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労働 HOT NEWS


2025年11月


外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策の検討を開始/官邸・閣僚会議

政府は4日、外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議を開催した。会議で首相は、「一部 の外国人による違法行為やルールからの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じている」と し、秩序ある共生社会の実現に向けて、(1)在留資格審査の厳正な運用、国保料や医療費の適正化など、既存 のルールの遵守・各種制度の適正化、(2)不動産の移転登記時や森林取得の届出時の国籍把握の仕組みの検討 など、国土の適切な利用及び管理について、取り組みを推進するよう指示。来年1月を目途に、「総合的対応策 」の改訂に向け、「スピード感を持って検討を進めてほしい」と述べた。

労働者協同組合の運営に役立つ支援策リーフレットを公開/厚労省

厚生労働省は10月31日、「労働者協同組合の運営に役立つ支援策リーフレット」を公表した。労働者協同組合は、 労働者が組合員として出資し、その意見を反映しつつ自ら事業に従事することを基本原理とする組織。高齢者支 援、店舗運営、配送、子ども支援、広告物や映像制作・イベント企画など、多様な事業分野で就労機会を創出し ている。労働者協同組合法の施行(2022年10月1日)から3年が経過した時点での労働者協同組合設立数は計168 法人。

11月は「人材開発促進月間」、1日〜10日は「障害者人材開発促進旬間」/厚労省

厚生労働省は、職業能力の開発・向上の促進と技能の振興を目指し、11月を「人材開発促進月間」、11月10日を 「技能の日」としている。期間中、国や都道府県などで、「卓越した技能者(現代の名工)」表彰などの催しを 行う。また、11月1日から10日までを、障害者の職業訓練の受講促進や修了後の就職・職場定着を積極的に支援 する「障害者人材開発促進旬間」としている。

11月は「『しわ寄せ』防止キャンペーン月間」/厚労省

厚生労働省は、中小企業庁、公正取引委員会と連携し、11月を「『しわ寄せ』防止キャンペーン月間」として 集中的な周知・啓発の取組を行う。大企業の働き方改革の取組が、取引先中小事業者に対する、適正なコスト負 担を伴わない短納期発注や急な仕様変更などの「しわ寄せ」を生じさせている場合があり、また、工事の民間発 注者による短い工期の設定や、荷主による長時間の恒常的な荷待ち等の取引慣行に伴う「しわ寄せ」も生じてい るとして、同省ではキャンペーンをはじめ様々な取組を通じて、「しわ寄せ」防止の環境整備に努めるとしている。

2025年度「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」の受賞者を決定

厚生労働省は10月31日、「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」の受賞者として、 「優秀賞」1社、「特別奨励賞」4社を公表した。テレワークの活用によって、労働者のワーク・ライフ・バラ ンスの実現に顕著な成果をあげた企業や団体が対象。表彰式は、11月19日に都内で開催(オンライン参加も可)。 受賞企業による取組紹介も予定している。

「賃上げ・最低賃金対応支援特設サイト」をオープン/中小企業庁

中小企業庁は10月30日、「賃上げ・最低賃金対応支援特設サイト」をオープンした。 従業員の賃金を引き上げた際の人件費を計算できる「賃金計算シミュレーション」、自社の収益を図るツール、 「価格交渉・価格転嫁」「売上拡大・生産性向上」「IT活用・省力化」「経営改善・事業再生」などの具体的な 支援策をわかりやすく解説した内容となっている。

新たな成長戦略を来夏に策定、日本成長戦略本部が初会合/政府

政府は4日、「日本成長戦略本部」の初会合を開催した。官民連携による戦略的投資を通じて、世界共通の課題 解決に資する製品・サービス・インフラの提供を目指し、経済成長の実現を図る。成長戦略の検討課題として、 「AI・半導体」「造船」など17の戦略分野を「危機管理投資」・「成長投資」の対象として設定したほか、「人 材育成」「労働市場改革」「賃上げ環境整備」など8つの分野横断的課題とあわせて、具体策を議論し、来年夏 に新たな成長戦略を取りまとめる。 高市首相は本部開設の訓示において、「日本成長戦略の肝となるのが『危機管理投資』」、「世界各国、官民で しっかりと課題解決型の投資を進めている」、「様々なリスクを最小化するための製品・サービス、インフラ。 これを他国に先駆けて日本が開発をし、国内でも活用する。そして、海外にも展開していく」、「それぞれの持 ち場で知恵を振り絞り、一刻も早く日本が『強い経済』を取り戻し、成長路線に乗せる必要がある」と述べた。

「生涯現役地域づくり環境整備事業情報交換会」を開催/厚労省

厚生労働省は11月17日(月)、「令和7年度生涯現役地域づくり環境整備事業情報交換会」を開催する。同省で は、自治体を中心とした協議会により、地域のニーズを踏まえた、高年齢者等の雇用・就業支援の取組を支援す るとともに、それを持続可能にするモデルの構築と他地域への展開や普及を図ることを支援する「生涯現役地域 づくり環境整備事業」を、現在6協議会で実施している。 情報交換会では、事業の実施にあたり重要な取組みについて、有識者による基調講演、事業を実施している地域の 事例発表、ディスカッションを行い、各取組みの質の向上とともに情報展開を図る。 地域の高年齢者雇用や就業等に関心のある人は、オンラインによる一般参加可。参加無料。

NHKビジネスクリエイト不当労働行為再審査事件で初審命令を維持/中労委

会社が自動車運転職の組合員に対し昇給を行わなかったことや賞与において運転職の平均を下回る業績加算を支 給したことなどが不当労働行為であるとして救済申立てがあった事件の再審査事件において、中央労働委員会は 10月28日、会社の対応は当該組合員の勤務態度や業務への取組姿勢等による評価に基づくもので、その評価には 相応の根拠がありその内容も不合理なものといえないことから、組合員であることなどをもってされた取扱いで あると認めることはできず不当労働行為には当たらないとして、初審命令を維持し組合の再審査申立を棄却した。

経済総合対策の重点施策、分野横断的課題として労働市場改革、賃上げ環境整備などを提起/政府

政府は10日、日本成長戦略会議(第1回)を開催し、総合経済対策に盛り込むべき重点施策(案)として、AI・ 半導体など17の「戦略分野」と、労働市場改革、賃上げ環境整備など8分野の「分野横断的課題」をあげた。 労働市場改革については、働き方改革関連法施行後5年の総点検として、業種・規模毎の状況、労使のニーズ等 の実態調査結果を踏まえ、心身の健康維持と従業者の選択を前提に、労働時間法制の在り方を多角的に検討する としている。賃上げ環境整備では、2026年春季労使交渉に向けた政労使の意見交換の開催、賃上げ促進税制の活 用による賃上げモメンタムの維持・向上などがあがっている。 重点施策は、来夏の成長戦略策定に向けた検討の結果を待たず、直ちに実行すべきものとの位置づけ

「地域若者サポートステーション(サポステ)」特設サイトをリニューアル/厚労省

厚生労働省は、働くための一歩を踏み出したい15〜49歳の若年無業者を支援する「地域若者サポートステーション (サポステ)」の特設サイトをリニューアルした。 「人と関わるのが苦手」「自分に向いている仕事が分からない」「何から始めれば良いか分からない」といった 悩みを抱える若者に向け、コミュニケーション講座、ビジネスマナー講座、就活セミナーなど、具体的な支援内 容を紹介しているほか、全国179カ所に設置されているサポステの問い合わせ先も掲載している。

2025年度「現代の名工」142人を表彰/厚労省

厚生労働省は7日、2025年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の表彰対象者142人を公表した。同表彰は、 技能者の地位と技能水準の向上、優れた技能の次世代への継承などを目的としており、表彰の対象は、フライス 盤工、婦人・子供服仕立職、左官、理容師などの職業を分類した全22部門。

トラックドライバー不足への対応策「置き配」の普及など検討/国交省検討会

国土交通省の「ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会」は7日、提言を取りまとめ、公表した。ラストマ イルとは、最終的な配送拠点から顧客までの最後の区間を指す。いわゆる「2024年問題」に伴い、トラックドラ イバー不足が顕在化していることに加え、再配達率の高止まりや過疎地での物流維持困難が懸念されることから、 (1)「置き配」など多様な受取方法の更なる普及・浸透、(2)地域物流サービスの持続可能な提供に向けた 環境整備、(3)新たな輸送手段の活用と次世代産業としての展開——の3本の柱からなる対応策を提言した。

森のプログラム活用セミナー&日帰り体験会を関西地区で開催/林野庁

林野庁では、森林空間を活用し地域の賑わいや所得向上と雇用を創出する「森業(もりぎょう)」の一環で、 豊かな森林を活用した体験プログラム(森のプログラム)を提供している。心と身体の健康づくりやチームビル ディングといった、人的資本経営や従業員のウェルビーイング、健康経営に役立つプログラムとして、社員研修 に取り入れる企業が増えてきていることから、活用セミナーと日帰り体験会を関西地域で以下の日程で開催する。 【体験セミナー】11月27日(木)13時30分〜16時30分 場所:fabbitGG 大阪本町イベントスペース(大阪市)  オンライン配信との併用 参加費:無料 定員:会場40名、オンライン60名 【日帰り体験会】11月28日(金)8時〜18時 場所:兵庫県立国見の森公園(兵庫県宍粟市)  新大阪駅集合・解散、マイクロバスで移動。参加費:1,500円(セラピー弁当代)定員:20名程度(先着順)

「総合経済対策」「マクロ経済運営」など議論/経済財政諮問会議

政府は12日、経済財政諮問会議を開催した。総合経済対策の策定の首相指示、AI・半導体等17の「戦略分野」と 労働市場改革など8つの「分野横断的課題」からなる重点施策、日本銀行の経済・物価情勢に関する『展望レポート』 などに関する議論をふまえ、高市首相は、政府・日本銀行が一体となり、強い経済成長と安定的な物価上昇の両 立を目指すと述べた。

住宅分野の建設技能者、持続的確保への課題と検討の方向性とりまとめ/国交省

国土交通省はこのほど、「住宅分野における建設技能者の持続的確保懇談会」のとりまとめを公表した。 住宅建設技能者を取り巻く状況について、(1)不安定・不十分な就労環境、(2)技能継承の難しさと教え手の不足、 (3)女性が働くのが難しい職場環境、(4)学生・学校・保護者からの仕事の見えにくさ、(5)中小工務店による雇用・ 教育体制の確保の難しさの課題を提示。今後の検討の視点・方向性として、社員大工化の推進などを通じた 「選ばれる業界・職場への変革」、業界団体と教育機関が連携した「育成環境の整備」、女性や外国人材が適切 に働ける環境整備などによる「担い手の裾野の拡大」などを提示している。

「労使関係セミナー」を高知市で開催/中労委

中央労働委員会は12月22日(月)、「労使関係セミナー」を高知市で開催する。基調講演「「労働者」、「使用 者」の定義〜フリーランスの労働者性について〜」に続き、紛争事例の検討についてのパネルディスカッション を予定。参加無料。会場受講の場合は、事前申込みが必要。

カスタマーハラスメント対策の義務化、26年10月施行を提示/厚労省審議会

厚生労働省は17日、労働政策審議会雇用環境・均等分科会を開催し、職場のカスタマーハラスメント対策を企業 に義務づける改正労働施策総合推進法、および就職活動中の学生などへのセクハラ対策を義務づける改正男女雇 用機会均等法の施行期日を2026年10月1日とする案を示した。それぞれの指針の素案も示し、カスハラについて は、暴言、土下座の強要等以外に、SNSへの悪評投稿や盗撮・無断撮影なども「精神的な攻撃」の例として挙 げている。求職活動等におけるセクハラ対策では、事案が確認できた場合の行為者に対する必要な懲戒その他措 置を講じること等を指針案に盛り込んだ。

「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」の受賞者を発表/厚労省

厚生労働省は12日、2025年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」の受賞者を公表した。同表彰は、認定職業 訓練や技能検定の実施、技能振興の推進に関して、長年にわたって多大な貢献があり、他の模範になる事業所・ 団体や、顕著な功績があった功労者を表彰するもの。今年度の受賞者は23事業所、15団体、116人。同時に「職 業能力開発論文コンクール」の入賞者(5論文)も発表された。

個人事業者への安全衛生対策など、「改正労働安全衛生法説明会」を全国13都市で開催/厚労省

労働安全衛生法等の改正により、労働者と同じ場所で働く個人事業者を労働安全衛生法による保護の対象及び義 務の主体として位置づけ、注文者等や個人事業者等自身が講ずべき各種措置が定められたことから、厚生労働省 は全国13都市で「改正労働安全衛生法説明会」を開催する(オンライン併用)。行政職員による、個人事業者等 に係る改正項目を中心に改正労働安全衛生法についての説明のほか、企業の安全衛生に関する課題や成功事例の 共有を行う座談会を開催予定。

「労使関係セミナー」講義動画を公開中/中労委

中央労働委員会では、判例や労働法制に関する情報を広く発信し、労使紛争の未然防止と早期解決を図り、紛争 解決をサポートする労働委員会への理解促進のため「労使関係セミナー」を各地で開催している。中労委HPで 開催案内と講義動画(「労働事件の重要・最新判例」「労働時間規制」「日本の労働法制を考える」)を配信し ている。受講料無料。

「中小企業向け 仕事と介護の両立支援セミナー」を配信/経産省

経済産業省は「中小企業向け 仕事と介護の両立支援セミナー」を配信している。第1弾では「人的資本経営に おける両立支援」「育児・介護休業法改正のポイント」「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライ ン」等について解説した3本の動画を公開している。

人口減少対策を総合的に推進/人口戦略本部が初会合

政府は18日、第1回人口戦略本部を開催し、人口減少対策の推進について議論した。議論を踏まえ、高市首相は 「我が国最大の問題は人口減少であるとの認識」を示し、「社会保障改革」「少子化対策」「地方経済の再生と 成長」「外国人材との共生」の各分野における人口減少対策の総合的な推進に向け、取組みを進めるよう閣僚に 指示した。

労働時間法制の具体的課題と検討の論点など提示/厚労省分科会

厚生労働省は18日、労働政策審議会労働条件分科会を開催し、労働時間法制に関して、「テレワーク等の柔軟な 働き方」「副業・兼業」「管理監督者」「労働時間の開示」の4つについて具体的課題と検討の論点を提示した。 また分科会では、解雇の金銭解決制度に関する資料として、労働局あっせんにおける解雇型雇用終了事案の分析、 解雇等に関する労働者の意識調査、諸外国の有識者ヒアリング調査の結果が提出された(調査はいずれもJILPT が実施)。同分科会で解雇の金銭解決制度が議論されるのは、2022年12月の第184回以来。

介護・福祉人材の確保に向け「議論の整理」を発表/厚労省委員会

厚生労働省は11日、福祉人材確保専門委員会における「議論の整理」を発表した。生産年齢人口の減少が見込ま れる中、将来にわたり必要な介護サービスを安心して受けられるよう、その担い手を確保することは喫緊の課題 と指摘。都道府県が設置主体となり地域の関係者が協働して実践的に課題解決に取り組む「プラットフォーム」 の制度化と機能の充実、また、「中核的介護人材」「若者・高齢者・未経験者などの多様な人材」「外国人介護 人材」の各々について、人材確保・育成・定着に向けた提言と今後の方向性を示している。

「諸外国の教育動向2024年度版」を掲載/文科省HP

文部科学省はこのほど、「諸外国の教育動向2024年度版」をホームページに掲載した。英米独仏、中国、韓国 等の国における教育政策・行財政、生涯学習、初等中等教育、高等教育、教師を取り巻く状況について、主に 2024年の動向をまとめたもの。付録は各国の学校系統図と説明が収録されている。

退職手当等について記載を追加、同一労働同一賃金ガイドライン見直し(案)/厚労省部会

厚生労働省は21日、雇用環境・均等分科会同一労働同一賃金部会で、同一労働同一賃金ガイドラインのさらなる 明確化を図るとして、ガイドラインの見直し(案)を提起した。パートタイム労働者、有期契約労働者の待遇に 関する一連の最高裁判決を踏まえ、現行のガイドラインには記載がない退職手当、無事故手当、家族手当、住宅 手当、夏季冬期休暇についての記載を新設し、賞与と病気休暇については、不合理な待遇差にあたる場合の考え 方についての記述を追加した。

「小規模事業場ストレスチェック実施マニュアル」(案)を検討/厚労省検討会

厚生労働省は20日、ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会に、「小規模事業場ストレス チェック実施マニュアル(案)」を示した。マニュアル(案)は、改正労働安全衛生法において、労働者数 50 人未満の事業場にもストレスチェックの実施が義務化されたことから(施行は2025年5月14日の公布から3年以内)、 ワーキンググループにおいて取りまとめた。労働者のプライバシーが保護され、現実的で実効性のある実施体制・ 実施方法等をまとめている。

総合経済対策21.3兆円を閣議決定/物価高・成長投資に対応

政府は21日の閣議で「「強い経済」を実現する総合経済対策〜日本と日本人の底力で不安を希望に変える〜」を 決定した。「生活の安全保障・物価高への対応」「危機管理投資・成長投資による強い経済の実現」「防衛力と 外交力の強化」を三本柱とした経済対策全体の規模は国費等の合計で21.3兆円。 足元の物価高への対応として「物価高対応子育て応援手当(仮称・1人2万円)」の支給や中小企業の賃上げ環 境の整備などを盛り込んだほか、「人への投資の促進」として、リ・スキリング支援等を実施する。

「不妊治療と仕事との両立支援担当者等向け研修会」を開催(オンデマンド・無料)/厚労省

厚生労働省は「不妊治療と仕事との両立支援担当者等向け研修会/個別相談会」をオンラインで開催している。 不妊治療をしながら働き続けることができるよう、企業の取組を支援するため、事業主、人事労務担当者等を対 象に、研修会では、厚生労働省等が講演する(2026年3月15日(日)まで)。 また、個別相談会では、専門的な知見を有する社会保険労務士がオンラインにより対応する(2026年2月まで)。 いずれもHPから申し込む。

高市首相「物価上昇に負けないベアを」、2026春季労使交渉について意見交換/政労使会議

政府は25日、政労使会議を開催し、2026年春季労使交渉について意見交換を行った。「総合経済対策」(11月21 日、閣議決定)において、物価上昇を上回る賃上げと家計の実質所得の確保、価格転嫁の徹底、省力化投資促進、 重点支援地方交付金等により、企業の継続的・安定的な賃上げの環境整備を進めるとする方針が示されたことに ついて、「政府の「継続的に賃上げできる環境整備」に期待」(経団連)、「企業が継続的かつ安定的に賃上げ できる環境を整えることが政府の役割とする考え方は共通の認識」(連合)等の意見が示された。 議論を踏まえ首相は、「賃上げを事業者の皆様に丸投げせず、継続的に賃上げできる環境を整備する」という政 府方針への理解が得られたとするとともに、「物価上昇に負けないベースアップの実現」に向けて、労使の代表 らに協力を求めた。

景気は「緩やかに回復」の判断を維持/11月・月例経済報告

政府は26日、11月の「月例経済報告」を公表した。基調判断は「景気は、米国の通商政策による影響が自動車産 業を中心にみられるものの、緩やかに回復している」との前月判断を維持した。個別判断は「輸入」を「持ち直 しの動き」から「おおむね横ばい」に変更、「国内企業物価」を「このところ横ばい」から「このところ緩やか に上昇」に上方修正した。雇用情勢は、前月と同じ「改善の動きがみられる」。

「職場におけるハラスメント対策シンポジウム」を12月10日に開催/厚労省

厚生労働省は、ハラスメントのない職場づくりを推進するため、年末に向けて業務の繁忙等によりハラスメント が発生しやすいと考えられる12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、集中的な広報を実施する。 その一環として、「職場におけるハラスメント対策シンポジウム」を12月10日(水)にオンラインで開催する。 改正労働施策総合推進法(カスタマーハラスメント対策)に関する行政からの説明や、業界団体による取組事例 紹介、パネルディスカッションを予定。事前申込制。参加無料。

「子育てペナルティ」を企業人事データから分析/財務省広報誌「ファイナンス」が講演内容を掲載

財務省の広報誌「ファイナンス」は20日、「昇進システムと男女間賃金格差」をテーマにした講演内容を掲載 した。第一子の誕生を契機に女性の収入が大幅に減少し、男女間賃金格差が拡大する「子育てペナルティ」に ついて、日本の大手製造業企業の人事データを用いて、その大きさと要因を分析した結果が示された。分析に よると、子どもが生まれてから10年間の平均で、子どもが生まれなかった場合と比べて男女間賃金格差が55% 拡大するなどの結果が得られた。

9月の鉱工業生産、前月比2.2%上昇/鉱工業指数速報

経済産業省は10月31日、9月の鉱工業生産・出荷・在庫指数(速報)を公表した。生産指数(季調値)は前月比 2.2%上昇の102.8で3カ月ぶりの上昇。業種別で上昇したのは、「生産用機械工業」「無機・有機化学工業」 「金属製品工業」等。低下は「輸送機械工業(除く自動車工業)」「鉄鋼・非鉄金属工業」。出荷は100.2で同 0.7%上昇。在庫は99.6で同0.5%上昇。

9月の実質賃金、前年同月比1.4%減で9カ月連続のマイナス/毎勤統計速報

厚生労働省は6日、9月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。現金給与総額 指数を消費者物価指数で割った実質賃金は、前年同月比1.4%減で、9カ月連続のマイナス。現金給与総額は同 1.9%増の29万7,145円、うち一般労働者が38万1,898円(同2.3%増)、パートタイム労働者が10万9,659円 (同1.9%増)で、時間当たり給与は2.8%増の1,388円だった。 併せて公表された2025年夏季賞与では、賞与支給のある事業所の1人当たり平均は42万6,337円(前年比2.9%増) だった。

9月の景気動向指数、3カ月ぶりの上昇、基調判断は「下げ止まり」据え置く/内閣府

内閣府は10日、2025年9月の「景気動向指数(速報)」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は114.6で、 前月と比較して1.8ポイント上昇し、3カ月ぶりの上昇となった。この要因として「投資財出荷指数(除く輸送 機械)」や「生産指数(鉱工業)」等がプラスに寄与したことが挙げられる。一致指数の基調判断は「下げ止ま り」で据え置き。

二人以上世帯の消費支出、前年同月比1.8%増/9月家計調査報告

総務省が7日に発表した「家計調査報告(9月分)」によると、二人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は 30万3,214円、前年同月比で実質1.8%増加と、5カ月連続の増加。 支出項目別でのプラス寄与は、自動車購入などの自動車等関係費(1.60%)、寄付金などの諸雑費(1.31%)、 保健医療サービス(0.63%)など。勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり51万935円(前年同月比で同水準)と なった。

10月の街角景況感、6カ月連続の上昇/景気ウォッチャー調査

内閣府は11日、全国の商店主やタクシー運転手などに街角の景況感をたずねた10月の「景気ウォッチャー調査」 結果を公表した。3カ月前と比較した景気の現状判断DI(季調値)は、前月差2.0ポイント上昇の49.1で、 6カ月連続の上昇。家計、企業、雇用のすべての分野で改善が見られ、雇用関連DIは同0.2ポイント上昇した。 先行き判断DI(同)は、前月差4.6ポイント上昇の53.1。今回の結果について、「景気は持ち直している」と し、前月の「持ち直しの動きがみられる」から上方修正した。先行きについては、「価格上昇の影響を懸念し つつも、持ち直しが続くとみられる」とした。

2025年7〜9月期のGDP実質成長率、年率1.8%減/1次速報値

内閣府は17日、2025年7〜9月期の四半期別GDP(国内総生産)1次速報値を公表した。GDP成長率(季節調整 済前期比)は、実質が0.4%減(年率で1.8%減)6期ぶりのマイナス。 需要項目別では、民間最終消費支出が実質0.1%(4〜6月期は0.4%)、うち家計最終消費支出(除く持ち家の 帰属家賃)は実質0.1%(4〜6月期は0.4%)だった。

大学生の就職内定率73.4%、前年同期比0.5ポイント上昇/厚労省・文科省調査

厚生労働省と文部科学省は14日、2026年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(25年10月1日現在)を公表した。 大学(学部)の就職内定率は73.4%(前年同期比0.5ポイント上昇)、短期大学は38.4%(同3.9ポイント低下)。 文系・理系別(大学)では、文系は73.4%(同0.6ポイント上昇)、理系は73.6%(同0.5ポイント上昇)。 男女別では、男子は71.5%(前年と同水準)、女子は75.8%(同1.3ポイント上昇)。

9月の生産指数、前月比2.6%上昇/鉱工業指数確報

経済産業省は17日、9月の「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)」確報値を公表した。生産 指数(季節調整済)は前月比2.6%上昇の103.2で3カ月ぶりの上昇。 業種別で上昇したのは、生産用機械工業、化学工業(除く無機・有機化学工業)、電気・情報通信機械工業など。 出荷は前月比1.1%の上昇、在庫は同0.8%の上昇。在庫率は同2.3%の低下。速報に比べ、生産、出荷、在庫は 上方修正、在庫率は変わらず。

10月の企業物価指数、前年比2.7%上昇/日銀

日本銀行は13日、企業物価指数(2025年10月速報)を公表した。国内企業物価指数は127.5で、前年同月比で2.7 %上昇、前月比0.4%の上昇。前年同月比での上昇を製品別でみると「農林水産物」が31.4%で最高、「非鉄金属」 11.8%などが続く。輸入物価指数は、ドルなどの契約通貨ベースでは、前年比2.5%低下、前月比は0.7%の上昇。 円ベースでは前年比1.5%低下、前月比2.5%上昇。

9月の実質賃金、前年同月比1.3%減で9カ月連続のマイナス/毎勤統計確報

厚生労働省は25日、9月の「毎月勤労統計調査」結果(確報・事業所規模5人以上)を公表した。実質賃金は前 年同月比1.3%減(速報では1.4%減)で、9カ月連続のマイナス。現金給与総額は、就業形態計29万7,787円 (前年同月比2.1%増)、うち一般労働者が38万2,717円(同2.6%増)、パートタイム労働者が10万9,782円(同 2.0%増)。

10月の消費者物価指数3.0%上昇/総務省

総務省は21日、10月の全国消費者物価指数を公表した。生鮮食品を除く総合指数は112.1で前年同月比3.0%の上 昇。前月比(季調値)は0.4%の上昇。前年同月比で上昇が大きかったものは、「穀類」16.8%、「菓子類」9.5%、 「飲料」8.7%など。品目では「コーヒー豆」53.4%、「うるち米(コシヒカリを除く)」39.6%などの上昇が 目立つ。

9月の基調判断は「下げ止まり」で据え置き/景気動向指数の改訂状況

内閣府は26日、9月の「景気動向指数・速報からの改訂状況」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は 前月差1.8ポイント上昇の114.6(速報値と同値)で、3カ月ぶりの改善。 基調判断は、「景気動向指数(CI一致指数)は、下げ止まりを示している」で、前月から据え置き。

労災の死亡者数8.1%減、休業4日以上死傷者数1.0%減、労災発生状況11月速報/厚労省

厚生労働省は26日、2025年の労働災害発生状況について(11月速報値)を公表した。死亡者数は524人で8.1% 減(前年同期比、以下同じ)。業種別では、林業を除き前年同期から減少。陸上貨物運送事業の25.3%減が最 大、製造業20.2%減が続く。休業4日以上の死傷者数は9万9,636 人で1.0%減、業種別では、第3次産業の 0.6%増以外は減少。陸上貨物運送事業5.5%減、建設業3.4%減など。

中小企業の業況DI、3カ月連続で足踏み/日商LOBO調査

日本商工会議所は10月31日、「商工会議所LOBO(早期景気観測)調査」10月調査結果を発表した。全産業合計の業 況DIは、前月比0.3ポイント低下のマイナス18.9と、ほぼ横ばいにとどまった。 高水準での賃上げや暑さの緩和に伴う外出機会の増加により、消費マインドに持ち直しの兆しがみられる一方、 仕入価格に加え、一部地域で今月から最低賃金が引き上げられるなど労務費も高騰しており、業況は3カ月連続で ほぼ横ばい(前月比プラスマイナス0.9ポイント以内)となった。 トピックス「コスト増加分の価格転嫁の動向」では、コスト増加分のうち、労務費増加分の「価格転嫁の動向」は、 「4割以上の価格転嫁」38.7%(4月調査比2.3ポイント増)。業種別では、建設業58.0%が最高、卸売業47.7%、 製造業40.8%と続く。小売業、サービス業は全体平均を下回った。

年末一時金(第1回)・企業内最低賃金協定(最終)回答集計結果を公表/連合

連合は6日、年末一時金(第1回)・企業内最低賃金協定(最終)回答集計結果を公表した。年末一時金(組合 員1人あたり加重平均)は、72万1,878円(昨年同時期82万7,478 円)、2.56月(同2.56月)。 企業内最低賃金協定(回答組合の単純平均)は、協約があり基幹的労働者の定義を定めている場合で月額19万4,886 円/時間額1,166 円。基幹的労働者の定義を定めていない場合では月額 18万7,079 円/時間額1,138 円となった。

「連合・賃金レポート2025<サマリー版>」を公表/連合

連合は10月28日、「賃金レポート2025<サマリー版>」を公表した。「2024年賃金構造基本統計調査」(賃金セ ンサス)のデータを使い、賃金水準が底を打った2013年以降の動向を中心に分析。2014年以降、それまで減少が 続いていた正社員比率が横ばいに転じ、中途採用者比率が上昇するなど、労務構成に変化がみられると指摘。若 年層の賃金上昇が顕著なことも特徴の一つだとしている。

労働移動の積極推進、実現に向けた「アクションプラン」を発表/経団連

経団連は10日、「『労働移動の積極的な推進』実現に向けたアクションプラン」と題する提言を発表した。職業 人生の長期化や就労ニーズの多様化等により、同一企業でのキャリアモデルから、複数の企業や職種を経ながら 様々なキャリア形成を志向する方向へ進みつつあると指摘。企業が取り組む事項として、通年採用や経験者採用 などの「採用方法の多様化」、社内公募制・FA制度の導入やキャリアコンサルタント等との面談を活用した 「社員の主体的なキャリア形成支援」、および「多様な人材の活躍」などを優先事項に挙げた。 政府に要望する事項としては、労働移動推進のため、基本手当の給付日数の見直しと再就職手当の給付率の引き 上げ、副業・兼業時の労働時間通算規制の見直しなどを上げた。教育機関との連携事項についても優先度を示し ながら整理している。

新総合経済対策に対する要望を公表、中小の稼ぐ力の強化など求める/日商

日本商工会議所は12日、「新たな総合経済対策に関する要望」を公表した。「中小企業の稼ぐ力の強化」では、 価格転嫁の商習慣の定着に向けた環境整備や、行政による率先した適正な価格転嫁への取組みを挙げた。とりわ け官公需の発注時の多層下請構造を踏まえた積算等による下層企業の労務費や、材料費の増加分まで反映した適 正な金額設定の実施等を求めている。また、「地方における多様な人材の活躍と働く場の創出」では、地域人材 の確保・育成に向けた「地域プラットフォーム」の構築、専門人材が他地域で活躍できる「マッチング機能」の 充実、などの要望を盛り込んでいる。

賃金増加幅が物価上昇幅より「小さい」が6割超/連合総研調査

連合総研は20日、第50回「勤労者短観報告書」(勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート調査)を発表した。 「勤労者の景況感や物価」、「仕事と生活に関する意識」などの定点調査のほか、準定点調査として「労働時間、 有給休暇についての意識と実態」、トピック調査として「ブラック企業に関する認識と権利認知度」「在宅勤務・ テレワークの実態」「2025年参議院選挙における投票行動と支持政党」についても分析した内容となっている。 賃金の増加幅が物価上昇幅より小さいと回答した割合は61.5%(公表資料5頁【図表I−5】)。 1年前と比べた賃金収入の増減D.I.値は、正社員、非正社員ともに改善した(同8頁【図表I−9】)。

中小企業の賃上げ、「実施済み」・「実施予定」が8割以上/東商・日商

東京商工会議所と日本商工会議所は20日、「2025年度の中小企業の賃上げに関する調査」の集計結果を公表した。 全体では「賃上げを実施済」64.5%、「実施予定」17.5%と8割超。20人以下の小規模企業でも「実施済」52.3%、 「実施予定」22.0%。6月公表調査と比較して、全体で12.4ポイント、20人以下では16.6ポイント上昇。調査地 域は全国47都道府県、回答企業は1,247社。

「2026春季生活闘争方針(案)」を発表/連合

連合は20日、「2026春季生活闘争方針(案)」を発表した。実質賃金を1%上昇軌道に乗せる「賃上げノルム」 を目指すとし、全体の賃上げの目安は、賃上げ分3%以上、定昇相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め5% 以上とした。賃金実態が把握できない中小労組は、上記目標値に格差是正分1%以上を加えた1万8,000円以上・ 6%以上を目安とする。

介護サービスの利用者負担増、家族負担が増える等を懸念/連合調査

連合は20日、「老後のくらし方に関する意識調査2025」を公表した。介護サービスの利用者負担の増加(原則1 割を原則2割に)が検討されているなかで、自身が介護サービスを受ける場合の利用者負担増について聞いたとこ ろ、「家族の負担が増える懸念」(37.3%)が最高、次いで「介護サービスの利用を控えざるを得ない懸念」 (28.0%)。一方、「介護サービスの維持・確保のために仕方がない」(15.5%)等負担増を肯定する回答も続い ている(15頁)。老親介護の実態では、「介護に携わることがある」は父親(40.6%)、母親(47.2%)(11頁)、 介護の不安では、「入居できる介護施設が見つかるか」(父親)、「必要な介護サービスを受けられるか」(母親) が1位(13頁)。

教育訓練休暇給付金制度「活用したい」は3割/民間調査

マイナビは10月30日、正社員800名を対象に実施した「リスキリングに対する意識調査」結果を発表した。正社員 の約4人に1人(24.3%)がリスキリングをしたことがあると回答。年収1,000万円以上の層では55.6%と半数を 超えた。リスキリング経験者の約7割が「やって良かった」と回答、主なメリットとして「自己成長・自信が得ら れた」「仕事の幅が広がる」「収入アップ」などが挙がった。 2025年10月開始の「教育訓練休暇給付金制度」については、約3割が活用意向を示したものの、7割以上が「現 在の職場では制度活用が難しい」と回答。障壁として「時間の確保」「費用負担」が挙がった。許容できる費用 は「5万円未満」が半数以上を占めた。

職場のデジタル化、4人に1人が「不安を感じる」/民間調査

エン・ジャパンは5日、同社サイト「エン派遣」のユーザーを対象とした「職場のデジタル化」調査(2025) を発表した。派遣先の職場で「デジタル化が進んでいる」と感じているのは66%で、デジタル化のメリットは 「データの保管・管理が楽になる」が最も多かった。23%が「職場でAIが導入されている」と回答し、業務で の活用シーンは「文章作成・要約」が最多。職場でデジタル化が進むことに対し、4人に1人(26%)が 「不安を感じる」と回答。今後身に付けたいスキルや知識は「AIツールの活用」64%、「データ分析」 41%が上位だった。

1ー10月の「人手不足」倒産323件、年間最多を更新/民間調査

東京商工リサーチは5日、2025年1ー10月の「人手不足」関連倒産の結果を公表した。倒産件数は、323件(前 年同期比30.7%増)、年間最多だった2024年の292件を2カ月残して上回った。年間300件超は、2013年の調査開 始以降で初めて。内訳は、「従業員退職」が95件(同53.2%増)、「人件費高騰」114件(同37.3%増)。より 良い待遇を求めて従業員の流動化が進むが、新たな人材確保や従業員の退職阻止に向けた賃上げが、経営体力が 脆弱な企業の資金繰りを圧迫しているとみている。

Z世代の新たな働き方、「ポートフォリオワーク」を分析/民間レポート

リクルートワークス研究所は6日、Z世代の新たな働き方に関するレポートを発表した。米国で2,000人を対象 に実施した副業調査結果などから、Z世代が複数の仕事や収益源を組み合わせる「ポートフォリオワーク」を 志向する背景には、経済的要因、社会的制度への不信感、個人的価値観といった複数の要素が絡みあっている と指摘。副業を行う動機には、他世代と比較して「貯蓄の増加」と「情熱の追求」が際立ち、単なる収入補填 の手段ではなく、自己実現や新たなスキル獲得の機会として捉えている。また、デジタルツールやAIの進展が ポートフォリオワークを志向する流れを加速させていると分析している。

「レジャー白書2025」公表、仕事より「余暇重視」が増加傾向/民間調査

日本生産性本部は10月28日、「レジャー白書2025」を発表した。2024年の余暇活動状況について、個別の意 識や参加実態に関するアンケート調査と各業界の市場分析を検証して取りまとめたもの。仕事(勉強や家事含む) と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、約3分の2(67.8%)が「余暇を重視する」傾向にあった。特に、 その内訳の「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の割合が近年増加し、2023年から3.7ポイント増加し 37.8%となった。24年の余暇市場は75兆2,030億円で前年比5.6%増加、コロナ禍前の19年比で104.0%となり、 コロナ禍前を上回った。

物流現場でのスポットワーク活用状況を紹介/民間レポート

スポットワークを提供するタイミーは10月31日、物流の現場における活用状況についてのレポートを発表した。 同社のサービスを導入した事業者の43%を物流業界(軽作業)が占めたほか、募集人数も前年比約1.4倍の過去 最高の水準になるなど、物流現場でのスポットワークの活用が急速に進んでいる。同時に、現場の業務管理を 任せられる人員の不足といった課題も生じているとして、フィールドマネージャーの長期派遣などの事例を紹 介している。

24年度の実質労働生産性上昇率、4年連続のプラス/日本生産性本部

日本生産性本部は10日、「日本の労働生産性の動向2025」を発表した。2024年度の日本の時間当たり名目労働生 産性(就業1時間当たり付加価値額)は5,543円となり、1994年度以降で最も高い水準となった。物価上昇を織 り込んだ時間当たり実質労働生産性上昇率は前年度比プラス0.2%で、4年連続で上昇率がプラス。1人当たり 名目労働生産性(就業者1人当たり付加価値額)の実質ベースの上昇率も前年度比プラス0.2%で、4年連続で プラスとなったが、前年度(プラス0.1%)に続き2年連続で0%近傍の上昇幅となっている。

26年卒の採用充足率、過去最低の69.7%/民間調査

マイナビが7日発表した、企業の新卒内定状況調査結果によると、2026年卒の採用充足率は69.7%で、現行スケ ジュールとなった2017年卒以降で過去最低となった。 27年卒向け採用計画の策定状況を聞いたところ、81.3%が「実施する」と回答、前年よりも増加した。採用予定 数は「今年度並み(74.5%)」が最多。増加率は「増やす」が前年度比で減少し、「今年度並み」および「減ら す」が増加した。人手不足が続く中で採用意欲は依然として高いものの、採用充足率の低下を受け、採用予定数 を増やさず現状維持または減少させる企業が増え始めているとしている。

企業倒産状況は、10月として最多/民間調査

東京商工リサーチは11日、10月の全国企業倒産状況を公表した。10月の倒産件数は今年最多の965件、10月では 13年ぶりの高水準。「人手不足倒産」は37件、うち人件費倒産22件は前年比で2.2倍、「物価高」倒産85件も 17カ月ぶりの高水準としている。 帝国データバンクも同日、倒産集計10月報を公表。倒産件数965件は今年最多で10月としては2009年以降最多、 人手不足倒産42件、物価高倒産93件などとしている。

「心の病」、10−20代が引き続き最多/日本生産性本部

日本生産性本部は10日、「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果を公表した。 「心の病」が最も多い年齢層を10-20代と回答した企業の割合は37.6%で、前回2023年調査(43.9%)に続き最 多、2014年調査(18.4%)の2倍の水準となった。「最近3年間における『心の病』」が「増加傾向」との回答は 39.2%。大幅に増加していた前回調査(2023年)の45.0%は下回ったものの、いまだ高水準としている。 ストレスチェック制度の課題として最多は、「集団分析結果の活かし方」(65.3%)で、制度導入直後の2017年調 査と同様の結果となった。

医療従事者の「職業生活ウェルビーイング」低い傾向/民間調査

パーソル総合研究所が6日発表した、「医療従事者の職業生活に関する定量調査」結果によると、医療従事者の 人生満足度は日本の平均スコアよりやや高いが、職業生活ウェルビーイングは低い傾向にあることなどが明らか になった。職位でみると、「一般・スタッフ職」のはたらく幸せ実感が低く、不幸せ実感が高い傾向がある。 特に、30代、また男性のはたらく幸せ実感が低く、不幸せ実感が高い。仕事のやりがいについては、半数以上が 誇りを持って職務遂行しているが、自身の職業を家族や友人らにも勧める意向を示したのは2割にとどまった。

正社員の人手不足51.6%で高止まり、非正社員の不足は改善傾向/民間調査

帝国データバンクが17日発表した調査結果によると、2025年10月時点で正社員不足を感じる企業は51.6%に達し、 10月としては4年連続で半数超となり、高水準で推移している。業種別では「建設」が70.2%で最も高く、次い で「情報サービス」「運輸・倉庫」など8業種が6割を超えた。一方、非正社員の人手不足感は全51業種で6割 を下回り、改善傾向がみられた。

介護現場で働く全ての従事者の処遇改善を/全国老健施設協会など関係団体が記者会見

全国老人保健施設協会は12日、介護関係団体とともに記者会見を行い、「介護現場における幅広い職種の賃上げ 実現のための賃上げ状況調査」結果を報告した。調査は1万1,817事業所分の回答を得たもの。それによると、 2024年度の賃上げ率は2.99%(全産業平均5.10%)、2025年度は2.58%(同5.25%)と、全産業との差がさらに 拡大。「処遇改善加算」や「処遇改善支援補助金」の対象を介護職員だけでなく介護現場で働く全ての従事者を 対象にすることや、他産業との格差是正の措置(補正予算、介護報酬改定の期中改定)などを要望している。

海外進出日系企業の黒字割合は66.5%、2年連続で増加/ジェトロ調査

日本貿易振興機構(ジェトロ)は20日、「2025年度海外進出日系企業実態調査」(全世界編)結果を発表した。 25年に黒字を見込む企業は前年比0.6ポイント増の66.5%で、2年連続で増加した。直近2年間の人材確保状況は、 「悪化」が3割を上回り、「今後の事業展開」で拡大割合の高いベトナム、ブラジル、インドで悪化傾向が顕著。 半数超の企業が福利厚生や労働環境改善、賃上げで対応する一方、大学連携やSNSを活用した採用や、スキルアップ 支援や社内イベントを通じた定着率向上に取り組む企業もみられるとしている。

派遣社員の「賃上げ・給与の満足度」実態調査を実施/民間調査

エン・ジャパンは26日、「派遣社員の賃上げ・給与の満足度実態調査」結果を発表した。派遣社員の約3人に 1人が「昨年より時給がアップした」と回答、時給の上昇幅は「50〜99円」32%が最多、「300円以上」の大幅 アップを実現した人も11%にのぼった。時給アップの理由としては「時給の高い仕事への転職」が最多だった。 「最低賃金の上昇が時給アップにどの程度影響するか」との問いには「大きく影響」14%、「少し影響」26%、 「影響はしない」61%、の結果となった。影響なしの理由は「最低賃金を既に上回っている」など。

女性記者を対象にアンケート/民間調査

一般社団法人日本女性記者協会は22日、「ニュースルームの多様性にむけた女性記者の労働環境に関する調査 (女性記者アンケート)」結果を発表した。 同調査は女性記者271人を対象に意識や行動のほか職場に対する認知と評価などを尋ねた内容となっている。 「昇進の機会に違いはあるか」との問いに45.8%が「男性記者の方が昇進機会が多い」と回答、「性別に関係な い」は32.9%、「女性記者の方が昇進機会が多い」は1.4%だった。同協会は、自由記述の内容とあわせた分析 結果を最終報告書にまとめる予定。

ワタミ、75歳まで再雇用/定年は65歳に

外食大手のワタミは10月30日、定年後の社員の再雇用制度について、対象年齢の上限を現行の70歳から75歳に引 き上げると発表した。定年の年齢も60歳から65歳に延ばす。11月1日から適用する。 物価上昇による年金の実質的な減少で高齢者の生活が厳しさを増す中、社員が長く活躍できる体制を整える。  (時事通信 2025年10月30日)※リンク先なし

希望退職者100人を募集、構造改革の一環として/東北新社

東北新社は10月31日、希望退職者を100人程度募集すると発表した。2029年3月期までの中期経営計画に基づく 「構造改革」の一環として行うもので、事業の適正規模化と安定的な利益体質への転換を目的としている。 募集対象は、グループ会社を含む40歳以上の正社員、定年再雇用社員、無期契約社員、5年を超える契約社員。 募集期間は2025年12月8日から26年1月9日まで、退職日は2026年3月31日。 退職者には、会社都合退職として扱われるほか、所定の退職金に加えて特別加算金が支給される。また、外部専 門会社による再就職支援も提供予定。退職に伴う特別加算金および再就職支援費用は、26年3月期第4四半期の 連結決算において特別損失として計上される見込み。

外国人材の「見える評価」制度を開始、「ジョブカード」制度を活用/CSSグループ

ホテル・レストランの食器洗浄・厨房衛生を支えるスチュワード業務や調理受託のフードサービス業務を展開 するCSSグループは5日、外国人材の就労成績を“見える化”する新制度を10月にスタートしたと発表した。 厚生労働省が様式を定め、「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力証明」の機能を担うツール として普及推進している「ジョブカード制度」を活用し、外国人材向けに評価シートをアレンジしたもの。 まず評価シートを提示することで、企業が求める働き方を明確にすることを目的の第一とし、外国人材がキャ リア活動を進める際に履歴書や職務経歴書とともに提出することで、彼らのキャリアスタンスを見える化する ”信頼の証”として活用できるとしている。

NTTデータ、全社員20万人が「生成AI」で価値提案/27年度目標

NTTデータグループは10月29日、2027年度までに全社員約20万人を生成AI(人工知能)を使って実践的なビジネ ス提案ができる人材に育成することを目指すと発表した。今月時点で7万人の育成を達成したため、目標を大幅 に更新。顧客提案やサービス開発での生成AIの活用を広げ、ビジネス機会創出につなげる。  NTTデータグループでは、習熟度を4段階で定義した独自の研修プログラムを24年から展開。このうち2段階目 に当たる、顧客に対して職種などに基づいた価値提案ができる研修を終えた人を生成AI人材として定義しており、 全社員の能力をこのレベルまで引き上げることを目指す。従来は26年度末までに3万人の育成を目標としていた。 今後はさらに、コンサルタントや営業などより専門性を持ち高度な技術を持つ人材の拡大も狙う。 (時事通信 2025年10月29日)※リンク先なし

希望退職プログラム「ネクストキャリア支援プラン」を実施/資生堂

資生堂は10日、希望退職プログラム「ネクストキャリア支援プラン」の実施を発表した。昨年11月に策定した 「アクションプラン2025-2026」に基づく基盤の再構築の一環として行うもので同社の変革を転機として社外での キャリアを希望する社員が、新たな環境で自己実現できるよう支援する。 対象は、資生堂および国内子会社所属の社員のうち一定年齢、勤続年数などの条件を満たす約200人。募集期間は 2025年12月8日〜26日。勤続年数・年齢に応じた「特別加算金」を通常の退職金に加えて支給するほか、希望者 に再就職支援サービスを提供する。

第一生命、「同意なき転居」廃止/27年度から適用、大手生保初

第一生命ホールディングスは11日、傘下の第一生命保険の内勤職を対象に、同意のない転居を伴う転勤を廃止 すると明らかにした。大手生保では初めての取り組みという。仕事の役割や成果、専門性と連動した処遇体系 も導入。2027年度に社員約1万5000人を対象に人事制度を改定したい考えで、労使間での協議を経て決定する。 これまでは全国転勤型とエリア限定型などを入社時に選択していたが、こうした区分を廃止。毎年、「本拠地」 に設定するエリアと、転勤可能なエリアをそれぞれ選択できるようにする。その際、転勤しないという意思表 示も選択肢に入れる。転勤者に対しては、配置に納得感が持てるよう月額最大16万円を支給する。  また、生産性の向上を目指し、年次や年齢ではなく、仕事内容や責任の重さ、成果に基づく処遇体系を導入する。 専門性が高い職務を担う人材は給与水準を引き上げるなどし、例えば保険料を算出するアクチュアリー(保険 数理人)では20代の社員で年収が最大約140万円アップする。 (時事通信 2025年11月11日)※リンク先ページなし

客室乗務員・空港スタッフがスニーカー着用を選べる運用を開始/JALグループ

日本航空(JAL)グループは13日から、同グループ6社の客室乗務員および国内外の空港におけるスタッフ約1 万4,000人が、スニーカー着用を選べる運用を開始した。 客室乗務員や空港スタッフは、航空機内で長時間立ちながら業務にあたることや、広い空港内を長距離歩行する 場面があることから、スニーカー着用も選べる運用に変更することで、社員の身体的負担を軽減し、より快適で 安全な勤務環境を実現する。

トヨタ、技能職の人事制度見直し/27年4月以降、業務に応じ給与変動

トヨタ自動車は2027年4月から、工場などで働く技能職の人事制度を見直し、業務での役割に応じて月給が変動 する仕組みを本格導入する方針を固めたことが12日、分かった。電気自動車(EV)や自動運転技術などを巡り、 自動車業界で開発競争が激化する中、年功序列の要素が大きい従来の給与基準を再検討し、従業員の働く意欲向 上につなげる。 トヨタ労使が大筋で合意した。トヨタは26年度から先行して、技能職に業務での役割に応じた「役割等級」を設 定。高度な技能や役割の難易度により等級が上がる仕組みを想定し、27年4月からはこの等級に応じて、月給を 引き上げる方向で調整する。金額や制度の詳細は今後議論する。 今年3月の労使協議会では、技能職などの働き方の広がりを背景に、制度と働き方の不一致について議論が行わ れた。佐藤恒治社長は、技能職の業務の多様化を踏まえ、昇格や手当の在り方を点検して人事制度を見直す方針 を示していた。 (時事通信 2025年11月12日)※リンク先なし

早期退職に130名募集、エネルギー事業からサービス事業への変革で/シナネンHD

石油製品・LPガスの販売などを行う総合燃料商社のシナネンホールディングスは11日、セカンドキャリア支援 の早期退職優遇制度の募集実施を発表した。エネルギー事業をサービス事業へ変革するという大方針のもと、 変革期における人財ポートフォリオの最適化を図るためとしている。対象者は勤続3年以上かつ46〜64歳の正 社員(会社が退職を認める者のみ同制度の利用可)で募集人員は130名程度。募集期間は2025年12月1日〜19日。 退職日は2026年3月31日。優遇措置として特別退職加算金の支給と再就職支援がある。

ヤマト運輸、FPTジャパンと協業/ベトナム人大型トラックドライバー採用と育成で

ヤマト運輸は12日、ベトナムIT大手FPT傘下のFPTジャパンホールディングス(東京都港区)と、特定技能制度 を活用したベトナム人の大型トラックドライバーの採用と育成に関する協業で基本合意書を交わした。 FPTグループがベトナムで長年培ってきた人材育成のノウハウと、ヤマト運輸の安全教育を融合させる。ヤマト 運輸は、ベトナム人の大型トラックドライバーを毎年100人採用することを目指す。 FPTグループが運営するベトナムの教育機関で2026年から特別クラスを開講する。募集は今年12月以降に開始する。 生徒はベトナムで半年間、日本語や日本文化、ヤマト運輸監修による安全学習などを受講した後、留学生として FPTジャパンの日本語学校で1年間学び、大型自動車第一種免許を取得する。その後、特定技能外国人としてヤマ ト運輸に入社し、日本で5年間勤務する。(時事通信 2025年11月13日)※リンクなし

正社員の基本給を平均10%引上げ、初任給33万円に/セガ

セガは12日、日本法人の正社員の給与水準改定と新入社員の初任給引上げを2026年4月から実施すると発表した。 具体的には、基本給のベースアップや役割に応じた弾力的な報酬制度の改定等を実施することで、既存正社員の 基本給を平均約10%引き上げ、大卒初任給は30万円から10%アップの33万円となる。同社は、役割や貢献に応じ て処遇する報酬体系の整備だけでなく、育児や介護をサポートする「ファミ+制度」や、新たなイノベーション 創出に向け副業を支援する「Job+制度」など、社員一人ひとりが自分らしい人生を送れるための働き方をサポ ートする施策の拡充にも取り組んでいるとしている。

日本郵政、クマ対策で通勤柔軟化/手段や経路変更、安全確保へ

日本郵政が、全国で相次ぐクマによる人身被害への緊急対策として、従業員の通勤手段や経路の変更を柔軟に行 えるようにしたことが20日、分かった。グループの日本郵便やゆうちょ銀行、かんぽ生命保険などの全従業員が 対象といい、安全確保のため実施する。 従業員が道中でクマに遭遇する恐れがあると判断した場合、会社に届け出ている通勤手段を所属長への伝達のみ で柔軟に変更できるようにした。公共交通機関から自家用車への変更などを想定している。変更しても通勤手当 の返納は不要。経路は、所属長への伝達もせずに変更可能とした。 日本郵政は「全国で勤務する社員が安心して通勤できるよう、グループ統一で安全確保措置を講じた」と説明し ている。グループの日本郵便は約2万の直営郵便局を全国に構えており、一部は最近クマが多く出没している地 域にある。今月5日には、自治体や警察がクマの出没を受けて立ち入り規制を行っている場合、郵便や「ゆう パック」の集配を見合わせる可能性があると発表。出没場所に近い地域では原則午後5時以降、原付きバイクな ど二輪車を使った配達を取りやめている。(時事通信 2025年11月20日)※リンク先なし

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