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労働 HOT NEWS


2026年

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2026年4月


3月の基調判断、「中東情勢の影響注視」に表現変更/月例経済報告

政府は3月27日、3月の「月例経済報告」を公表した。基調判断については、前月の「米国の通商政策の影響が 残るものの、緩やかに回復している」から、「緩やかに回復しているが中東情勢の影響を注視する必要がある」 に表現変更。先行きについても「雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待 されるものの、中東情勢の影響を注視する必要がある」とした。個別判断では、消費者物価が「上昇テンポが 緩やかになっている」から「緩やかに上昇している」に修正された以外は据え置き。

緊急時の雇用調整助成金の在り方、報告書を公表/厚労省

厚生労働省は3月27日、労働政策審議会職業安定分科会を開催し、報告書「緊急時における雇用調整助成金の 在り方について」を公表した。過去の特例措置に関する事例や調査研究等の整理から、緊急時の特例措置の意義 について、「危機の影響及び事業回復の見極めや事業転換等経営改善を図る期間を確保するとともに、労働者の 円滑な再就職に向けた準備期間の確保を可能とすることは、個々の労働者、事業主におけるセーフティネットと して有効であり、社会全体としても合理的」としたうえで、今後の在り方について、「経済変動」「自然災害等」 「コロナ禍類似の危機」の3つに分け、それぞれの特例措置の内容や期間について整理している。報告書巻末に、 JILPT高橋康二主任研究員が分科会で報告した「雇調金の緊急時の雇用維持効果に関する分析結果の考察」を 収録している。

2024年の人口動態統計報告書を公表、合計特殊出生率は過去最低/厚労省

厚生労働省は3月26日、2024年人口動態統計(報告書)を公表した。2024年の自然増減数(出生数から死亡数を 減じたもの)はマイナス91万9,205人で前年比7万477人減少。出生数は68万6,173人で前年(72万7,288人)より 4万1,115人減少した。合計特殊出生率は1.15で前年の1.20より低下。合計特殊出生率は1975年に2を下回り、 2005年まで低下傾向、2006年以降に緩やかな上昇傾向が続いていたが、2016年からは低下し、2024年は過去最低と なった(概要22頁)。出生数を性別にみると男35万1,451人、女33万4,722人で、女を100とする出生性比は男105 であり、昭和50年代後半からおおむね105台で推移している。

プラットフォームワーカーの働き方やアルゴリズム管理、調査結果を公表/厚労省委託事業

厚生労働省は今般、2025年度AI等調査事業(プラットフォームワーカーの働き方等に関する調査)の報告書を 公表した。国内のプラットフォームワーカーの働き方やアルゴリズム管理の状況などを把握するため、業界団体、 労働組合、事業者を対象にヒアリング調査した結果をまとめたもの。事業者とワーカー間の契約形態、ワーカー の働き方(専業/副業の割合、就業場所)、マッチングの仕組み、報酬の決め方、評価・指導等、アルゴリズム 管理・AIの利用状況等について調査している。

雇用型就業者の4人に1人が「テレワークしたことがある」/国交省テレワーク人口実態調査

国土交通省は3月24日、「2025年度テレワーク人口実態調査」結果を公表した。雇用型就業者のテレワーカー (これまでテレワークをしたことがある人)の割合は25.2%(前年度比0.6ポイント増)、直近1年間のテレ ワーク実施率は、全国で 16.8%(同1.2 ポイント増)。コロナ禍後は、テレワーカーの割合、テレワーク実施 率ともに減少していたが、2025年調査において増加に転じ安定基調で推移していることが確認されたとしている。 業種別では「情報通信業」74.1%が最も高く、「学術研究、専門・技術サービス業」54.0%が続き、「宿泊業・ 飲食業」6.0%、「医療・福祉」6.4%などで低くなっている。勤務先に「テレワーク制度等が導入されている」 と回答した雇用型テレワーカーは22.1%だった。

「労使関係セミナー」基調講演を配信/中労委

中央労働委員会は、「労使関係セミナー」を全国で開催している。同セミナーは、裁判例や労働法制に関する 情報を広く発信し、労使紛争の未然防止及び早期解決を図ることなどを目的として、労働委員会委員等による基 調講演やパネルディスカッションを行っている。中労委ホームページでは、基調講演の動画を一定期間、配信し ている。受講無料。新規掲載は「第1部:労働時間をあらためて考える」、「第2部:賃金制度にふれる(残業 代など)」(講師:中内 哲・中労委西日本区域地方調整委員)

「第12次職業能力開発基本計画」、「青少年雇用対策基本方針」を策定/厚労省

厚生労働省は3月31日、「第12次職業能力開発基本計画」を策定し、2026〜30年度の5年間で、産業界や成長分 野に必要な人材を戦略的に育成・確保する方針を示した。労働市場でのスキル等の「見える化」など職業能力開 発の基盤整備や個人の自律的・主体的なキャリア形成支援、企業における職業能力開発の充実を進めることで、 労働生産性の向上と労働者の自己実現、処遇向上を図る。 また同日策定した「青少年雇用対策基本方針」では、青少年の雇用情勢が改善傾向にある一方、就労に困難な課 題を抱える層が存在しているとして、在学段階からのキャリア相談機会や若者の採用・育成に積極的な中小企業 を認定するユースエール制度の活用促進などに取り組む。

「カスハラ対策企業マニュアル」宅配業編を作成/厚労省

厚生労働省は今般、「業種別カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(宅配業編)」等を公表した。 宅配業におけるカスハラの実態調査や業界企業へのヒアリングを踏まえ、代表的なカスハラ行為・類型に対する 対応方法や企業が取り組むべき対策を具体的に記載し、宅配業共通の対応方針として策定。店舗等に掲示する周 知用ポスターと研修動画も作成している。

26年度「全国安全週間」を7月に実施/厚労省

厚生労働省は7月1日から1週間、2026年度「全国安全週間」を実施する。労働災害防止のため、産業界の自主 的活動推進や、職場での安全維持活動の定着等を目的に毎年実施。26年度のスローガンは、「多様な人材 全員 参加 みんなで育てる安全職場」に決定。7月1日(水)から7日(火)までを「全国安全週間」、6月1日 (月)から30日(火)までを準備期間として、さまざまな取組みを実施する。

「働きがいのある職場づくりのための支援マニュアル」を作成

厚生労働省はこのほど、企業のワーク・エンゲージメント向上に向けた取組を支援するため、参考となる支援 マニュアルを作成した。働きがい向上への取り組み方を、企業における体制づくり、課題の特定、施策の展開、 取組の効果検証のステップに分けて説明するとともに、先進企業10社の事例を紹介している。

省力化・生産性向上支援サイト「省力化ナビ」を公開/中小企業庁

中小企業庁は3月26日、省力化や生産性向上への第一歩を支援する情報発信サイト「省力化ナビ」を公開した。 中小企業が直面する人手不足や賃上げ等の課題を「飲食」「宿泊」「運輸」「製造」等の業種別に整理、業務に 関する悩みを選択すると、解決策と具体的な事例や今からできる取組ステップが表示され、相談先も確認できる。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券不当労働行為再審査事件で初審命令を維持/中労委

会社が、組合員の解雇撤回及び解雇の発端となった当該組合員からのハラスメントの訴えに関する調査結果の開 示と説明に係る令和3年4月6日付団交申入れ(本件申入れ)に応じなかったことが不当労働行為であるとして 組合から救済申立てがあった事件の再審査事件において、中央労働委員会は3月23日、会社は本件申入れ前まで の4回の団交において主な議題となったハラスメントについて組合の理解を得るべく相応の対応をしていること、 本件申入れにおいて新たな要求事項は認められないことなどから、会社の対応が正当な理由のない団交拒否に 当たるとはいえないとして、初審命令を維持し組合の再審査申立てを棄却した。

DX、リ・スキリングによる生産性向上など議論/成長戦略会議分科会

政府は3日、日本成長戦略会議労働市場改革分科会の第2回会合を開き、事務局の論点整理に基づき、企業の付 加価値向上に向けた対応やDXやリ・スキリング等による労働生産性の向上、労働者の希望に応じた労働移動の 実現や労働時間制度の運用面の見直し等について議論した。資料1「第1回労働市場改革分科会を踏まえた論点 の整理について」(8頁)にJILPTの成果(「従業員に対する人材育成・能力開発の方針」)が引用された。

新たな「高年齢者等職業安定対策基本方針」を策定/厚労省

厚生労働省は3月31日、新たな「高年齢者等職業安定対策基本方針」を公表した。同方針では、2029年までに 60〜64歳の就業率79.0%以上(24年実績74.3%)、65〜69歳の就業率57.0%以上(同53.6%)、70歳までの就業 確保措置の実施率40.0%以上(25年6月1日実績34.8%)を目指す。高齢者の職業の安定を図るための施策とし て、企業への支援措置の強化やハローワークの「生涯現役支援窓口」によるきめ細かなマッチング等を推進する。

「産業カウンセラー」など4職種、「職業能力検定」に認定/厚労省

厚生労働省は3月31日、新たに「産業カウンセラー」、「電子回路営業」、「野菜・果実マイスター」及び「化 粧パネル工事」の4職種を職業能力検定として認定した。同検定制度は、職業能力開発促進法施行規則に基づき、 一定基準を満たす民間団体や企業が独自に行う検定を厚生労働大臣が認定するもの。 認定を受けた検定は、「厚生労働省認定」表示や、専用ロゴマークを使用できる。また、別途指定基準を満たせ ば、検定合格を目指す講座が教育訓練給付金の対象講座になる。同省では、今後も、既存の公的資格(技能検定 等)ではカバーできていなかった産業・職種のスキルの階層化・標準化を進めていくとしている。

「社会保険適用拡大特設サイト」をリニューアル/厚労省

厚生労働省は1日、「社会保険適用拡大特設サイト」をリニューアルした。2025年年金制度改正の内容を反映し、 新たに適用拡大の対象となる事業所や対象者について周知するとともに、社内準備の進め方や加入のメリットな どを、事業主や人事労務担当者が理解しやすいよう紹介している。従業員の関心に沿ったコンテンツや社会保険 適用拡大に関する解説動画も掲載している。

全国のよろず支援拠点に「生産性向上支援センター」を開設/経産省

経済産業省は1日、中小・小規模事業者の生産性向上、とりわけ労働投入量の効率化に向けた伴走支援を行う 「生産性向上支援センター」を全国のよろず支援拠点に開設した。人手不足に課題を抱える事業者の積極的な 活用を呼びかけている。同センターの支援を受け「生産性向上取組計画」を策定した場合、省力化投資補助金 (一般型)の採択審査において加点措置を受けられる予定(2026年夏頃)。

「地域雇用活性化推進事業」実施地域を募集/厚労省

厚生労働省は3日、雇用機会の不足や過疎化の進む地域が特性を生かし「魅力ある雇用」「それを担う人材」の 維持・確保を図るため、創意工夫の取組を支援する「地域雇用活性化推進事業」実施地域を募集している。 企画書の提出期間は6月2日(火)まで、提出先は応募地域を管轄する労働局。

死亡の元化粧品販売員、労災認定/石綿含有、吸引の可能性・宮城

悪性胸膜中皮腫を発症後に亡くなった宮城県の元化粧品販売員の女性=当時(68)=について、化粧品に使われ ていた粉末「タルク」にアスベスト(石綿)が含まれ、それを吸い込んだことが発症原因になった可能性がある として、仙台労働基準監督署が労災認定していたことが3月24日、分かった。 患者らの団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」が明らかにした。石綿による健康被害を巡り、化粧 品販売員が労災認定されたのは全国初という。 同会によると、女性は国が石綿を含む製品の製造・使用を規制する前の1974年3月から77年6月、資生堂(現・ 資生堂ジャパン)仙台駐在所に勤務。客に化粧を施したり、化粧品に関する相談を受けたりする業務を担当して いた。2024年1月から体調を崩し、同4月に悪性胸膜中皮腫の診断を受けた。長女が労災申請したが、女性は同 10月に亡くなった。 仙台労基署は、女性の勤務期間が1年以上であることや発症までに10年以上が過ぎていることなどから業務上の 疾病と判断し、25年12月に労災と認めた。資生堂ジャパンの担当者は、取材に「詳細を確認した上で適切に対応 していく」と話した。時事通信(2026年3月24日)

労災保険法改正案を閣議決定、遺族補償年金の男女差解消など/政府

政府は7日、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案を閣議決定した。労働災害に対する幅広いセーフ ティネットを整備するため、遺族補償年金における支給要件等を見直し、夫のみに課せられた支給要件を撤廃す る。また、労災保険の療養、休業、介護等給付の請求権の消滅時効期間を政令で定める疾病(脳・心臓疾患、精 神疾患など)について2年から5年へ延長する。労災保険が任意適用だった農林水産業の小規模事業の強制適用 事業とし、一人親方の労災保険加入手続きなどを行う団体の要件を厚生労働省令で明確化することなども定めて いる。

26年度予算が成立、一般会計の歳出総額は過去最大

2026年度予算が7日、参院本会議で成立した。一般会計の歳出総額は過去最大の122兆3,092億円、「責任ある積 極財政」の考え方の下メリハリ付けを行い、「危機管理投資」や「成長投資」分野に増額した。 厚生労働省関係予算では、「社会の構造変化に対応した保健・医療・介護の構築」「物価上昇を上回る賃上げの 普及・定着に向けた三位一体の労働市場改革の推進と多様な人材の活躍促進」「包摂的な地域共生社会の実現等」 を3本柱に「中小・小規模企業等に対する賃上げ支援、非正規雇用労働者への支援」に1,961億円、「リ・スキ リング、ジョブ型人事、労働移動の円滑化の推進」に1,881億円、「人材確保の支援」に507億円を計上した。 (厚労省2026年度予算案の概要8頁)。

「DX注目企業2026」などを選定/経産省

経済産業省は10日、東京証券取引所及び情報処理推進機構と共同で、「DX銘柄2026」を選定した。デジタルトラ ンスフォーメーション(DX)を通じて企業価値向上を実現している上場企業を選定するもので、優れた情報シス テムの導入やデータ利活用にとどまらず、AIをはじめとしたデジタル技術を前提としたビジネスモデルや経営の 変革に果敢に挑戦し続けている企業を対象としている。 2026年は、「DXグランプリ」3社、「DX銘柄」27社、「DX注目企業」17社、「DXプラチナ企業」2社の計49社が 選出された。このうち、「DXグランプリ」には、ブリヂストン、ミスミグループ本社、三井住友フィナンシャル グループが選ばれた。

公務のブランドメッセージなど公表/人事院・公務ブランディング府省横断チーム

人事院は社会に公務のポジティブなイメージを発信していくため、「公務ブランディング府省横断チーム」を 2025年7月に立ち上げ、公務の仕事の価値や魅力について府省横断で議論を重ねてきた。このたび活動の一環と して、ブランドメッセージ「国のミライをつくる、唯一無二の挑戦がある」と同メッセージをビジュアル的に 整理した「コンセプトブック」をホームページに掲載した。今後も各府省との連携を強化し、公務一体となった 取組を進める。

26年度の雇用・労働分野の助成金のパンフレットを公表/厚労省

厚生労働省は8日、「2026年度雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」を公開した。助成金について雇用 関係助成金(雇用安定、職場環境改善、仕事と家庭の両立支援、従業員の能力向上などのためのもの)と労働条 件等関係助成金(職場環境の改善、生産性向上に向けた取組などのためのもの)に大別したうえで、助成の対象 となる取り組みや助成率、都道府県別の問い合わせ先など紹介している。雇用関係助成金については、支給要件、 手続きなどに関する詳細な雇用関係助成金支給要領も公表した。なお、個々の助成金別のパンフレットを紹介す るサイトには、2026年版への更新前のものも含まれている。

育成就労制度についての解説動画を公開/出入国管理庁

出入国管理庁は、2027年4月1日に運用開始する育成就労制度について、どのような制度であるかを分かりやす く解説する動画を、対象者別に、監理支援機関向け、受入れ機関/受入れ企業向け、外国人労働者向けに分けて 公開している。

骨太方針策定など議論/経済財政諮問会議

政府は13日、第4回経済財政諮問会議を開き、骨太方針策定と予算編成について議論した。今年の骨太方針の 策定に向け、民間議員から経済・財政・社会保障の全体を俯瞰した整理を求める提案が示された。予算編成につ いては、債務残高対GDP比を安定的に低下させていくことを財政目標の中核と位置づけ、プライマリーバランス を複数年で管理し、物価・賃金の上昇を予算編成に的確に反映する方針を示した。

公務部門におけるカスハラ対策規則を制定/人事院

人事院は、職員が能力を充分に発揮できる勤務環境を確保するため、カスタマー・ハラスメント対策についての 人事院規則を制定した(2026年10月1日施行)。民間法制での義務化を踏まえ、公務部門におけるカスハラ対策 の位置付けを明確にしたもので、各府省に対し職員を保護する方針の明確化と周知、悪質なカスハラへ対処する 体制整備など具体的措置を義務化する。暴行、脅迫、威圧的な言動に加え、SNS上での中傷や悪評投稿を示唆する 行為も対象となる。窓口利用者や電話の問い合わせ者など、行政サービスの利用者が行為者となり得る点につい ても整理した。

17戦略分野「官民投資ロードマップ」素案を策定/日本成長戦略会議分科会

政府は16日、日本成長戦略会議戦略分野分科会(第3回)を開催した。17の「戦略分野」において優先的に支援 する必要がある主要な製品・技術等として、計61項目を選定した。官民投資に向けたロードマップ素案では、AI・ 半導体分野に「バーティカルAI(領域特化型AI)」を新たに追加した。「バーティカルAI」とは、データ、AIモ デル、アプリケーションを垂直統合したシステムのこと。高い正確性と専門性から「現場で使えるAI」とされ、 産業や行政分野での利活用の機運が高まっている。「バーティカルAI」の導入促進により、人手不足に直面する 我が国の供給力を維持し、力強い成長を目指す(資料2・3頁)。

物価「上がった」実感が9割台半ば 雇用環境D.I.は改善/日銀生活意識調査

日本銀行は20日、「生活意識に関するアンケート調査」(第105回、2026年3月調査)結果を公表した。現在の 暮らし向きは、「ゆとりが出てきた」が5.8%(前回12月調査5.0%)、「ゆとりがなくなってきた」が53.4%(同 57.2%)で、暮らし向きD.I.は改善。現在の物価に対する実感は、1年前と比べて「かなり上がった」「少し上 がった」の合計が95%で前回調査95.2%とほぼ同じ。「1年後を見た勤め先での雇用・処遇についての不安」は、 「あまり感じない」との回答が増加し、「かなり感じる」との回答が減少したことから、雇用環境D.I.は0.3 (同マイナス3.3)に改善した。

地域課題分析レポート「地域経済が直面する課題」を公表/内閣府

内閣府は15日、地域課題分析レポート「地域経済が直面する課題」を公表した。第1章「地域経済の動向」では、 2025年の景況感について、年末頃から物価上昇の継続や寒波・大雪といった天候要因により、改善の勢いが鈍化 したとした(概要2頁)。 雇用面では、有効求人倍率が各地域で1を超える水準が続いているものの、25年夏頃にかけて減少する動きがみ られ、米国の通商政策に対する不透明感から、企業が新規採用を手控えていた可能性があると分析した。夏以降 は、多くの地域で求人が増加する動きに転じたとしている(同5頁)。 第2章「地域経済に影響を及ぼす環境変化や事象」では、景気ウォッチャーの現状判断理由コメントにおける主 要キーワードとして、「価・値上」「外国人・インバウンド」「米国・関税」「万博」「賃上げ・春闘・最低賃 金」などが挙がり、このうち「物価・値上げ」は、おおむね全ての地域で3割程度を占めた(同6頁)。

国内投資の促進を訴え 経済同友会会員懇談会で高市首相

高市首相は21日、都内で行われた経済同友会会員懇談会に出席した。同会創立80周年に祝意を示した上で、物価 高や潜在成長率の低迷、厳しい国際環境に直面する日本経済の現状に触れ、政府が一歩前に出て事業者の予見可 能性を高め、国内投資の促進に取り組むとの考えを示した。2027年度予算案の編成に向けては、複数年度予算や 長期的基金を活用した投資促進策などを骨太の方針で具体化すると述べ、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC) +首脳会合で発表した「アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ(パワー・アジア)」を通じ、 エネルギーと重要鉱物のサプライチェーンを強化する方針も示した。

2月の完全失業率2.6%、前月比0.1ポイント低下/労働力調査

総務省は3月31日、2026年2月の「労働力調査(基本集計)」を公表した。完全失業率(季節調整値)は2.6%で、 前月比0.1ポイント低下した。完全失業者数は180万人(前年同月比15万人増)で、7カ月連続の増加。就業者数 は6,779万人(同11万人増)で、2カ月ぶりの増加。主な産業別就業者では、「卸売業,小売業」、「運輸業, 郵便業」、「情報通信業」、「宿泊業,飲食サービス業」などが増加した。雇用者数は6,176万人(同24万人増) で、48カ月連続の増加。

2月の有効求人倍率1.19倍、前月比0.01ポイント上昇、新規求人は前年同月比7.8%減/一般職業紹介状況

厚生労働省は3月31日、「一般職業紹介状況(2026年2月分)」を公表した。2月の有効求人倍率(季調値)は 1.19倍で、前月比0.01ポイント上昇した。新規求人倍率(同)は2.10倍で、前月比0.01ポイント低下した。景気 の先行き指標とされる新規求人(原数値)は、前年同月比で7.8%減。産業別にみると、卸売業,小売業(17.9 %減)、生活関連サービス業,娯楽業(17.0%減)、宿泊業,飲食サービス業(14.7%減)、情報通信業(9.5 %減)、教育,学習支援業(6.5%減)などで減少となった。

2月の鉱工業生産、前月比2.1%低下/鉱工業指数速報

経済産業省は3月31日、2月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を公表した。生産指数(季調値)は前月比2.1 %低下の102.3で3カ月ぶりの低下。業種別では、自動車工業、金属製品工業、電子部品・デバイス工業等が低下し、 鉄鋼・非鉄金属工業、化学工業(除.無機・有機化学工業・医薬品)、パルプ・紙・紙加工品工業が上昇した。 生産の基調判断は「一進一退で推移」で据え置いた。

正社員等、パートタイムとも引き続き「不足超過」/労働経済動向調査

厚生労働省は3月30日、「労働経済動向調査(2026年2月)」の結果を公表した。2月1日現在の労働者の過不足 判断DI(不足−過剰)は、正社員等がプラス49ポイント、パートタイム労働者が同28ポイントで、引き続き「不足」 超過。産業別にみると、正社員等は「運輸業,郵便業」、「情報通信業」、「学術研究,専門・技術サービス業」 などで、パートタイム労働者は「サービス業(他に分類されないもの)」、「宿泊業,飲食サービス業」、「卸売 業,小売業」、「医療,福祉」などで人手不足感が高くなっている(概況p.7)。 AIの導入状況は、「導入している」31%、「導入していない」67%。企業規模が小さいほど未導入割合が多い。 AI導入事業所のうち「活用後に効果があった」とする割合は78%、内容としては「作業負担の軽減や作業効率の改 善」(91%)が最多、「品質の向上」(33%)、「労働時間の短縮や休暇・休日の増加」(25%)が続いた。

25年経済構造実態調査一次集計結果を公表/総務省

総務省は3月27日、「2025年経済構造実態調査」一次集計結果(産業横断調査・企業等に関する集計)を公表した。 2024年の売上高(全産業計)は1,968兆2,776億円で、産業大分類別にみると、「卸売業、小売業」が 542兆3,153億 円(全産業の27.6%)と最多、次いで「製造業」475兆5,531億円(同24.2%)、「金融業、保険業」162兆7,186億 円(同8.3%)などとなっている。

雇用人員判断DI、全産業で不足感続く/日銀短観

日本銀行は1日、3月の「全国企業短期経済観測調査」(短観)結果を公表し、業況判断DI(「良い」−「悪い」) は、大企業製造業でプラス17(前回12月調査比1ポイント上昇)、非製造業でプラス36(同変化なし)。 全産業・規模計でプラス18(同変化なし)。先行き3カ月の景況判断は、製造業、非製造業とも悪化を示している。 雇用人員判断DI(「過剰」−「不足」)は、全産業・規模計でマイナス38(同変化なし)。不足超過は、大企業 (マイナス28)より中堅(同39)、中小(同40)で、製造業(同28)より非製造業(同45)で大きい(概要6頁)。

二人以上世帯の消費支出、前年同月比1.8%減/2月家計調査報告

総務省は7日、2月の「家計調査報告」を公表した。二人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は28万9,391円、 実質で前年同月比1.8%減と3カ月連続の減少。支出項目別でのマイナス寄与度は、教育(マイナス1.15%)、 交通・通信(同0.87%)など。勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり58万9,038円(前年同月比で実質1.6%増) で2カ月連続の実質増加。

基調判断は「下げ止まりを示している」で据え置き/2月景気動向指数

内閣府は7日、2月の「景気動向指数(速報)」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は116.3で、前月と 比較して1.6ポイント下降し、2カ月ぶりの下降。要因は、「投資財出荷指数(除く輸送機械)」や「鉱工業用生 産財出荷指数」などがマイナスに寄与したことが挙げられる。一致指数の基調判断は「下げ止まりを示している」 で、前月から据え置き。

4月景気判断、全地域で据え置き/日銀地域経済報告

日本銀行は6日、4月の「地域経済報告—さくらレポート—」を公表した。一部に弱めの動きもみられるが、 すべての地域で、景気は「緩やかに回復」、「持ち直し」、「緩やかに持ち直し」とし、総括判断は前回(1月) から据え置いた。「雇用・所得」については、東北と九州・沖縄は「改善」、その他の7地域はいずれも「緩や かに改善」。支店長会議総括では、賃金設定面で多くの地域から、地域の中小企業においても、人材の確保・係 留等の観点から、2026年度も2025年度と概ね同程度の賃上げ方針を示す企業が多いと報告がされた。

休業4日以上の死傷者数は前年同期比11.1%増/厚労省

厚生労働省は3月31日、2026年の労働災害発生状況(3月速報値)を公表した。休業4日以上の死傷者数は1万 3,898人で、前年同期比1,386人・11.1%増。業種別の最多は第三次産業7,057人(同940人・15.4%増)、事故類 型別では転倒5,020人(同653人・15.0%増)が最多で、墜落・転倒2,121人(同168人・8.6%増)、動作の反動・ 無理な動作1,761人(同340人・23.9%増)が続く。死亡者数は82人(同11人・11.8%減)。今年1月1日から 2月28日までに発生した労働災害で、3月9日までに報告があったものを集計している。

2月の実質賃金、前年同月比1.9%増で2カ月連続のプラス/毎勤統計速報

厚生労働省は8日、2月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。現金給与総額 は、就業形態計で前年同月比3.3%増の29万8,341円、うち一般労働者が同3.9%増の38万7,125円、パートタイム 労働者が同1.4%増の10万8,802円。一般労働者の所定内給与は同3.7%増の34万6,098円と1994年1月以降過去最 高の伸び率となった。現金給与総額指数を消費者物価指数で割った実質賃金は、前年同月比1.9%増で、2カ月 連続の増加。

街角景況感、前月差6.7ポイント低下/3月景気ウォッチャー調査

内閣府は8日、全国の商店主やタクシー運転手などに街角の景況感をたずねた2026年3月の「景気ウォッチャー 調査」結果を公表した。3カ月前と比較した景気の現状判断DI(季調値)は、前月差6.7ポイント低下の42.2で、 2カ月ぶりの低下。家計、企業、雇用のすべてのDIが低下した。先行き判断DI(同)は、前月差11.3ポイント 低下の38.7。今回の結果について、「景気は、中東情勢によるマインド面の下押しを背景に、このところ持ち 直しの動きに弱さがみられる。先行きについては、中東情勢による不透明感がみられる」としている。

消費者マインドの基調判断、「弱含んでいる」に下方修正/3月消費動向調査

内閣府は9日、2026年3月の「消費動向調査」結果を公表した。「消費者態度指数(二人以上の世帯、季調値)」 は33.3(前月比6.4ポイント低下)。同指数を構成する意識指標は4つとも低下し、「暮らし向き」29.7(同9.8 ポイント)、「耐久消費財の買い時判断」26.0(同7.7ポイント)、「雇用環境」37.6(同5.7ポイント)、 「収入の増え方」39.8(同2.5ポイント)。消費者マインドの基調判断は、「弱含んでいる」に下方修正した。

3月の企業物価指数、前年比2.6%上昇/日銀

日本銀行は10日、企業物価指数(3月速報)を公表した。国内企業物価指数は129.5で、前月比0.8%、前年比2.6 %上昇した。製品別にみると、前月比で上昇したのは「石油・石炭製品」(7.7%)、「スクラップ類」(5.6%)、 「繊維製品」(3.0%)など、低下したのは「情報通信機器」(マイナス0.2%)など。輸入物価指数(ドルなどの契 約通貨ベース)は前年比2.2%、前月比1.5%の上昇。円ベースでは同7.9%、同3.3%の上昇だった。

賃金構造基本統計調査に基づく介護職員賃金を公表/厚生労働省

厚生労働省は10日、「賃金構造基本統計調査による介護職員の賃金の推移」を公表した。調査年の6月分として 支払われた給与に、前年1〜12月までの賞与の1/12を加え算出した給与は、介護分野の賃金水準を把握するため の基礎資料と位置づけられており、2025年は31.4万円で前年度の30.3万円から増加したが、全産業平均(役職者 抜き)39.6万円(前年度38.6万円)との格差はマイナス8.2万円で、前年度(マイナス8.3万円)からの改善はみ られない。

2月の生産指数、前月比2.0%低下/鉱工業指数

経済産業省は14日、2月の「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)」確報値を公表した。生産指 数(季節調整済)は102.4で、前月比2.0%の低下。業種別にみると、自動車工業、金属製品工業、電子部品・ デバイス工業等が低下し、鉄鋼・非鉄金属工業、化学工業(除く無機・有機化学工業)、パルプ・紙・紙加工品 工業が上昇した。出荷は同1.5%低下、在庫は同0.3%上昇、在庫率は同2.0%上昇。速報と比べて、生産、出荷 は上昇修正、在庫は変わらず。在庫率は下方修正。

2月の基調判断、「持ち直しの動きが見られる」/機械受注統計

内閣府は15日、機械受注統計調査報告(2026年2月実績)を公表した。機械受注総額は、前月比5.0%減の3兆 7,443億円(季調値)。民間設備投資の先行指標である「民需(船舶・電力を除く)」は、同13.6%増の1兆 1,159億円で2カ月ぶりの増加。内訳をみると製造業が30.7%増、 非製造業(船舶・電力を除く)が0.9%増。 3カ月移動平均の前月比も7.5%増。ただし、2月の受注額は大型案件によって大きく押し上げられていること を踏まえ、基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置きとした。

3月消費者物価指数、1.8%上昇、25年度は2.7%上昇/総務省

総務省は24日、3月の全国消費者物価指数を公表した。生鮮食品を除く総合指数は112.1で前年同月比1.8%の上 昇。前月比(季調値)は0.5%の上昇。前年同月比で上昇が大きかったのは、コーヒー豆など「飲料」9.6%、 チョコレートなど「菓子類」8.1%など。 あわせて公表された、2025年度平均の消費者物価指数の生鮮食品を除く総合指数は111.7で前年比2.7%の上昇。 生鮮食品及びエネルギーを除いた総合指数は111.0で、前年度比3.0%の上昇。前年度比で上昇が大きかったのは、 うるち米など「穀類」18.0%、チョコレートなど「菓子類」9.2%など。

2月の実質賃金、前年同月比2.0%増で2カ月連続のプラス/毎勤統計確報

厚生労働省は23日、2026年2月の「毎月勤労統計調査」結果(確報・事業所規模5人以上)を公表した。実質賃 金は前年同月比2.0%増(速報では1.9%増)で、2カ月連続でプラスとなった。現金給与総額は、就業形態計29 万8,542円(前年同月比3.4%増)、うち一般労働者は38万7,229円(同3.9%増)、パートタイム労働者は10万8,967 円(同1.6%増)、時間当たり給与は1,443円(同4.2%増)となった。

東京の中小企業1〜3月期の景況感は横ばい、続く人手不足感/東商調査

東京商工会議所は3月26日、東京23区内の「中小企業の景況感に関する調査」(1〜3月期)結果を発表した。 業況DIは前期比0.5ポイント改善の2.4となり、ほぼ横ばいとなった。 付帯調査の「採用の動向」では、正規従業員の過不足状況について「不足」と回答した企業が43.4%となり、 前期比0.1ポイント増加した。業種別では、小売業とサービス業の2業種で増加した。 2025年度に採用活動を「実施した」企業の割合は54.8%で、前期比0.1ポイント減少した。内容では、「正規従 業員の中途採用」が77.3%と最も高いものの、前期比では2.8ポイント低下した。一方、「正規従業員の新卒採 用」は37.4%となり、同3.1ポイント増加した。新卒採用活動における取組では、「初任給の引き上げ」が前期 比8.3ポイント増加し、59.5%で最多。25年度に正規従業員の採用活動を実施した企業のうち、「計画通り採用 できた」「概ね計画通り採用できた」と回答した企業の合計は52.9%となり、同1.2ポイント増加した。

平均5%台の賃上げ/連合・第2回回答集計

連合は3月27日、2026春季生活闘争・第2回回答集計結果を発表した。平均賃金方式で回答を引き出した1,506 組合の定昇相当込み賃上げの加重平均は17,137円・5.12%(昨年同時期比349円減・0.28ポイント減)。組合員 300人未満の中小組合は805組合で、定昇相当込み賃上げは14,048円・5.03%(同760円増・0.11ポイント増)と なり、額・率ともに昨年同時期を上回った。

事業承継に関する経営者向けガイドラインなど発表/経済同友会

経済同友会は3月30日、「ファミリービジネスの成長を日本経済の推進力に〜事業承継に関する経営者向け ガイドラインおよび政策提言〜」を公表した。 経済の持続的成長には中堅企業のファミリービジネスの更なる成長が不可欠との基本認識のもと、後継者候補 の選定・育成プロセスに沿って経営者が遵守すべき事項を整理し、指針として示した。また、事業承継方針を 検討する上で避けては通れない株式の贈与・相続について、事業承継税制の特例措置の活用促進に向けて、 政府が取るべき打ち手について提言した。

業況DI、原油高・円安で悪化/日商LOBO調査

日本商工会議所は3月31日、「商工会議所LOBO(早期景気観測)」3月調査結果を公表した。全産業合計の業況 DIは前月比3.2ポイント悪化のマイナス20.0、足もとの国際情勢の不安定化により悪化に転じた。 4−6月の先行きDIは、今月比マイナス1.5ポイントで、原油高・円安の長期化による採算悪化や消費マインド 悪化への懸念から慎重な見方となった。付帯調査は、「政策金利・為替の影響」では、円安基調が約半数の企業 業績にデメリットとなっており、具体的内容は原材料・エネルギー価格上昇に伴う負担増の影響が大きいとして いる。

仕事と育児の両立支援の事例集、3社を追加掲載/経団連HP

経団連は3月31日、ホームページ「仕事と育児との両立支援 事例集—男性の家事・育児の促進に向けて—」に 3社の事例を追加掲載した。サカタ製作所の「時間労働の是正・周囲の社員に対する支援」、東京海上日動火災 保険の「柔軟な働き方の拡充・社員への働きかけ」、明治安田生命保険相互会社の「男性の育休取得促進」など の取組を紹介している。

「組織拡大・強化」と「学校の働き方改革」を取り組みの重点に/日教組臨時大会

日教組(梶原貴委員長、18万7,000人)は3月18日、都内で臨時大会を開き、運動を進めるにあたっての「当面 のとりくみ」を確認。「組織拡大・強化」と「学校の働き方改革」を次期機関会議までの取り組みの重点に設定 した。前者は、「組織拡大計画にもとづき、前年度を上回る拡大・強化」をはかる考え。後者は、実効性ある改 革の実現に向けて、「業務削減、教職員定数改善を求め、組合員一人ひとりが参画する運動」を目指す。梶原委 員長はあいさつで、「組織拡大・強化は厳しい状況が続いているが、組拡材料は相手によってさまざまなアプローチ がある。結果にこだわろう」などと強調。学校の働き方改革も、「引き続き、重点方針としてとりくんでいく」 姿勢を示した。(JILPT調査部)

全体も中小組合も5%の高水準/連合第3回回答集計

連合は3日、2026春季生活闘争 第3回回答集計結果を公表した。平均賃金方式で回答を引き出した2,311組合の 加重平均は5.09%・1万6,892円(昨年同時期比466円・0.33ポイント減)、このうち、組合員300人未満の中小 組合1,332組合の加重平均は5.00%・1万3,960円(同600円増・ポイントは同水準)。全体も中小組合も、5% の高水準が続いている、としている。

従業員食事補助の非課税措置をチラシで周知/日商

日本商工会議所は2日、従業員への食事補助に係る所得税非課税措置についての周知チラシ「そのお悩み『食事 補助』で解決できるかも?!」を発表した。同措置は、従業員への食事補助について、一定要件を満たした場合 に所得税の課税対象外とする制度。2026年度税制改正で、非課税限度額が従来の月額3,500円から7,500円に引き 上げられた。チラシでは、適用要件のほか従業員の手取り増や福利厚生の充実といった活用メリットを解説して いる。

全体、300人未満の組合ともに定期昇給相当分込みで5%台の引き上げ率を維持/連合の第3回回答集計を受けての合同会見

連合(芳野友子会長)は3日、2026春季生活闘争の第3回回答集計結果(1日午前10時時点)をまとめた。2,311 組合について集計した平均賃金方式での定期昇給相当分込みの賃上げ額の加重平均は1万6,892円で、率にする と5.09%。300人未満の組合(1,332組合)では1万3,960円・5.00%となっており、全体・300人未満ともに5% 台の引き上げ率を維持した。有期・短時間・契約等労働者の賃上げ額は、加重平均で時給80.39円と昨年同時期 を10円近く上回り、引き上げ率は6.61%と一般組合員の引き上げ率を上回っている。連合は同日、回答集計に関 する共闘連絡会議との合同記者会見を開催。芳野会長は賃上げ結果について、「組合規模にかかわらず引き続き 高水準を維持しており、賃上げが当たり前の社会の実現に向けて着実に前進をしている」などと評価した。 (JILPT調査部)

賃金改善などの平均回答は1万1,359円/金属労協2026闘争の3月末現在の回答状況

金属労協(JCM、金子晃浩議長)は2日、2026闘争での3月31日現在の賃金引き上げなどの回答集計結果を公表 した。ベースアップや賃金改善などの賃上げの回答額の全体平均(単純平均)は1万1,359円。この時期では、 比較可能な2014年以降、最高水準となった。同日、記者会見した金子議長は、「引き出した回答は物価上昇を上 回る高い水準。ベアは3.8%でほぼ昨年並みとなり、組合員の生活不安の払拭に加えて、経済の好循環にもつな がる」などと評価した。(JILPT調査部)

正社員組合員、短時間組合員ともに結成以降で最高水準の引き上げ額/UAゼンセンの第3のヤマ場(3月末)の回答状況

UAゼンセン(永島智子会長)は3日、2026労働条件闘争の第3のヤマ場(3月末)を終えた1日午前10時時点の 妥結集約を発表した。正社員(フルタイム)組合員の制度昇給とベアなどを合わせた「総合計」での引き上げ額 は1万7,024円、賃金体系維持が明確な組合の賃金引き上げ分(ベアなど)は1万2,098円となり、どちらの引き 上げ額もUAゼンセン結成後の2013年賃金闘争以降では最高水準となっている。また、短時間(パートタイム)組 合員の時給の引き上げ額は80.4円、引き上げ率は6.63%となり、短時間組合員では額・率ともに結成以来の最高 水準となった。(JILPT調査部)

ケア職場で13組合が1万円超の回答引き出す/国民春闘共闘委員会の第3回賃上げ集計

全労連や中立組合などでつくる国民春闘共闘委員会(代表幹事:秋山正臣全労連議長)は3月30日、2026春闘の 第3回賃上げ集計を公表した。3月26日現在で590組合が回答を引き出し、有額回答のあった374組合の単純平均 は前回(第2回)集計から474円上昇して8,836円になった。率も前回を0.14ポイント上回る3.14%。国民春闘共 闘委員会によると、145組合が1万円以上の5桁回答を獲得しており、「医療、社会福祉・介護でも13組合が1万 円を超える回答を引き出すなど全体を押し上げている」という。(JILPT調査部)

中小組合支援に向けて共闘集会を開催/連合

連合は7日、4月から本格化する中小組合の交渉に向け、支援共闘集会を開催した。主催者あいさつで芳野会長 は、2026春季生活闘争は「賃上げがあたりまえの社会」の実現、格差是正にこだわり、物価を上回る賃上げへの 期待に応えるためにも、適正な価格転嫁・適正取引の推進が極めて重要と述べた。また、雇用の約7割を占める 中小企業の前進が、地域・地場の相場形成をうながすとし、社会全体のさらなる賃上げの波及を訴えた。3月末 時点の回答引き出し状況報告や、各組織による取り組み報告の後、決意表明で締めくくった。

学習会「ロサンゼルス教員組合のストライキに学ぶ2」/全労連

全労連国際委員会は5月20日(水)、 学習会「ロサンゼルス教員組合のストライキに学ぶ2」をハイブリッド 開催する(会場:全労連会館/文京区湯島)。ロサンゼルス教員組合(UTLA)が2019年に実施したストライキ には組合員3万人と保護者・生徒約50万人が参加した。当時の交渉委員会共同代表・アーリーン・イノウエ氏 を講師に迎え、組合員との対話、議論と組織化について学ぶ。

最低賃金、経営実態を踏まえた政府方針への見直し、合理的な発効日設定などを要望/中小企業4団体

日本商工会議所・東京商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会は16日、連名で「最低賃金に関 する要望」を発表した。物価と賃金の上昇が続く中、ある程度の引き上げは必要としつつ、企業の経営実態を踏 まえない引き上げは、中小企業・小規模事業者の事業継続を脅かし地域経済に深刻な影響を与えるとし、昨年、 中央最低賃金審議会が示した目安への大幅な上乗せが相次いだことや、発効日に最大で6カ月程度の差異が生じ たことなど指摘。要望事項として、(1)中小企業・小規模事業者の経営実態を踏まえた政府方針への見直し、 (2)法定三要素に基づく審議会での議論の徹底、過度な地域間競争の抑制、(3)企業の準備期間等を踏まえ た合理的な発効日の設定、(4)産業別に定める特定最低賃金制度の適切な運用、(5)中小企業・小規模事業 者が自発的・持続的に賃上げできる環境整備の推進の5点をあげた(1から3は新規要望)。

税・財政・社会保障一体改革の基本的考え方を公表/経団連

経団連は14日、「税・財政・社会保障一体改革に関する基本的考え方」を発表した。政府が経済財政運営を大転 換し、社会保障と税の一体改革に取り組む機会を捉え、経済財政運営と全世代型社会保障の目指すべき姿を示した。 持続可能な財政・社会保障は、企業、政府、国民(家計)が役割を果たすことで実現するとして、起点となる企 業が成長志向へマインドセットを転換し、国内投資の拡大や構造的な賃金引上げに積極的に取り組むことが必要 とした。

26年賃上げ「実施予定」が約9割、景気定点観測アンケート調査結果/経済同友会

経済同友会は13日、2026年3月「景気定点観測アンケート調査結果」を発表した。現状の景気判断指数は24.0と なり、前回調査時の27.0から低下した。26年4〜9月の見通しは5.8と、21年9月調査(3.7)以来の低水準の見 込み。 26年の賃上げについては「実施予定」が89.1%(前年同期91.4%)となり、賃上げ率(年収ベース、見込)は製 造業、非製造業ともに加重平均で4.69%だった。コスト上昇分の転嫁状況は、製造業、非製造業のいずれも「5 割以上8割未満」(27.8%)が最多、労務費上昇分の価格転嫁割合は、製造業では「2割未満」(25.7%)、「全く 転嫁できていない」(22.9%)、「5割以上8割未満」(17.1%)の順、非製造業では「5割以上8割未満」(23.0 %)、「8割以上10割未満」「2割以上5割未満」「2割未満」「全く転嫁できていない」(いずれも13.8%) となった。

連合および労働組合のイメージ調査結果を発表/連合

連合は16日、連合・労働組合の認知度や連合に対するイメージ把握を目的に実施した調査結果を発表した。労働 組合の認知率は81.0%、10代では57.0%と若い世代ほど認知率が低い。連合の認知率は46.9%と5割を下回り、 特に30代では約4割にとどまるなど、働く世代への認知の広がりには課題があるとした。連合のイメージでは 「影響力のある」「保守的な」「堅実な」といった評価が上位に挙がった。

HR部門におけるAI等の活用状況と課題を整理/経団連

経団連は14日、HR部門におけるAI等の活用に関する報告書を公表した。人事部門での活用状況は「採用」が最多 で、「労務管理」「エンゲージメントサーベイ」「人材育成」が続いた。AI活用に向けた課題としては、「プラ イバシーやセキュリティの確保、AIによるバイアスの払拭」「経営層や社員の理解・促進」「データ整備・既存 システムとの連携」が挙がった。8社の取り組み事例も紹介している。 https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/016.html ▽(3頁に引用されたJILPT調査成果)調査シリーズNo.261「働く意識の変化や新たなテクノロジーに応じた  労働の質の向上に向けた人材戦略に関する調査(企業調査・労働者調査)」

最も切実な要求は正規・非正規ともに「賃金引き上げ」と「人員増」/全労連の女性労働者実態調査

全労連(秋山正臣議長)は13日、女性労働者の労働実態に関する調査結果を公表した。労働実態調査結果では、 全労連が試算する「最低生計費」に満たない賃金で働く女性が全体の43.6%に達し、無期雇用の非正規雇用者の 約半数が年収200万円未満で働いている状況が明らかになった。全体の約7割が「仕事を辞めたい」と感じなが ら働き続けており、最も切実な要求は「賃金引き上げ」と「人員増」が正規・非正規ともにトップとなっている。 また、妊娠・出産・育児の実態を調べた結果からは、それらを理由に仕事をやめた経験がある女性労働者が 非正規で4割台に上っていることなどがわかった。(JILPT調査部)

賃上げ率は5.08%、中堅・中小の健闘続く/連合第4回集計

連合は17日、2026春季生活闘争の第4回回答集計結果を公表した。平均賃金方式で回答を引き出した3,365組合の 「定昇相当込み賃上げ計」は加重平均で1万6,879円・5.08%(昨年同時期比136円減・0.29ポイント減)となった ものの、5%台の高水準を維持した。うち300人未満の中小組合2,156組合は1万3,394円・4.84%(同111円増・0.13 ポイント減)となり、100〜299 人と300〜999人の組合では、金額で昨年同時期を上回る健闘が続いている。 有期・短時間・契約等労働者の時給の引上げ率(概算)は 6.61%で、一般組合員(平均賃金方式)を上回っている。

人手不足背景に採用意欲が回復/2026年度雇用動向調査・帝国データ

帝国データバンクは3月23日、「2026年度の雇用動向に関する企業の意識調査」を公表した。正社員の採用予定 がある企業割合は60.3%と、3年ぶりに上昇し人手不足などを背景に、採用意欲が回復している状況が示された。 一方で、中小企業では賃金格差の影響により、引き続き採用が難しい状況にあることも示された。

大手企業の高度IT人材確保戦略を調査/民間調査

パーソルキャリアは3月3日、大手企業の高度IT人材確保戦略に関する実態調査を公表した。高度IT人材の採用 充足状況を職能別にみると、「IT戦略施策」や「プロジェクトマネジメント」では、7割超の企業が「確保でき ている」と回答した。一方で、「UI/UXデザイン」については、半数以上の企業が人材不足と回答しており、 職能による差がみられた。また、8割以上の企業が高度IT人材の正社員採用について課題や危機感を感じている と回答し、課題の理由としては、「採用コストが上昇している」ことや「応募が集まらない」ことなどが挙げら れている。

IT人材の約6割が管理職を志向せず/民間調査

IT専門職の職業紹介等を行うレバテックは3月10日、IT人材を採用する企業担当者1,000人、IT人材3,000人を 対象に実施したキャリア意識に関する調査結果を公表した。IT人材に最終的なキャリア希望を聞いたところ、 「技術的な専門性を磨いていきたい(技術志向)」が51.5%と半数を超えた。次いで、「上流工程やプロジェクト マネジメントのスキルや経験を積みたい(上流・マネジメント志向)」が32.7%、「組織の中で管理職として 責任範囲を広げていきたい(キャリア志向)」は15.9%だった。技術志向と回答した理由では、「自身の技術・ スキルを極めたい」が43.6%で最多だった。管理職に就いていない人に「管理職になりたいか」を尋ねた結果、 「ほとんどそう思わない」が21.4%、「まったく思わない」が35.6%となり、約6割が管理職志向を示さなかった。 年代別では、管理職になりたくない割合が20代で約4割だったのに対し、50代では7割超となった。

現場・技術系が今後取得したい資格のトップは「I Tパスポート」/民間調査

人材サービスのエンは24日、同社の転職サイトユーザーを対象にした「仕事・転職に活かせた資格」に関する調 査結果を発表した。仕事に関連した資格を取得したことがある回答者は66%で、仕事や転職に最も活かせた資格 としては、事務・営業系職種では「日商簿記検定」が、現場・技術系職種では「フォークリフト運転免許」が トップだった。60%が「今後取得したい資格がある」と回答、現場・技術系では「ITパスポート」が最も取得し たい資格として選ばれた。

「労働力希少社会の到来」無料セミナーの動画公開/未来を選択する会議

未来を選択する会議(事務局 日本生産性本部)は3月31日から、アーカイブセミナー「労働力希少社会の到来」を 配信した。人口減少下でも就業者は増え、生産性は欧米と遜色ないのに賃金はなぜ上がらなかったのか—その背 景にある日本特有の労働市場構造をデータから解説する。あわせて、労働力が希少化する中で、企業が高付加価値 の仕事をどう生み出し、多様な人材が参加できる働き方をどう整えるかを考える。

第2回「生産性白書」を刊行/生産性本部

日本生産性本部は3月30日、人とAIの共生を軸に人口減少社会における生産性改革のあり方を提言した「第2回 生産性白書」を公表した。第1部第3章「人材投資と労働市場改革」では、付加価値創出の主たる源泉は人材で あり、企業は賃金とともに人材投資を拡大する必要があると指摘した。また、多様で柔軟な働き方の推進に向け ては、労働者が自ら職業能力を身に付け自律的にキャリアを選択できる環境整備が必要としている。

業務ツールとして定着進む生成AI/民間調査レポート

ITサービスのTISは3月23日、企業の生成AI利用実態等に関する調査レポートを公開した。生成AIの業務活用経 験者は90%(前回調査68.1%)、利用頻度も「毎日」が43.8%(前回8.5%)、となり業務ツールとして定着が 進んでいる。一方、導入後に明確な費用対効果を実感している企業は17.8%に留まり、定型業務に閉じた生産 性向上の積み重ねだけでは、組織変革には至らないと分析している。
 

I T人材の45%、「静かな退職」を自覚/民間調査

IT専門職の職業紹介等を行うレバテックはこのほど、IT人材3,000名を対象に実施した「静かな退職」に関する 実態調査結果を発表した。「静かな退職」とは、業務において必要以上のやりがいやキャリアアップを求めず、 決められた仕事を淡々とこなす状態のこと。自身が「静かな退職」に該当するとの回答は約45%で、年代別では 20代が58.7%と最も高い割合を示した。30代で45.9%、40・50代でも3割後半が該当すると答え、世代を問わず 広がっている実態が明らかになった。静かな退職の理由は「努力が給与・昇進に正当に反映されないから」が最 多、「仕事のやりがい」が静かな退職の抑止力であり、仕事の達成感や成長実感が鍵としている。

転職市場で評価されるミドル、特徴は「実績の再現性と応用力」/民間調査

人材サービスのエンはこのほど、同社の転職サイトを利用するコンサルタントを対象に実施した「転職市場で評 価されるミドル、されづらいミドル」調査結果を発表した。高評価される特徴のトップは「実績の再現性と応用 力」(68%)で、「高い当事者意識と主体性」(53%)、「専門スキルと汎用スキルを併せ持っている」(43%) が続く。一方でスキルや実績が十分でも評価されづらい人材の特徴は、「価値観に固執し、柔軟性が欠如してい る」(67%)など。

「調査研究に対する助成」の申請を受け付け/労働問題リサーチセンター

公益財団法人労働問題リサーチセンターでは、2026年度「調査研究に対する助成」申請を受け付けている。労働 問題に関する調査研究のうち、社会的に有意義で発展性があると財団が認めるものに対して、個人研究、共同研 究を問わず助成を行う。申込み締切は2026年6月20日(当日消印有効)。

正規雇用看護職員の離職率は11.0%/日本看護協会調査

日本看護協会(秋山智弥会長)は3月31日、「2025年病院看護実態調査」結果を公表した。それによると、看護 職員の離職率は11.0%で前年度から微減。新卒採用看護職員の離職率も前年比0.4ポイント減の8.4%となった。 看護職員の給与(平均)は、税込で「高卒+3年課程」の新卒初任給が前年より8,951円増えて28万5,078円、 「大卒」の新卒初任給も同8,464円増の29万2,527円だったのに対し、勤続10年(31〜32歳)の非管理職は同5,953 円増の34万278円。いずれも上昇したものの、新卒看護師と勤続10年看護師の給与引き上げ額の差が目を引く。 また、夜勤手当は3交替制、2交替制ともに2010年とほぼ同じ手当額にとどまっている。なお、日本看護協会 は同日、「2025年看護職員実態調査」結果も発表した。調査結果からは、今後も看護師として働き続けたいとの 意向が前年度調査より5ポイント近く低下して約6割となるなどの実態が明らかになっている。(JILPT調査部)

20代正社員の4割超、「給与に満足していない」/民間調査

マイナビは3月31日、20〜29歳の正社員を対象とした意識調査結果を発表した。理想年収の平均は645.0万円、 現実は400.3万円で、差は244.7万円となった。現在の年収分布は「300万円台(31.1%)」が最も多く、次いで 「400万円台(22.7%)」だった。現在の給与に「満足していない」割合は43.1%と4割を超え、「満足している」 は29.6%にとどまった。今後の昇進意向では、「出世したい」は47.7%、「出世は望まない」が52.3%と半数を 超えた。出世したい層が望む役職は「係長・主任・職長クラス」が51.8%で最多だった。

3月景気DI、すべての規模・業界・地域で悪化/帝国データ景気動向調査

帝国データバンクは3日、2026年3月の景気動向調査の結果を公表した。3月の景気DIは前月比1.4ポイント減 の42.9となり、2カ月ぶりに悪化した。国内景気は緩やかな回復基調にあったものの、原油価格の高騰や燃料 価格の上昇、先行き不安の高まりにより大きく下落、2年6カ月ぶりに全10業界、全10地域、11カ月ぶりにすべ ての規模で景況感が悪化した。業界別では、原油高による運輸コスト増大が影響し、「運輸・倉庫」は38.5と 3年1カ月ぶりに30台へ低下した。

ストレスチェック、高ストレス経験者の約5割が対処せず/民間調査

法人向け対人支援サービスを提供するSmart相談室は3月24日、直近3年以内にストレスチェックを受検した 会社員を対象に実施した「ストレスチェック受検者の認識と行動に関する実態調査」結果を発表した。受検者 の3人に1人にあたる33.7%が高ストレス判定を経験していた一方、判定後に何らかの対処をした人は51.7% にとどまった。対処しなかった理由として「相談しても状況は変わらない」43.5%、「ストレスチェック自体 が形式的で意味がない」31.9%などが挙がった。

製造現場の人材確保にスポットワーク活用/民間実証レポート

スポットワークサービスを提供するタイミーは3月27日、一般社団法人関西イノベーションセンターと連携し、 製造現場の人材確保に関する実証レポートを公表した。 2025年4月から26年1月までの期間、大阪府内の製造事業者(8社)において製造業の未経験者等を受け入れ、 現場での活用ノウハウの蓄積を行った。期間中の募集491人に対し、稼働人数は473人・稼働率は96.3%だった。 製造現場での経験を持つワーカーのアンケート調査結果では、約3割を未経験者が占め、スポットワークが 「製造現場への入り口」として新規人材確保に一定の寄与があることが示されたとしている。

大学低学年時のキャリア教育に高い教育効果/民間調査

人材サービスの学情は7日、2028年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、大学1〜2年時の 「キャリア教育」に関する調査結果を発表した。キャリア教育を受けて変わったことがあるかを尋ねたところ 「将来について考える機会が増えた(キャリア意識)」が98.8%で最多、「自分の興味・関心について考えるよ うになった(自己理解)」97.7%が続いた。「自分の強み・弱みを意識するようになった(自己分析の基礎)」 は84.7%、「大学での学びの意味を考えるようになった(学修とキャリアの接続)」も80.0%に上り、大学低学 年時のキャリア教育の効果が極めて大きいことが明らかになった。

正社員の約2割が「ワークライフ・インテグレーション」を実現/民間調査

マイナビは、20〜59歳の正社員を対象に実施した「正社員のワークライフ・インテグレーション(WLI)調査 2026年版」の結果を発表した。WLIは、仕事と私生活を分けて捉える「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」から 発展し、双方を充実させることで相互に良い影響をもたらし人生を豊かにするという、近年注目が高まっている 概念。調査では、WLBの認知度が89.3%だったのに対し、WLIは28.0%にとどまった。また、「WLBを実現できて いる」との回答は39.1%、「WLIを実現できている」とした割合は20.1%。WLI実現の要因としては「時間休の 取得」や「在宅勤務」の活用など、働く時間や場所の柔軟性を挙げる声が多くみられた。

「はたらく未来白書2026」を公開/民間コンソーシアム

キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアムは、2025年度の研究会活動成果をまとめた「はたらく 未来白書2026」を公開した。キャリアオーナーシップとは、『個人が自分の「キャリア」に対して主体性 (オーナーシップ)を持って取り組む意識と行動』を指す。白書では、「キャリアオーナーシップ人材をいか に活用し、企業の成長や人的資本の最大化につなげるか」をテーマに参画企業が議論した内容を整理している。

担い手農業者の事業承継における課題は「経営ノウハウ、生産技術の承継」/日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は2日、融資先である担い手農業者を対象に実施した事業承継に関する調査結果を発表した。 後継者候補がいる経営体の承継先は「親族」が40.3%と最高、「親族以外の役員・従業員等」5.6%、「現経営 外の第三者」2.1%が続いた。業種別では、個人経営では、採卵鶏(61.5%)やきのこ(57.1%)、養豚(56.5%)、 稲作(都府県:52.2%)、ブロイラー(52.2%)などで「親族へ承継」が5割超となった。 法人経営では、稲作で「親族以外の役員・従業員等へ承継」が約2割となった(農業景況調査4頁)。 事業承継における課題は、「経営ノウハウ、生産技術の承継」が59.6%で最も高く、「事業の将来性が不安」 46.7%、「贈与税や相続税への対応」23.8%が続いた。事業を引き受ける際の課題は、「人手が確保できない」 (61.6%)が最多、次いで「事業成長につながるか不安」(39.2%)、「資金調達が困難」(24.7%)など。

低所得勤労層の税・社会保険負担を検証 主要4カ国比較/NIRAオピニオン

NIRA総合研究開発機構はこのほど、オピニオン「低所得の勤労層への支援の検討—日・主要4カ国比較と英米の 支援制度の経験から得られる示唆」を掲載した。勤労者世帯の年収に対する税・社会保険料から給付を差し引い た負担率をOECD諸国と比較すると、共働きの子育て世帯では、生活保護受給水準をやや上回る低所得層の負担率 が相対的に高い傾向がみられた。また、日本と米国、英国、ドイツ、フランスの4カ国を比較した結果、米英で は低所得層の負担率が低く、収入の増加に伴う負担率の上昇もなだらかなものとなっており、日本も支援制度の 整備を通じて、負担率のカーブを諸外国のような収入に応じてなだらかに上昇する形状に近づけることが急がれ るとしている。

障害者就労支援に関する調査研究報告書等を公開/JEED

高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)ではこのほど、障害者の就労支援に関する6本の調査研究報告書及び 3本のマニュアル等を公開した。就労支援におけるアセスメントの活用方法、企業における障害者雇用の取組状 況、精神障害者・発達障害者の就労・支援実態などについて、調査・分析を行った研究成果を掲載している。

25年度の倒産、2年連続で1万件超、「人手不足」関連倒産も過去最多/民間調査

帝国データバンク(TDB)と東京商工リサーチ(TSR)は8日、2025年度の企業倒産の状況を公表した。倒産件数 は、TDBでは1万425件(前年同期比3.5%増)、TSRでは1万505件(同3.55%増)でいずれも2年連続で1万件を 超えた。「人手不足」関連倒産はTDB441件、TSR442件でいずれも過去最多となった。

人的資本経営の成果、上司の支援など「個別対応」と関連/生産性本部調査

日本生産性本部は10日、「人的資本経営の浸透・従業員認知に関する調査」結果を発表した。調査結果によると、 心理的安全性、ワーク・エンゲージメント、生産性認知といった人的資本経営の成果は、「人的資本経営施策の 個別対応(上司の支援や成長機会の提供など、個人に対して講じられる施策)」と強く関連していることが明ら かになった。また、ワーク・エンゲージメントは「人的資本の独自性(自分は代替えできない存在であるという 認知)」、生産性認知は「人的資本の価値(自分は役に立っているという認知)」との関連が高い。心理的安全 性は「人的資本経営施策の個別対応」との結び付きが特に強く、日常対話や支援の質、組織における「扱われ方」 が重要とした。一方、有価証券報告書で開示される取り組みは「人的資本経営施策のマス対応」が中心となりや すいことから、従業員が「価値」や「独自性」を実感できているかで人的資本経営の効果が左右されると分析し ている。

管理職のメンバー認識がマネジメントに影響/民間調査

リクルートマネジメントソリューションズは8日、「『管理職のメンバーに対するイメージ』とマネジメントの 状態に関する調査」結果を発表した。本調査は、管理職がメンバーをどのように認識しているかが、自身のマネ ジメント行動や心理状態とどのように関連しているかを分析したもの。 「積極的に支援するメンバーが多い」と認識している管理職ほど、育成支援や関係構築、権限委譲といったマネ ジメント行動のやりがいが高い傾向がある。また、管理職としての成果実感やワーク・エンゲージメント、 適応感といったポジティブな心理状態についても、積極的に支援するメンバーが多いと認識している場合に高ま りやすく、配慮的行動をとるメンバーを多いと感じることも、管理職の対処感やエンゲージメント、適応感と正 の関連が確認された。これらの結果から、管理職が持続的に役割を果たしていくためには、メンバーと管理職の 相互作用を踏まえた職場づくりや、メンバーのフォロワーシップを含めた組織マネジメントについて検討してい くことが重要としている。

最低賃金引上げと地域格差是正を求め会長声明/日弁連

日本弁護士連合会は8日、最低賃金額の大幅な引上げ及び地域間格差の是正等を求める会長声明を公表した。 2020年から25年の6年間で全国平均が902円から1,121円へ引き上げられたが、同期間の消費者物価指数は13.0% 上昇しているとし、更なる大幅引上げが必要とした。また、25年に全都道府県で1,000円を超えた一方、最も高 い東京都1,226円と、高知、宮崎、沖縄1,023円との差は203円に及ぶとし、地域間格差の是正を求めた。

育児時間の動向と学歴間の差異を分析/ESRIワーキング・ペーパー

ESRIは10日、ワーキング・ペーパーNo.80「どのような育児時間が増加したのか−2001年・2021年の育児時間の 動向と学歴間の差異」をホームページに掲載した。2000年代以降、女性・男性ともに増加傾向にあることが指摘 されている育児時間について、社会生活基本調査を用いて分析している。 これによると、平日の育児時間が増加し、土日にはより一層、子どもと過ごす時間や子どもに関わる時間に費や されるようになった。また、子どもの世話に関わる時間が増加し、その傾向は特に土日において高学歴層で顕著 で、このような傾向は女性にも男性にも確認された。

3月のアルバイト時給は前年比2.8%増、求人件数は同10.7%増/民間調査

人材サービスなどを行うディップは13日、3月のアルバイト・パートの時給データを公表した。職種計の全国平 均は1,349円(前年比37円・2.8%増、前月比12円・0.9%増)。職種別では、専門的職業1,654円(前年比58円・ 3.4%減)、が最高、教育1,604円(前年比94円・5.5%減)、建設1,547円(前年比16円・1.0%減)、製造・技能 1,537円(前年比338円・28.2%増、職種別伸び率は最高)が続く。求人件数は約41万7,000件となり、前年比10.7 %増、前月比5.1%増。アルバイト・パート求人情報サイトに掲載されたデータをもとに集計したもの。

「ホワイトハラスメント」経験者の7割が転職意向、過剰な配慮が成長機会を阻害/民間調査

人材サービスのマイナビは9日、中途入社1年以内の20〜50代の正社員を対象に実施した「ホワイトハラスメン トに関する調査」の結果を発表した。「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」とは、上司や先輩が部下・後輩に、 過剰な配慮のもと業務のサポートや業務量の調整を行うことで、成長機会を結果的に奪う行為を指す。 「ホワハラ」の認知度は全体で56.9%で、年代別では30代が60.7%と最も高かった。 実際にホワハラと感じた経験がある割合は13.6%で、内容は「先輩が先回りして全て行ってしまった」「仕事を 残して定時で帰るよう言われた」などが挙がった。経験者のうち今後1年以内に転職したい割合は71.4%と、 未経験者より23.3ポイント高く、過剰な配慮が成長機会の阻害と受け止められ、転職意向に影響すると分析して いる。

新卒採用プロセスでのAI活用は約4割/民間調査

リクルートマネジメントソリューションズは13日、従業員規模100人以上で毎年新卒採用を行う企業の人事部門 担当者を対象に実施した採用実態調査の分析結果を発表した。新卒採用は会社の発展にとって重要との回答が 約4分の3を占め、将来の人材確保や育成の観点から新卒採用の意義は引き続き高い水準にある。一方で計画・ 必要人数の達成に苦戦、または採用が長期化していると回答した企業が約6割にのぼった。エントリーシート の評価や会社説明会の企画・運営等の採用プロセスにAIを活用している企業は約4割だった。

生成AI、課長層の67%が業務で活用/民間調査

コンサルティング事業を展開するタバネルはこのほど、全国の課長クラスの会社員198人を対象に実施した「AI 活用実態調査」結果を発表した。生成AIを仕事で「月に数回以上」活用している割合は67%で、活用場面として 「部下へのフィードバック」や「育成アドバイス」などのマネジメント業務が挙がった。AI活用による仕事の スピード・質の向上を実感する声がある一方、部下のAI依存や思考力低下、アウトプットの判断が難しくなる点 を懸念する回答もみられた。

出社頻度「週1〜3日」が最もオフィス環境満足度高く/民間調査

三幸エステートがオフィスワーカーを対象に行った出社とオフィス満足度に関する調査結果によると、出社頻度 が週1〜3日程度の柔軟性のある働き方ほど、オフィス環境に対する満足度が高い傾向にある。出社頻度0日 (フルリモート)では「非常に満足」と「非常に不満」の割合がどちらも高く、満足度の個人差が大きい。 また、55%が「週5日以上」出社している一方で、理想の出社頻度では、77%が在宅勤務を望み、「週5日以上」 は23%にとどまった。出社理由の上位3位は、「オフィスでしかできない業務内容だから」「規定で出社が義 務付けられている」「オフィスでしか利用できない機器や資料を利用するため」がいずれも3割を超えた。

ブルーカラー就職、条件次第で学生の8割が視野に/民間調査

人材サービスを提供するX Mileは8日、学生500人を対象に実施した「就職活動動向に関する調査」結果を発表し た。「オフィス系の仕事(事務・企画・営業・管理など)」と「現場系の仕事(製造・建設・物流・インフラなど)」 のどちらが魅力に感じるかを聞いたところ、「オフィス系」が73.8%(369人)、「現場系」が26.2%(131人) となった。「オフィス系」に魅力を感じる学生に、労働条件などの環境が変わった際に「現場系」を選んでもよ いかと尋ねた結果、「絶対に変えたくない」は24.9%(92人)に留まり、「条件次第で選んでもよい」が75.1% (277人)を占めた。具体的な条件としては、「休日や勤務時間がよくなるなら」39.6%(146人)が最多、 「年収が大きく上がるなら」29.0%(107人)、「キャリアの選択肢が広がるなら」24.1%(89人)が続く。

「新規人材の確保」より「人材の定着」を課題視/民間調査

マイナビは14日、「企業の雇用施策に関するレポート2026年版」を発表した。企業の中途採用担当者に、「新規 人材の確保」と「人材の定着」のどちらに強い課題感を持っているかを聞いたところ、「人材の定着(50.9%)」 が「新規人材の確保(25.8%)」を上回った。また、「若手の早期戦力化」と「シニア人材の活用」の比較では、 「シニア人材の活用が進まない(44.2%)」が「若手の早期戦力化が進まない(28.7%)」を15.5ポイント上回 り、若手育成以上にシニア活用が課題になっている状況が明らかになった。

26年度業績見通し「増収増益」企業割合、3年連続で減少/民間調査

帝国データバンクは22日、企業の意識調査結果を発表した。26年度の業績見通し(売上高および経常利益)につ いて、「増収増益」と回答した企業は23.9%と3年連続で減少した。「減収減益」は22.6%と3年連続で増加した。 業績の上振れ材料(複数回答)は「個人消費の回復」32.0%が4年連続トップ、「原油・素材価格の動向」(26.9%)、 「所得の増加」(21.7%)が続き、消費を喚起する材料が目立つ。下振れ材料は「原油・素材価格の動向」52.1 %が前回から18.6ポイントの大幅上昇となり、「物価の上昇」、「人手不足の深刻化」、「個人消費の一段の低 迷」が3割台で続いた。

正社員の約半数「クォーターライフクライシス」状態/民間調査

マイナビは21日、正社員と企業の中途採用担当者を対象に実施した「クォーターライフクライシス」に関する調 査結果を発表した。「クォーターライフクライシス」とは、25〜34歳の間で人生に対して不安や焦燥感、憂鬱感 などの葛藤を感じている状況のこと。正社員の約半数が同状態にあると回答し、悩み・葛藤の内容としては 「十分に稼げていない」が52.7%で最も高い。25〜29歳では「今後のキャリアのために次に何をすべきかわから ない」が30〜34歳と比べてやや高く、将来に対する漠然とした不安がある様子がうかがえる。 企業による従業員への支援内容としては「定期的に従業員の面談を行う」が最多で、「専門家のメンタルヘルス 相談やカウンセリングを受けられるようにしている」が続いた。

年齢・勤続年数ベースの制度運用を見直し、新たな給与・評価制度を導入/スタンレー電気

自動車用照明機器などの開発・製造・販売などを手掛けるスタンレー電気は、一般職を対象とした給与・評価制 度を4月より改定すると発表した。中堅以上の一般社員への「役割等級制度」の導入、新卒入社からの一定期間 の基本給に占める「年齢給」割合の半減、60歳以上社員に適用していた一定率の基本給減額措置の新規適用廃止 など、年齢や勤続年数をベースとした制度運用を見直す。また、保有能力だけでなく顕在能力として表れた成果 や、行動/プロセスも評価対象とすることでチャレンジや行動変容を促進し、中堅以上の一般社員には、組織を 牽引する管理職を目指すコースと特定分野の専門職コースの2つのキャリアコースを設定、自発的なキャリア形 成を促進するとしている。

パートナーシップ制度を新設/ダスキン

ダスキンは4月1日、社員の同性パートナーに、配偶者と同様の福利厚生を適用する人事制度「パートナーシップ 制度」を新設する。自治体が発行するパートナーシップ宣誓書受領証を提出した社員に、結婚休暇、結婚祝金、 配偶者出産休暇、出産祝金、忌引休暇、介護休暇、転勤支度休暇や単身赴任別居手当などを適用する。

「週休2.5日制」と「賞与の給与化」を導入/SHIRO

化粧品や雑貨製品の企画製造・販売を手掛けるSHIROは先般、新制度である「週休2.5日制」と「賞与の給与化」 を4月より、全ての職種において導入すると発表した。具体的には、週の所定労働時間40時間を維持しつつ1週 間のうち1日を半日勤務とする。また、年2回支給していた賞与の1回分を月々に分割し給与に上乗せして支払 い、給与化した賞与とは別に年1回、個人評価に基づく決算賞与として支給する。「週休2.5日制」で生まれた 時間をより多くの学びや経験に使い、仕事の価値を高めることを目指し、「賞与の給与化」によりグローバル 人材の採用強化につなげたいとしている。

TOPPAN、労働安全衛生の国際規格「ISO45001」認証を大幅拡大

TOPPANは3月31日、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格「ISO45001」認証をグループ7製造会社・ 国内44工場へ拡大した。従業員が心身ともに健康で安心して能力を発揮できる職場環境の整備を重点目標と位置 づけ、作業の多様化や機械化の進展に伴う労働リスクを踏まえ、国際標準に基づく評価・改善プロセスを導入した。

高砂熱学工業、人的資本強化策を公表

高砂熱学工業は3月30日、人的資本強化に向けた取り組みを公表した。2026年4月より、平均11.7%のベース アップを実施し、月給ベースで2.7万円〜5.5万円引き上げる。初任給は博士修了33万円、修士修了31.5万円、 大学卒30万円、高専卒28.5万円とするほか、非管理職の現場手当を月4万円から6万円へ引き上げる。あわせて 住宅手当を増額し、結婚祝金は10万円、出産祝金は第1子20万円、第2子以降30万円に拡充する。介護休職の分 割取得回数は3回から6回に拡大し、年間最大5日取得できるライフサポート休暇を新設する。また人財価値の 最大化に向けた専門組織として「HR戦略室」を新設する。

昭和産業、4年連続のベースアップを公表

昭和産業は3月30日、4年連続となるベースアップと転勤支援制度の拡充を公表した。2026年4月より全社員 一律1万4,000円のベースアップを実施する。あわせて転勤支援制度を拡充し、単身赴任者の別居手当を月額 2万1,000円増額し、帰省旅費支給も月2回分へ拡充、赴任料(組合員向け)を5万円増額する。 さらに主力工場である鹿島工場(茨城県)等に転勤になる従業員向けに通勤用自家用車購入補助制度を新設、 最大30万円を支給する。

JR東日本、DEI推進の取組みを発表

JR東日本は3月26日、同グループのDEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)推進の取組につ いて発表した。多様な人財が能力を発揮できる環境整備を経営の重要課題と位置づけ、性別、年齢、障がい の有無、国籍、価値観などの多様性を尊重し、一人ひとりが安心して働ける職場づくりを進めるとともに、 制度や慣行の見直しを通じて公正な機会提供を図る。全社員を対象とした意識啓発や人財育成の取り組みを継 続的に実施することで、グループ全体での浸透を目指す。

ロート製薬、人とヒューマノイドが製造現場で協働

ロート製薬はこのほど、人とヒューマノイドが製造現場で協働する新たなものづくりモデルの導入を目指す 「ヒューマノイド開発プロジェクト」を始動した。フィジカルAIを活用したファクトリーオートメーション により、作業負荷の軽減と生産性向上、付加価値の高い業務へのシフトを図る。今後は、軽量物の自動搬送や ライン切替時の監視、箱詰めなどのライン補助業務などにフィジカルAIの段階的導入を進める。

京都銀行、新人配属先を統一/研修で適性見極め初任地決定

京都銀行は1日、京都市内の研修施設「金融大学校桂川キャンパス」で入行式を開いた。従来は入行時点で各自 の初任地を決めていたが、今年度は新人全員の配属先を金融大学校に統一した。約2カ月間の研修を通じて本人 の希望や適性を見極め、初任地を決定する。研修後半には、それぞれの任地で特に必要となる業務を身に付けさ せる。2026年度は新人207人(男性115人、女性92人)が銀行員生活をスタートした。報道陣の取材に応じた安井 幹也頭取は「『自分はこの仕事はできます』という自信を持たせ、(任地に)行かせたい」と説明した。現場で の即戦力化に加え、希望する部署などに配属されるか分からない「配属ガチャ」によるミスマッチを防ぐ効果を 期待している。時事通信(2026年4月1日)リンク先なし。

日本郵政・日本郵便、特定地域づくり事業協同組合から派遣社員を受入れ

日本郵政と日本郵便はこのほど、離島地域における郵便局の安定運営と地域の持続可能性に資する取り組みとし て、島根県隠岐郡海士町の「特定地域づくり事業協同組合」である海士町複業協同組合と連携し、郵便局に同組 合の派遣社員を受け入れる実証を開始すると発表した。「特定地域づくり事業協同組合」は、人口急減地域で無 期雇用による安定した働き方を創出する仕組みで、移住者や地域の若者に就業機会を提供し、人材の育成・定着 を通じた地域活性化を目指す制度。

ダイワコーポレーション、若手社員が採用改革と現場改善を牽引

物流サービスを提供するダイワコーポレーションは、若手社員が中心となり、倉庫現場の働きやすさや魅力向上を 目的としたプロジェクトを実施している。同プロジェクトは新卒採用活動の一環として、入社4年目までの若手社 員が社長直下で参画する社内横断型の取り組みで、若手ならではの視点を生かし、会社説明会や倉庫見学会の企画・ 運営を担う。物流業界に根強い「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージを払拭し、憧れられる「プロフェッショナル」 の地位を築くことを目標に、「会社説明会」「倉庫見学会」「クリエイティブ」の各チームで活動している。

AI専門職「上級ジェネレーター」25人を認定/博報堂プロダクツ

博報堂DYグループの博報堂プロダクツは9日、生成AI時代の制作を担うAI専門職「上級ジェネレーター」25人を 新たに認定した。本認定は、生成AI活用人材である「ジェネレーター」約700人を対象に、制作力、判断力、 リスク対応力を総合的に評価し、設計から実装、品質管理、リスク管理までを一貫して担える人材を専門職とし て位置づける制度。育成・選抜の継続運用により、2026年度中に上級ジェネレーターを100人規模へ段階的に拡 大するとしている。

太陽生命、内勤職ベア1万5,000円 年平均6.1%賃上げ

太陽生命保険は13日、2026年度に内勤職員約2,700人を対象として基本給を月額約1万5,000円のベースアップと する方針を明らかにした。年収ベースで前年度比平均6.1%の賃上げとなる。労働組合との協議を経て正式に 決定する。営業職員の保障給も月額1万円引き上げるなどして、営業職員全体の年収ベースでは約5%の賃上げ となる。また、「介護一時帰省手当」を新設し、遠方に要介護状態の親族がいる内勤職に対し、旅費を補助する。 時事通信(2026年4月13日)※リンク先なし。

人事制度を約17年ぶりに刷新/カルビー

カルビーは、社員の挑戦や創造力を促す環境整備を目的に、2026年4月から新人事制度を導入する。制度の改定 は2009年以来、約17年ぶり。新制度では、正社員と無期転換社員(約1,300人)の等級制度を統合し、役割と貢献 に応じた処遇を行い、基本給の比率を従来比最大15%程度引き上げる。評価制度は成果に加え、行動や貢献度も 評価するほか、相対評価と絶対評価の特長を取り入れた「多面絶対評価」により公平性を担保する。また、組織の 存在意義や重点テーマを可視化する「MAPシート」の導入により、各個人が組織における役割を認識し、 上司との対話を通じて目標の意味づけを深めることで、自発的な行動と成長の好循環を生み出すとしている。

生成AIで業務時間削減進む/GMOインターネットグループ

GMOインターネットグループでは、グループ全体で生成AIの活用・業務効率化の取り組みを進めており、四半期 に一度、定点調査を実施している。3月調査の結果によると、グループ全体の生成AI業務活用率は97.8%となり グループ内の全パートナー(従業員)が業務で活用する段階に到達した。1人あたり月間業務削減時間は約53.9 時間となり、前回調査より7.0時間増加し、約2,203人分の労働力をAI活用により得られている計算となる。 AIを利用する中で人間がやった方が良いと感じることとしては、ハルシネーション(AIの誤情報出力)への対策 が挙がり、特に数値・日付・法律情報などは注意が必要であり、対人業務は人間がすべきとの回答が挙がった。

4年連続ベースアップと初任給引き上げを実施/ファミリーマート

ファミリーマートは4月13日、2026年度春季労使協議の結果を公表した。4年連続でベースアップを実施するほか、 2026年3月度から月例給の改定と初任給の引き上げを行う。対象は正社員組合員約4,300人で、ベースアップと 定期昇給を合わせ、月例給を1人あたり1万6,117円引き上げる。あわせて、26年4月入社の大学卒新入社員約 60人を対象に初任給を昨年比10,000円引き上げ、東京在住の場合は27万円とする。

官公庁オフィスの改革事例を公開/コクヨ

コクヨは官公庁のオフィスづくりに関する事例をホームページで公表している。直近では、文部科学省科学技術・ 学術政策局と埼玉県庁の事例を紹介している。文部科学省では、人材政策課および産業連携・地域振興課のオフィス をリニューアルし、文書の徹底的な削減や窓際の管理職席廃止を含む空間再編を実施、座席数を大幅に拡充し、 グループアドレスとフリーアドレスを導入して物理的な見通しだけでなく心理的な壁も取り払った。この結果、 職員の満足度が向上し、特に20代職員では10点満点中5.7点から7.9点へ上昇した。

新たな人事制度を導入、報酬・評価・働き方を一体で見直し/MIXI

MIXIは、報酬・評価・働き方を一体で見直す新たな人事制度を、2026年4月より導入する。給与などの金銭報酬 に加え、成長支援や働く環境といった非金銭報酬も含めて捉える「トータルリワード」に基づき、人事制度を再 設計する。報酬テーブルを改定し、報酬レンジの下限を一般社員層で約20%、中核社員から初級管理職層で 約20〜30%、上級管理職層で約50%引き上げる。これにより部長・部長相当級のモデル年収下限は、840万円から 1,260万円へ引き上げられる。あわせてフルフレックスタイム制の正式導入など、仕事に集中できる働き方の整備 を進める。

独自のAI活用指標を導入/ZOZO

ファッション通販のZOZOは4月、全社のAI活用指標「All ZOZO AI Readiness Score(AZARS)」を導入した。 AI活用度を「組織」と「個人」の2レベルで整理し、業務上期待される能力と状態をそれぞれ4段階で定義する。 主観的になりがちなAI活用度を全社統一基準で可視化・評価することで活用高度化を推進し、ファッションとテ クノロジーを融合した価値創出につなげる。

建設業に本格参入、500人をリスキリング/ライザップ

ライザップグループは14日、建設業への本格参入を発表した。AI活用による業務効率化で捻出した人的リソース (最大500人)に、技能・資格取得を含むリスキリング機会を提供し、RIZAP建設へのリソースシフトを進める。 職人の働き方を「健康、快活、給与アップ」と再定義し、事務職を上回る年収増を目指す新たなエッセンシャル ワーカー像を提示し、建設業界の人材不足と雇用のミスマッチへの対応を目指す。

大東建託が「社内転職」制度/人材流出防止へ、支度金10万円

大東建託が、在籍1年以上の社員約9,000人を対象に、主要グループ会社に転籍できる制度を5月から導入する ことが16日、分かった。転籍者には支度金として10万円を支給する。人手不足が深刻化する中、「社内転職」を 制度化して社員の選択肢を広げ、人材流出を防ぐのが狙い。転籍先は、賃貸仲介の大東建託リーシング(東京) やハウスコム(同)、介護・看護サービスを手掛けるケアパートナー(同)など約10社。親の介護を見据え、 介護会社で知見を得たいというニーズもあるという。グループ各社が一般公開している求人情報を、大東建託の 社内サイトにも掲載。希望者は、転籍先の面接選考を経て採用が決まり、転籍先から支度金10万円が支給される。 以前の職場で積み残していた有給休暇も引き継げる。大東建託の2024年度の離職率は、全職種平均で9.4%、 営業職では19.2%だった。今後はグループ各社から本社への転籍についても検討する方針だ。 時事通信 (2026年4月16日)※リンク先なし

26年度業績見通し「増収増益」企業割合、3年連続で減少/民間調査

帝国データバンクは22日、企業の意識調査結果を発表した。26年度の業績見通し(売上高および経常利益)につ いて、「増収増益」と回答した企業は23.9%と3年連続で減少した。「減収減益」は22.6%と3年連続で増加した。 業績の上振れ材料(複数回答)は「個人消費の回復」32.0%が4年連続トップ、「原油・素材価格の動向」(26.9%)、 「所得の増加」(21.7%)が続き、消費を喚起する材料が目立つ。下振れ材料は「原油・素材価格の動向」52.1 %が前回から18.6ポイントの大幅上昇となり、「物価の上昇」、「人手不足の深刻化」、「個人消費の一段の低 迷」が3割台で続いた。

正社員の約半数「クォーターライフクライシス」状態/民間調査

マイナビは21日、正社員と企業の中途採用担当者を対象に実施した「クォーターライフクライシス」に関する調 査結果を発表した。「クォーターライフクライシス」とは、25〜34歳の間で人生に対して不安や焦燥感、憂鬱感 などの葛藤を感じている状況のこと。正社員の約半数が同状態にあると回答し、悩み・葛藤の内容としては 「十分に稼げていない」が52.7%で最も高い。25〜29歳では「今後のキャリアのために次に何をすべきかわから ない」が30〜34歳と比べてやや高く、将来に対する漠然とした不安がある様子がうかがえる。 企業による従業員への支援内容としては「定期的に従業員の面談を行う」が最多で、「専門家のメンタルヘルス 相談やカウンセリングを受けられるようにしている」が続いた。

コンタクトセンターの全通話をAIで解析、新人研修にも活用/カウネット

Eコマースサービスを提供するカウネットは22日、コンタクトセンターの全通話をAIで解析・スコアリングする 仕組みを構築したと発表した。月間約1万件に及ぶ全通話を自動解析することで、従来の一部抽出によるモニタ リングから、通話データを客観的に資産化する「全件品質管理」へ移行する。言葉遣いや課題解決のスピード、 顧客の感情変化などを解析し、「共感表明」「丁寧さ」「傾聴姿勢」といった定性的な応対スキルもスコアリン グする。また、新人研修での模擬応対(ロールプレイング)をAIが解析し、その場で「良かった点」「改善点」 をフィードバックすることで、教育担当者の負担を軽減しながら、新人が待ち時間なく繰り返し学習できる環境 を実現する。

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