長期休暇取得、「企業は奨励を」が7割/内閣府世論調査
   

内閣府が20日発表した「都市と農山漁村の共生・対流に関する世論調査」の結果によると、72.5%が「家族で旅行ができるよう、企業は従業員がまとまった休暇を取ることを奨励すべき」と考えている。その理由として「従業員がリフレッシュすることで、仕事の能率も向上する」などがあげられた。調査は全国の20歳以上3,000人を対象に実施したもの。

○毎月勤労統計調査地方調査(9月分結果概要)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/17/09.html