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労働 HOT NEWS


2026年3月


最低賃金目安制度の在り方に関する検討スタート、論点案を提示/厚労省

厚生労働省は2月27日、第1回「目安制度の在り方に関する全員協議会」を開催し、今年度の地方最低賃金審議 会の審議結果を踏まえ、近隣県等との過度な競争意識や最下位争いによる大幅な引上げの指摘、ランク制度の在 り方、発効日に各都道府県で大きなバラつきが生じたこと、などについてどう考えるかといった論点(案)を提示 した。今年度は、地方最賃審議会による上乗せにより66円の引上げ額(5年連続過去最高を更新)になり、初め て全都道府県で1,000円を突破。一方、例年以上に発効日に大きなバラつきが生じ、10月中の発効は20都道府県に とどまり、26年1月以降に発効する県が6県(うち2県は3月)となった。全員協議会に先立って開催された 中央最低賃金審議会では、目安制度の在り方について、2027年度中のとりまとめを目指し、2026年度の目安審議 までに考え方の整理が必要なものについては、目安審議までにとりまとめるとするスケジュール案が示された。

企業の7割超「今後3年間に雇用者を増やす見通し」/内閣府「企業行動に関するアンケート調査」

内閣府は2月27日、2025年度「企業行動に関するアンケート調査」結果を公表した。今後3年間(2026〜28年度 平均)に雇用者を増やす見通しの企業割合(全産業)は72.8%(前年度調査75.2%)、製造業は66.1%(同71.0 %)、非製造業で77.8%(同78.3%)となった。業種別では、非製造業で「その他金融業」(100.0%)、「情報・ 通信業」(89.7%)、「建設業」(87.3%)、「水産・農林業」(85.7%)、「サービス業」(85.0%)など、製造業 では「ゴム製品」(85.7%)、「精密機器」(83.3%)などで高い割合となった。次年度(26年度)の実質経済成長 率見通し(全産業・実数値平均)は0.9%(同1.2%)だった。

2024年の農作業死亡事故287人、猛暑の影響で5年ぶり増加/農水省調査

農林水産省は2月26日、2024年に発生した農作業死亡事故の調査結果を公表した。同年の農作業事故による死亡 者数は287人で前年から51人増と5年ぶりに増加へ転じた。同年6〜8月は、1898年の統計開始以来もっとも暑く、 高温期(5〜9月)の発生件数が前年から52人増(うち熱中症が21人)となった。調査は、農作業に伴う死亡事 故の発生状況や原因を把握するため、「人口動態調査」に係る死亡個票などを用い、24年1〜12月の事故を取り まとめたもの。

飲食店向け「カスハラ対策ガイドライン」を策定、オンライン説明会も開催/農水省

農林水産省は2月27日、飲食店向けにカスタマーハラスメントに対する判断基準や具体的な対応方法等を示した カスタマーハラスメント対策ガイドラインを策定した。飲食店従事者や経営者向けの「詳細版」と、現場で活用 しやすいよう要点をまとめた「ダイジェスト版」の2種類を作成。サイトには「暴力」「恐怖・威圧」「長時間 化」といったカスハラ類型ごとの対応例の動画も掲載している。 3月5日(木)、10日(火)には、ガイドラインについての説明会をオンライン開催する。

「労務費に関する基準コールセンター」を開設/国交省

国土交通省は2月26日、「労務費に関する基準」制度の理解促進、普及・定着を目的に「労務費に関する基準 コールセンター」を開設した。建設業における適正な労務費の確保と技能者への適正賃金の支払いを徹底するた め、2025年12月に「労務費に関する基準」が導入されており、制度に関する問い合わせや相談を受け付ける。

「シフト制における適正な年次有給休暇取得」など答申/規制改革推進会議

内閣府の規制改革推進会議は2月26日、重要分野における規制・制度改革についてまとめた中間答申を決定した。 「強い経済の実現」に向けては「無人航空機(ドローン)の社会実装の促進」「弁護士法におけるAI活用の 更なる明確化」など5項目を、「地方を伸ばし、暮らしを守る」に向けては「介護施設等における人員配置基準 の特例的柔軟化」など10項目を盛り込んだ。このうち、「シフト制における適正な年次有給休暇の取得等」では、 有給休暇日数の算定基礎となる「所定労働日数」の判断が難しいなど、実務上の支障が生じているとし、基準日 直前の勤務実績から「平均的所定労働日数」を算出する方法を認めること、年休取得時の賃金の算定方法につい ては所定労働時間労働した場合の通常の賃金を原則とするとした労働基準関係法制研究会の報告を踏まえて検討 することなどを求めた(中間答申案53〜55頁)。

「小規模事業場ストレスチェック制度実施マニュアル」を公表/厚労省

厚生労働省は2月25日、2025年5月公布の改正労働安全衛生法で労働者数50人未満の事業場にストレスチェック 実施が義務化されることを踏まえ、「小規模事業場ストレスチェック制度実施マニュアル」を公表した。小規模 事業場に即した、現実的で実効性のある実施体制・実施方法やプライバシーの保護、自社で実施する場合の留意 点などを示している。

今夏に向けた熱中症防止対策など議論/厚労省検討会

厚生労働省の職場における熱中症防止対策に係る検討会は2日、第4回会合を開き、報告書案について議論した。 2025年6月の労働安全衛生規則の改正が同年における死亡災害の防止に寄与したと評価した一方、記録的猛暑の 影響もあり休業4日以上の死傷者数が増加したことから、熱中症の罹患リスクそのものを低下させる対策が求め られるとした。今夏に向けては熱中症防止対策を包括的にまとめたガイドライン案を提起した。

「デジタル・AI技術による省エネ・生産性向上に向けた手引き」を公表/資源エネルギー庁

資源エネルギー庁は3日、「デジタル・AI技術による省エネ・生産性向上に向けた手引き」を公表した。省エネ を単なるコスト削減策ではなく、生産性向上・競争力強化に直結する経営戦略として位置付け、デジタル・AI活 用により得られる「生産性向上・現場課題解決」効果や導入に向けた検討ポイントを示した。また、デジタル利 活用を段階と範囲で定義づけた先進事例を多数紹介している。

今後の物流施策の在り方について提言/国交、農林水産、経産の3省

国土交通省、農林水産省、経済産業省は3日、今後の物流施策の方向性をまとめた提言を同時公表した。2030年 度までを物流革新の「集中改革期間」と位置づけ、物流を上質で魅力ある産業へと転換させるための重点政策と して「徹底的な効率化」、「商慣行の見直しや荷主・消費者の行動変容、産業構造の転換」など5項目を挙げた。 このうち、「物流人材の地位・能力の向上と労働環境の改善」では、今後取り組むべき施策として、人材育成や トラック・倉庫分野における特定技能外国人等の定着・活躍の促進、アシストスーツによる荷役作業省力化など 多様な人材が活躍できる産業への転換、トラックドライバーの休憩環境の改善などの具体策を挙げた。

26年度第1回「雇用就農資金」の募集を開始/農水省

農林水産省は、2026年度第1回「雇用就農資金」の募集をしている。同事業は、50歳未満の就農希望者を新たに 雇用する農業法人等に対して資金を助成するもの。募集タイプは、(1)雇用就農者育成・独立支援タイプ(年間 最大60万円、最長4年間)、(2)新法人設立支援タイプ(年間最大120万円、最長4年間(3年目以降は年間最大 60万円))、(3)次世代経営者育成タイプ(月最大10万円、最短3カ月〜最長2年間)がある。 募集期間は、次世代経営者育成タイプが2027年1月29日まで、他のタイプは2026年4月7日まで。

働き方改革関連法施行後5年の総点検結果を公表/厚労省

厚生労働省は5日、働き方改革関連法施行後5年の総点検結果を公表した。労働者アンケートによると、労働時 間の増減希望について「このままでよい」59.5%、「減らしたい」30.0%、「増やしたい」10.5%、だった。 「増やしたい」の内訳をみると、週所定労働時間35時間以下で年収200万円未満の人が3.4%、同35時間超又は 年収200万円以上で、上限規制である月80時間の範囲内で増やしたい人が4.9%、上限を超えて増やしたい人は 0.5%だった。 ヒアリング調査では、労働時間に対する希望について、企業327社のうち「現状のままがいい」が201社、 「減らしたい」73社、「増やしたい」53社、労働者97人のうち、「現状のまま」70人、「減らしたい」14人、 「増やしたい」13人となった。

「中継輸送」推進でドライバー負担を軽減/「物流効率化法」改正案を閣議決定

政府は6日、「物資の流通の効率化に関する法律の一部を改正する法律案(物流効率化法改正案)」を閣議決定 した。ドライバーの負担軽減を図りつつ物流を維持するため、一つの長距離輸送を複数のドライバーで分担する 「中継輸送」に関する基本方針を国土交通大臣が策定し、国、地方公共団体、事業者に、協力等の努力義務を課す。 あわせて「貨物自動車中継輸送実施計画」認定制度の創設などの、各種支援を実施する。

「健康経営銘柄2026」を選定/経産省・東証

経済産業省と東京証券取引所は9日、「健康経営銘柄2026」に28業種44社を選定、公表した。従業員の健康管理 を経営的視点で考え、戦略的に取り組む上場企業を選定するもの。「2025年度健康経営度調査」の回答結果を 基礎に、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」申請法人の上位500位以内の上場企業から1業種1社を選定、 重大な法令違反がない等の要件を満たし、かつ業種内の平均順位を上回る企業については追加選定した。

国家公務員、総合職採用試験申込者数が4年ぶり増加/人事院

人事院は9日、2026年度国家公務員採用総合職試験(春)の申込状況を公表した。申込者数は1万2,486人で、 前年の1万2,028人から3.8%増加し、22年度以来4年ぶりの増加となった。女性申込者は5,519人で、全体の44.2 %を占め、昨年度の過去最高値(44.3%)とほぼ同水準だった。専攻を問わず、多様な人材の確保を目的とした 「教養区分」には3,132人が申込んだ。 試験制度の見直し効果もあり、25年度秋と26年度春の合計申込者数は前年(1万6,762人)から9.8%増加の1万 8,400人となり、増加に転じた。

「労使関係セミナー」基調講演を配信/中労委

中央労働委員会は、「労使関係セミナー」を全国で開催している。同セミナーは、裁判例や労働法制に関する情 報を広く発信し、労使紛争の未然防止及び早期解決を図ることなどを目的として、労働委員会委員等による基調 講演やパネルディスカッションを行っている。中労委ホームページでは、基調講演の動画を一定期間、配信して いる。受講料無料。新規掲載は「労働契約の成立と労働条件」(講師:皆川宏之・中労委東日本区域地方調整委 員会議委員長)

日本成長戦略会議労働市場改革分科会が初会合

日本成長戦略会議労働市場改革分科会は11日、初会合を開いた。資料4「労働市場をめぐる現状と課題等につい て」では、「労働生産性の向上」「労働移動の円滑化」「労働参加の確保」についての現状分析と論点案を示し た。今後、議論を進め、5月の取りまとめを目指す。

賃上げ以外の人材確保戦略を整理/内閣府「今週の指標」

内閣府では、経済指標の解説や注目トピックスを紹介する「今週の指標」を定期的に公表している。10日付の 「賃上げ以外の人材確保戦略について」では、人手確保・離職防止には自社の魅力を認識してもらうことが重要 として、休暇制度や労働時間、変形労働時間制、テレワークの導入状況、家賃補助などの「福利厚生」、OFF-JT 及び自己啓発について動向を整理している。福利厚生費は近年まで金額面では減少傾向にあったものの、社宅・ 寮の整備、休暇制度の拡充、教育訓練投資の強化など、内容面の多様化が進んでいるとした。一方で福利厚生に 対する企業と労働者のニーズにギャップが生じている可能性を指摘した。

成果報告会「デザイン経営が企業を変える〜なぜ、特許庁がデザイン経営を推進するのか〜」を開催

特許庁は、企業が自社の「らしさ」を基盤に持続的成長を図る手法として「デザイン経営」の普及を進めている。 今年度は「デザイン経営×知的創造サイクル」をテーマに調査研究を実施し、「新・デザイン経営プログラム」 の試行に取り組んできた。これらの成果を共有する報告会「デザイン経営が企業を変える〜なぜ、特許庁がデザ イン経営を推進するのか〜」を3月18日(水)にハイブリッド形式で開催する(会場:経済産業省別館・千代 田区)。デザイン・経営・知財の専門家による講演のほか、大阪府堺市でのモデル事例の報告を予定。 対面参加は定員50名に達し次第受付終了。

第6次男女共同参画基本計画を閣議決定

政府は13日、男女共同参画社会の実現に向けた今後5年間の政策の方向性を示す第6次男女共同参画基本計画を 閣議決定した。計画では、女性も男性も暮らしやすい「多様な幸せ(well-being)」の実現を目指し、改正女性 活躍推進法に基づく企業の情報公表の充実、セクハラ、カスハラを含む各種ハラスメント対策の強化、仕事と健 康課題の両立支援、テクノロジーの進展と利活用の広がりを踏まえた男女共同参画の推進、女性と男性が受ける 影響の違いなどに十分に配慮された災害対応など、多様な分野を横断した取組を強化する。

26年度の雇用保険料率を公表、25年度から引き下げ/厚労省

厚生労働省は12日、2026年度の雇用保険料率を公表した。失業等給付等の保険料率は、一般の事業では、労働者 負担・事業主負担ともに5/1,000(2025年度は5.5/1,000)、雇用保険二事業の保険料率(事業主のみ負担)は 3.5/1,000に据え置き、あわせて13.5/1,000(同14.5/1,000)。農林水産・清酒製造、建設の事業は、失業等給 付等が労働者負担・事業主負担とも6/1,000(同6.5/1,000)、雇用保険二事業分を合わせた保険料率は、農林水 産・清酒製造で15.5/1,000(同16.5/1,000)、建設が16.5/1,000(同17.5/1,000)。

第10回「ものづくり日本大賞」受賞者を公表/厚労省

厚生労働省、経済産業省、国土交通省および文部科学省は16日、第10回「ものづくり日本大賞」(内閣総理大臣 賞)の受賞者を公表した。厚生労働省関係では、卓越した技能者(現代の名工)の表彰受賞者の中から1名と、 技能五輪国際大会金メダリスト5名の合計6名が受賞した。同賞は、「ものづくり」に携わっている各世代の人 材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するもの。

新ポータルサイト「みんなの労働ナビ」を開設/厚労省

厚生労働省は、職業・職場情報、スキルアップ、労働関連法令などを利用者別・分野別に探せる新ポータルサイ ト「みんなの労働ナビ」を開設した。ハローワークの求人や賃金に関する特設ページでは、想定していた職種や 地域に加え、別の職種や近隣県のデータを比べることができ、就職の選択肢を広げるきっかけになる。

全国労働衛生週間のスローガンを募集/厚労省

厚生労働省は、毎年10月に行われている全国労働衛生週間のスローガンを募集している。スローガンは、 時間外・休日労働の削減、年次有給休暇の取得促進による仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の 推進、職場環境改善の取組等メンタルヘルス対策の推進などの自主的労働衛生活動の促進を図る内容のもの。 誰でも応募可能。募集期間は4月30日まで(当日消印有効、電子メールによる応募も可)。 全国労働衛生週間は、10月1日から7日までを本週間として毎年実施、今年で77回となる。

25年度「海外対日世論調査」結果を公表/外務省

外務省は13日、米国、ASEAN、インド、オーストラリア、アフリカ3カ国を対象に、一般的な日本のイメージや 外交政策への理解などを尋ねた「2025年度海外対日世論調査」の結果を公表した。 米国有識者調査では、米国経済に最も貢献している国として、「投資」「雇用創出」でそれぞれ1位、「貿易」 で2位だった。ASEAN諸国に、今後重要なパートナーとなる国・機関を問うたところ、45%が日本を選択し、中国 に次いで2位となった。またインドの回答では、「日本でぜひ働いてみたい」が66%にのぼり、その理由として 「賃金が高い」が83%で最多、「文化が馴染みやすい」71%との就労意欲が示された(インド・結果詳細18頁)。

杉森学園不当労働行為再審査事件で初審命令を一部変更/中労委

(1)組合の団交申入れに対する法人の開催遅延や議題変更等、(2)団交における理事の威嚇・暴言の繰り返し、 (3)組合を誹謗中傷する文書の法人による教職員への配布などが不当労働行為であるとして組合から救済申立て があった事件の再審査事件において、中央労働委員会は2月27日、初審命令以降、年に複数回継続的に団交が 実施されているものの、組合が申し入れた事項について誠実な団交が尽くされたとか、労使間の歪みが既に是正 され労使間の正常化が果たされたとの事情は認められないとして、法人に誠実交渉を命じ労使関係の正常化を 促した。

大学生の就職内定率92.0%、前年同期比0.6ポイント減少/厚労省・文科省調査

厚生労働省と文部科学省は17日、2026年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(26年2月1日現在)を公表した。 大学(学部)の就職内定率は92.0%(前年同期比0.6ポイント減少)、短期大学は82.9%(同2.0ポイント減少) となった。文系・理系別(大学)では、文系は91.9%(同0.8ポイント減少)、理系は92.8%(同0.4ポイント上 昇)。男女別では、男子は90.9%(同0.7ポイント減少)、女子は93.4%(同0.4ポイント減少)。

26年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施/厚労省

厚生労働省は、5月1日から9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施する。新たに策 定された「職場における熱中症防止のためのガイドライン」に基づき、暑さ指数(WBGT)の把握や重篤化防止対 策の周知、糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病を有する者への特段の配慮など の予防対策を徹底する。

業務実態が疑われる役員の社会保険資格に関する取扱いを通達/厚労省

厚生労働省は18日、個人事業主やフリーランスを法人の役員として健康保険・厚生年金保険の被保険者にし、 国民健康保険・国民年金の適用を受けた場合よりも低い保険料負担にしている例があるとして、役員である 個人事業主等の被保険者資格の取り扱いを明確化する通達を公表した。役員の被保険者資格の確認に当たっては、 報酬が業務の対価として経常的に支払われているか、法人経営への参画を内容とする経常的な労務提供かなどを 総合的に判断し、法人に使用されている実態がない場合は、被保険者資格を喪失させることとしている。

「健康経営優良法人2026」の認定法人を公表/経産省

経済産業省は9日、「健康経営優良法人2026」の認定法人を公表した。健康経営優良法人認定制度とは、従業員 等の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取り組みを実践し健康経営を行う法人を、 基準に基づき認定する制度。2026年は、「大規模法人部門」に3,765法人、「中小規模法人部門」に2万3,085法 人が認定された。認定の基となる健康経営度調査の回答法人に対する各施策の偏差値等を記載した評価結果 (フィードバックシート)のうち、同意を得た2,938法人分(うち上場企業874社)を公開している。

奏パートナーズ不当労働行為再審査事件で初審命令を取消/中労委

法人が組合員を呼び出して面談を実施のうえ、組合に相談する機会を与えることなく退職を強要し退職届を提出 させたこと、面談において当該組合員に団交申入れの取下げを促したことなどが不当労働行為であるとして組合 から救済申立てがあった事件の再審査事件において、中央労働委員会は3月12日、面談は組合員の就業規則違反 行為に対する懲戒のための手続保障の見地からなされたもので団交とは目的が異なること、面談において当該組 合員が違反行為を認め退職合意をしたため団交の必要がないと考えたもので、法人の行為は組合の関与を排除し ていたとは認められず支配介入にはあたらないとして、文書手交を命じた初審命令を取り消した。

「労使関係セミナー」基調講演を配信/中労委

中央労働委員会は、「労使関係セミナー」を全国で開催している。同セミナーは、裁判例や労働法制に関する情 報を広く発信し、労使紛争の未然防止及び早期解決を図ることなどを目的として、労働委員会委員等による基調 講演やパネルディスカッションを行っている。中労委ホームページでは、基調講演の動画を一定期間、配信して いる。受講料無料。新規掲載は「労働契約の成立と労働条件」(講師:皆川宏之・中労委東日本区域地方調整委 員会議委員長)

26年春季賃金交渉の大手集中回答を踏まえ政労使が意見交換

政府は23日、2026年春季労使交渉の集中回答の機会をとらえ、中小企業の賃金交渉等について労使と意見交換し た。筒井経団連会長からは今年も多くの企業で高水準の回答がみられたとの報告が、芳野連合会長からは、賃上 げ率が3年連続で5%超となった等の報告がなされた。これを受けて高市首相は、経済対策や補正予算による事 業者への後押しが実を結んだ、賃上げの勢いを、地方の中小企業や小規模事業者にも広く波及させていくことが 重要と述べた。中小企業団体からの、価格転嫁や生産性向上への支援強化の要望については、「今年1月に施行の 取引適正化法の厳正な執行を始めとした、価格転嫁・取引適正化の更なる徹底」に加え、賃上げ環境整備のための 政策の充実・強化について検討し、今夏に『日本成長戦略』を策定する考えを示した。

26年度卒業予定者の就職・採用活動について経済団体等に要請

内閣官房、文部科学省、厚生労働省、経済産業省は21日、2026年度に卒業・修了予定学生を対象とする就職・ 採用活動について、日程ルール(広報活動は3月1日以降、採用活動は6月1日以降、内定は10月1日以降) を順守するよう経済団体等に要請した。就職活動が、早期化・長期化傾向にあることや、活動開始日より前に実 質的な採用選考活動が実施されている実態をうけたもの。そのうえで「専門活用型インターンシップ」(2週間 以上)を春休み以降に実施し、高い専門性が確認された学生については、3月開始の広報期間の短縮を認め、 6月以前の採用選考プロセス移行を可能とした。

「人的資本可視化指針(改訂版)」を公表/内閣官房・金融庁・経産省

内閣官房・金融庁・経済産業省は23日、「人的資本可視化指針(改訂版)」を公表した。2026年3月期から有価 証券報告書において企業戦略と関連付けた人材戦略等の開示が求められることを踏まえ、「具体的な考え方とそ の実践」のガイダンスとして、経営戦略と紐付く形で測定可能な指標及び目標を設定・可視化し、重要度等に 応じて、ステークホルダーとの対話の充実に向けた開示を進めるなどとしている。付録として開示事例(10社) を整理している。

25年度「なでしこ銘柄」「Nextなでしこ」を選定/経産省・東証

経済産業省は19日、東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業26社を「なでしこ銘柄」、共働き・ 共育てを可能にする性別を問わない両立支援が特に優れた23社を「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」と して選定した。これらの企業を魅力ある銘柄として紹介することで、「中長期の企業価値向上」を重視する投資 を促進する。「注目企業レポート」では、男女間賃金格差是正や女性従業員の健康課題解決など、他社の参考と なる特徴的な取組を行う企業を紹介している。

中小企業の福利厚生取組事例を公表/厚労省

厚生労働省は23日、中小企業における福利厚生の取組事例を公表した。大企業では福利厚生の導入・充実が進む 一方、中小企業の取組状況に格差があることを踏まえ、福利厚生制度の導入・見直しを検討する企業の参考にな る人材定着・採用力向上につながる実践例を紹介している。

1月の完全失業率2.7%、前月比0.1ポイント上昇/労働力調査

総務省は3日、2026年1月の「労働力調査(基本集計)」を公表した。完全失業率(季節調整値)は2.7%で、 前月比0.1ポイントの上昇。完全失業者数は179万人(前年同月比16万人増)で、6カ月連続の増加。就業者数は 6,776万人(同3万人減)で、42カ月ぶりの減少。主な産業別就業者を前年同月と比べると、「製造業」、「生 活関連サービス業,娯楽業」、「学術研究,専門・技術サービス業」などが減少した。 雇用者数は6,185万人(同22万人増)で、47カ月連続の増加。

1月の有効求人倍率1.18倍、前月比0.02ポイント低下/一般職業紹介状況

厚生労働省は3日、「一般職業紹介状況」を公表した。2026年1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で、 前月比0.02ポイント低下。新規求人倍率(同)は2.11倍で、前月比0.03ポイント低下。新規求人(原数値)は、 前年同月比で4.6%減。産業別では、「宿泊業,飲食サービス業」(13.8%減)、「卸売業,小売業」(11.6%減)、 「情報通信業」(7.0%減)などで減少となった。

2025年出生数70万5,809人、過去最少を更新/厚労省調査

厚生労働省は2月26日、「人口動態統計速報(2025年12月分)」を公表した。外国人を含む出生数は70万5,809人 で10年連続減少(対前年1万5,179人、2.1%減少)。自然増減数は、89万9,845人減(同2,149人減)で18年連続 減少。一方、婚姻件数は、50万5,656組(同5,657組、1.1%増)と2年連続で増加した。

個人企業の事業経営上の問題点、「需要の停滞」「原材料・仕入価格の上昇」/総務省調査

総務省は2日、2025年「個人企業経済調査」結果を公表した。同調査は、個人企業の経営実態を明らかにし、中 小企業振興の基礎資料などを得る目的のもの。2025年6月1日現在の主な事業経営上の問題点を項目別にみると、 最多は「需要の停滞(売上の停滞・減少)」の25.6%、「原材料価格・仕入価格の上昇」17.9%が続く。「原材 料・仕入価格」は前年比0.9ポイントと上昇幅が最大、全産業で上昇傾向にある。

「日本の統計2026」「世界の統計2026」を公表/総務省

総務省統計局は2月27日、我が国および世界の動向について労働・賃金を含む幅広い分野の基本的統計を利用し やすい形で編集した統計書『日本の統計2026』、『世界の統計2026』を公表した。日本版は我が国の現状を俯瞰 できるよう29分野・374の統計表・48のグラフに整理している。世界版は、国際比較の観点から国際機関が提供 するデータを出典とし約130の統計表にまとめている。

2月消費者マインドの基調判断、「改善に向けた動きがみられる」に上方修正/消費動向調査

内閣府は4日、2月の「消費動向調査」結果を公表した。「消費者態度指数(二人以上の世帯、季調値)」は40.0 (前月比2.1ポイント上昇)。同指数を構成する意識指標は「耐久消費財の買い時判断」は33.9(前月差プラス 3.5ポイント)、「暮らし向き」39.7(同2.9ポイント)、「雇用環境」44.0(同1.6ポイント)、「収入の増え方」 42.5(同0.5ポイント)、と4指標とも前月比で上昇した。消費者マインドの基調判断は、前月の「持ち直して いる」から「改善に向けた動きがみられる」に上方修正した。

売上高・利益・設備投資が全産業で増加/10〜12月期法人企業統計調査

財務省は3日、2025年10〜12月期の「法人企業統計調査」結果を公表した。全産業(金融業、保険業を除く)の 企業動向を前年同期比でみると、売上高は0.7%増、経常利益は4.7%増、設備投資は6.5%増となった。業種別 のプラス寄与は、売上高では「電気機械」(11.7%)、経常利益では「情報通信機械」(52.9%)、設備投資で は「不動産業」(40.7%)が最高。

25年10〜12月期のGDP実質成長率、年率1.3%/2次速報値

内閣府は10日、2025年10〜12月期の四半期別GDP(国内総生産)2次速報値を公表した。GDP成長率(季節調整済) は、実質が0.3%、年率換算は1.3%で、第1次速報値の年率0.2%から上方修正した。需要項目別では、民間最 終消費支出が実質0.3%(速報値0.1%)、うち家計最終消費支出(除く持ち家の帰属家賃)は実質0.3%(同0.1 %)、民間企業設備は実質1.3%(同0.2%)、雇用者報酬の伸び率は、実質0.5%(同0.5%)。同日公表の2025 年(暦年値、実質)の成長率は前年比プラス1.2%、民間最終消費支出は1.5%、うち家計最終消費支出(除く 持ち家の帰属家賃)は1.7%。

1月の基調判断「下げ止まりを示している」で据え置き/景気動向指数速報

内閣府は9日、1月の「景気動向指数(速報)」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は116.8で、前月 と比較して2.5ポイント上昇し、3カ月ぶりの上昇。プラスに寄与したのは「鉱工業用生産財出荷指数」、「耐 久消費財出荷指数」など10系列中8系列。マイナス寄与は「有効求人倍率(除学卒)」、「労働投入量指数(調査 産業計)」。一致指数の基調判断は「下げ止まりを示している」で、前月から据え置き。

2月の街角景況感、4カ月ぶり上昇/景気ウォッチャー調査

内閣府は9日、全国の商店主やタクシー運転手などに街角の景況感をたずねた2月の「景気ウォッチャー調査」 結果を公表した。3カ月前と比較した景気の現状判断DI(季調値)は、前月差1.3ポイント上昇の48.9で、 4カ月ぶりの上昇。家計動向関連DIは1.7ポイント、企業動向関連と雇用関連DIは0.4ポイント、いずれも 上昇したことによる。先行き判断DI(同)は、前月差0.1ポイント低下の50.0。今回の結果について、「景気 は、持ち直している」とした。

1月の勤労者世帯の実収入、前年同月比1.3%増/家計調査報告

総務省は10日、1月の「家計調査報告」を公表した。二人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は30万7,584円、 実質で前年同月比1.0%減少で、減少は2カ月連続。前月比(季調値)は2.5%の減少。支出項目別でのマイナス 寄与は、交際費(マイナス0.85%)、授業料等(同0.65%)、携帯電話通信料などの通信(同0.52%)など。 プラス寄与は、宿泊料などの教養娯楽サービス(0.40%)、エアコンなど家庭用耐久財(0.39%)、すしなどの 外食(0.38%)など。 勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり53万520円・前年同月比実質1.3%の増加と、5カ月ぶりの増加。

1月の実質賃金1.4%増、13カ月ぶりプラス/毎勤統計調査1月速報

厚生労働省は9日、1月の「毎月勤労統計調査」結果(速報、事業所規模5人以上)を公表した。現金給与総額 指数を消費者物価指数で割った実質賃金は、前年同月比1.4%増で13カ月ぶりのプラス。現金給与総額は、就業 形態計で前年同月比3.0%増の30万1,314円、うち一般労働者が同3.3%増の38万9,218円、パートタイム労働者が 同2.6%増の11万1,923円で、時間当たり給与は同3.7%増の1,447円だった。

2026年3月高校卒業予定者の就職内定率、90.7%/文科省

文部科学省は6日、「2026年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2025年12月末現在)」調査を公表した。 就職内定率は90.7%で、前年同月比0.6ポイント減。男女別では男子91.6%(同0.4ポイント減)、女子89.3% (同0.9ポイント減)。学科別では、内定率の高い順に、「工業」96.9%、「商業」と「看護」が93.8%で同率、 「水産」93.0%など。「普通」は83.9%。

2月の企業物価指数、前年比2.0%上昇/日銀

日本銀行は11日、企業物価指数(2月速報)を公表した。国内企業物価指数は128.3で、前月比0.1%低下、前年 比2.0%上昇した。製品別にみると、前年比で上昇したのは「非鉄金属」(32.5%)、「農林水産物」(18.5%)、 「スクラップ類」(12.3%)、など、低下したのは「石油・石炭製品」(マイナス11.7%)、「電力・都市ガス・水 道」(マイナス6.7%)など。輸入物価指数(ドルなどの契約通貨ベース)は前年比0.6%の上昇、前月比0.9% の上昇。円ベースでは同2.8%、同0.1%の上昇だった。

大企業の従業員判断指数、59期連続「不足気味」超/1〜3月法人企業景気予測

内閣府と財務省は12日、「法人企業景気予測調査」(2026年1〜3月期調査)結果を公表した。雇用に関する 「従業員数判断」BSIは、大企業は29.4%ポイントで2011年9月末以降、59期連続の「不足気味」超。中堅企業、 中小企業はいずれも「不足気味」超。「貴社の景況判断」BSIは、大企業は4.4%ポイントで、2025年7〜9月期以 降、3期連続の「上昇」超。中堅企業は「上昇」超、中小企業は「下降」超となった。

2月の消費者物価指数、1.6%上昇/総務省

総務省は24日、2026年2月の全国消費者物価指数を公表した。生鮮食品を除く総合指数は111.4で前年同月比1.6 %の上昇。前月比(季調値)は0.3%の下落。前年同月比で上昇が大きかったものは、「生鮮魚介」9.5%、「飲料」 9.1%、「菓子類」8.1%などの順。品目では「コーヒー豆」51.4%などの上昇が目立つ。生鮮食品及びエネルギー を除いた総合指数は115.5、前年同月比は2.5%の上昇となった。

1月の生産指数、前月比4.3%上昇/鉱工業指数確報

経済産業省は19日、1月の「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)」確報値を公表した。生産指 数(季節調整済)は104.5(前月比4.3%上昇)で、2カ月連続の上昇。業種別では「自動車工業」「汎用・業務 用機械工業」「化学工業(無機・有機化学工業を除く)」等すべての業種が上昇した。出荷は102.1で前月比3.8 %の上昇、在庫は同0.8%の低下。在庫率は4.6%の低下。

24年度1カ月平均の保護の申請件数、前年度比3.2%増/被保護者調査

厚生労働省は4日、生活保護法に基づく「被保護者調査」(2024年度確定値)結果を公表した。24年度1カ月平 均の保護の申請件数は2万1,626件で、前年度1カ月平均比677件(3.2%)増。保護開始世帯数は1万9,045世帯 で2.9%増。被保護実世帯数は165万674世帯で0.01%増。被保護実人員数は200万8,061人で0.6%減。

男女間賃金格差、調査開始以来最大の縮小幅/25年「賃金構造基本統計調査」

厚生労働省は24日、2025年「賃金構造基本統計調査」結果を公表した。一般労働者(短時間労働者以外の労働者) の月額賃金は、男女計34万600円(前年比3.1%増)、男性37万3,400円(同2.8%増)、女性28万5,900円(同3.9 %増)。男女間賃金格差(男性=100)は76.6で、前年比0.8ポイント上昇し、比較可能な1976年以降で最も格差 が縮小した。短時間労働者の賃金は、時間当たり男女計1,518円(同2.8%増)、男性1,769円(同4.1%増)、 女性1,418円(同2.2%増)。

1月の基調判断「下げ止まりを示している」で据え置き/景気動向指数の改訂状況

内閣府は25日、1月の「景気動向指数・速報からの改訂状況」を公表した。景気の現状を示す「一致指数」は 前月差3.4ポイント上昇の117.9(速報値116.8)で、3カ月ぶりの上昇。基調判断は、「景気動向指数(CI一致 指数)は、下げ止まりを示している」で、前月から据え置き。

人材育成担当者「新入・若手の定着に不安感」/東商調査

東京商工会議所は2月26日、人材育成担当者を対象に、社員に対する期待や指導、成長に関する実態を尋ねた 調査結果を発表した。新入・若手社員の指導・育成に関する課題として、「指導・育成しても会社をやめてしま う」(49.4%)、「指導・育成しても活躍しない」(41.0%)が挙がった。人材定着のための取組としては 「賃上げ」、「福利厚生の拡充」、「ワークライフバランスの支援」が挙がり、このうち効果が最も高かった施 策は「賃上げ」(56.6%)だった。 同時に発表された新入社員、若手社員、中堅社員対象の「階層別講座受講者の意識調査」結果では、管理職を 「目指したくない」が新入・若手社員の54〜55%台を占めた一方、中堅社員では47.7%に減少、「目指したい」 が52.3%となった。管理職を目指す理由は「仕事を通じて成長したい」、目指さない理由は「自分には適性がな さそう」が上位となった。(集計結果12頁〜15頁)

2月業況DI、3カ月ぶりに改善/日商LOBO調査

日本商工会議所は2月27日、「商工会議所LOBO(早期景気観測)調査」の結果を発表した。2月の業況DI(全産 業合計)はマイナス16.8となり、前月比1.1ポイントの上昇。高水準の賃上げが消費マインドを下支えしたほか、 バレンタイン商戦も追い風となり、3カ月ぶりに改善した。先行き見通しDIはマイナス13.6(今月比3.2ポイント 上昇)。物価高や円安の長期化、人手不足など厳しい環境は続くものの、好調な観光需要や政府・自治体による 物価高対策への期待から、消費マインドは持ち直しが見込まれる。付帯調査「取引適正化に向けた課題」では、 価格協議・価格交渉において課題がある割合は43.5%と、前回の2024年8月調査から大幅に増加。課題の内容で は、「『労務費転嫁指針』 や『交渉様式』についての取引担当者の認識が不足」が73.7%と前回調査から増加、 価格転嫁の動きが広がっていく中で、現場レベルまで「労務費転嫁指針」などが浸透していないことがうかがえ るとしている。

中東の即時停戦を要請/連合が談話

連合は3日、イスラエルとアメリカによる軍事行動に対し、中東地域における即時停戦を求める談話を掲載した。 原油の大部分を中東に依存している現状を指摘、事態が長期化すれば、日本経済や国民生活に影響が及ぶおそれ があるとして、地域平和と安定に向けた国際社会の緊密な連携の重要性を強調した。その上で政府に対し、今後 の経済・物価の動向を見極め、必要な対策を遅滞なく講じるよう求めた。 また国際労働組合総連合(ITUC)が発表した声明を掲載、同声明を全面的に支持し、今後も国際的連帯の強化に 取り組む姿勢を示した。

就労・生活を伴走支援「ゆめ・みらい基金」/4団体協働で「子どもの貧困対策」

連合沖縄は2日、沖縄ろうきん・こくみん共済coop・沖縄県労福協と協働運営する「ゆめ・みらい基金」の活動 報告をホームページに掲載した。同県は子どもの貧困率が全国で最も高い状況にあることから、基金では、親へ の就労支援・生活支援や職業高校生への資格受験費用支援など、自立に向けた個別・継続的な伴走支援を行って いる。シングルマザー支援では「子どもを預かってもよい人」と「預かってほしい人」をマッチングする仕組み を構築し、3年間で約300人の就職を生み出すなど、独創的かつ効果的な取り組みを展開している。

中小組合の賃上げ平均6.64%、全体では5.94%/連合・要求集計結果

連合は5日、2日時点の2026春季生活闘争の要求集計結果を公表した。平均賃金方式で賃金引き上げを要求した 2,508組合の平均(規模計)は1万9,506円・5.94%(加重平均)で昨年同時期比262円増・0.15ポイント減。300 人未満の中小組合(1,525組合)では1万8,548円・6.64%(同)で、昨年対比881円・0.07ポイント増で規模計の 上げ幅も上回った。有期・短時間・契約等労働者の賃上げ要求額は、組合員数加重平均で時給92.16円(同10.81 円増)、月1万6,521円(同719円増)。

「人への投資」の重要性を強調/経団連会長定例記者会見

経団連会長は9日の定例記者会見で、中東情勢の緊迫化など喫緊の課題について見解を述べた。賃上げについ ては、中東情勢の緊迫化の影響について現時点で包括的にコメントすることは難しいとしたうえで、引き続き 賃金引上げを含めた「人への投資」を軸に投資牽引型経済への転換を図ることが、「成長と分配の好循環」の 実現につながるとの認識を示し、企業の予見可能性が低下する状況にあっても賃金引上げを進める意義は大き いとした。厚生労働省が公表した「働き方改革関連法施行後5年の総点検」結果については、労働者の就労 ニーズの多様性を示すものとし、今後、日本成長戦略会議での議論により、労働者の健康確保を前提に裁量労 働制を含む柔軟で自律的な働き方を可能にする制度改革が進むことを期待すると述べた。

能力開発の重要性など表明/第3回日本成長戦略会議で連合・芳野会長

連合の芳野会長は10日、「第3回日本成長戦略会議」に出席した。戦略17分野への投資を経済成長につなげて いくためには、安心して働き続けられる環境整備や人材育成など、労働者視点による横断的課題への対応が不 可欠と述べた。成長産業の発展に向けては、非正規を含むすべての労働者の能力開発が重要であり、リスキリ ングや継続的スキルアップの機会提供が不可欠と強調した。

派遣・請負労働者の処遇改善など共同宣言/連合・JASSA

連合と一般社団法人日本人材派遣協会(JASSA)は12日、派遣・請負労働者の処遇改善や派遣・請負事業の適正か つ健全な運営に向けた共同宣言を確認した。 「誰もが安全に安心して働くことのできる就業環境の整備」を最優先課題としたうえで、JASSAは、派遣労働者が 自分に合った働き方を選択できるキャリア形成支援や雇用の安定や処遇改善に向けた取り組みなど、連合は、 派遣労働者の雇用安定と雇用形態間格差の解消、「同一労働同一賃金」を着実に職場に定着させるための取り組み などを、進めていくとした。

最低賃金引上げの「影響」や「負担感」は地方で深刻/日商・東商

日本商工会議所と東京商工会議は17日、「中小企業における最低賃金の影響に関する調査」の結果を公表した。 「最低賃金を下回る従業員がいたため、賃金を引き上げた」とする企業は4割半ば(45.1%)と2年続けての 高水準。地方(46.6%)は、都市部(37.0%)より9.6ポイント高い。最低賃金について、「大いに負担」と 「多少の負担」の合計は76.6%。発効日に「1月以降」を望む企業の割合は、発効日が10〜12月の41都道府県の 49.3%に対して、1月以降発効の6県では66.0%にのぼる。

独仏英に広がる政治・経済の不安定化、経団連総研がシンポジウム概要を公表

経団連総合政策研究所の欧州研究プロジェクトはこのほど、2月に開催したシンポジウム「政権支持率低下に揺 れる欧州の政治・経済情勢−ドイツ・フランス・英国の現状と課題−」の概要を掲載した。低成長や購買力低下、 格差拡大、移民管理といった内政課題に加え、第2次トランプ政権への対応など通商・安全保障面でも欧州と日 本が共通の課題に直面しているとした。 各国報告では、ドイツでは「キリスト教民主・社会同盟」と「ドイツのための選択肢」が支持率で拮抗し、政権 の政策遂行の不確実性が増大しているとした。フランスでは長期停滞や産業空洞化、移民問題を背景に政治が三 極化しているとした。英国では、価値観の対立が深まり、新興右派「リフォームUK」影響力を増すなど、政治構 造が揺らぎつつあると指摘した。後半のパネル討議では、欧州政治の不安定化が日本に与える示唆について議論 が交わされた。

「26年春季労使交渉」についてコメント/経団連・同友会

経団連と経済同友会は、2026年春季労使交渉・集中回答日の18日、会長名及び代表幹事名でそれぞれコメントを 発表した。経団連は、製造業の大手企業を中心に、1万円以上の大幅なベースアップや5%を超える月例賃金の 引上げなど、昨年と同等以上や労働組合の要求通りの満額となる回答が多く提示されたことを率直に歓迎すると し、賃金引上げの力強いモメンタムの「さらなる定着」、社会全体の「成長と分配の好循環」につながっていく ことを強く期待するとした。同友会は人手不足が深刻化するなか、報酬面で社員に還元することが、人材確保に つながるとの認識が企業に定着しつつあると指摘。今後は、賃上げの流れが中小企業にも着実に広がるよう、 努力を継続することが重要との見解を示した。

賃上げ率は3年続けて5%超に/連合の2026春季生活闘争の第1回回答集計

連合(芳野友子会長)は23日、2026春季生活闘争の第1回回答集計結果(23日午前10時時点)を発表した。 平均賃金方式での定期昇給相当分込みの賃上げ額(加重平均)は1万7,687円、率は5.26%となった。前年同時 期(5.46%)より0.20ポイント減少したものの、3年連続で5%を超えた格好。また、300人未満の組合の賃上 げ額は1万4,300円、率は5.05%となり、中小組合も昨年に続いて5%台を記録した。有期・短時間・契約等労働 者の賃上げ額(加重平均)は、時給で84.51円、6.89%で、引き上げ率は一般組合員を上回っている。(JILPT調査部)

大手組合の賃金改善分の平均獲得額は比較可能な2014年以降で最高/金属労協の先行大手組合の回答状況

自動車総連、電機連合、JAM、基幹労連、全電線の5つの産業別労組でつくる金属労協(JCM、金子晃浩議長)が 2026闘争における集中回答日に設定した18日、各産別に加盟する大手労組に対し、経営側からの回答が一斉に 示された。同日午後12時30分現在で回答を引き出した大手を中心とする49の集計対象組合の賃金改善額の平均は 1万5,450円となり、比較可能な2014年以降で最も高い獲得額となった。すべての集計対象組合(53組合)の集計 が出揃った19日午前11時現在の集計では、同額は1万5,418円となっている。18日午後に行われた会見で金子議長 は「積極的な賃上げによって組合の生活不安を払拭し、金属産業の現場力、競争力を高めることに加えて、経済 の好循環の原動力となり得るなど、労使の社会的役割を果たしたものと高く評価したい」と語った。(JILPT調査部)

短時間組合員の賃上げ率が10年連続で正社員を上回り、300人未満も健闘/UAゼンセン「第一のヤマ場」の妥結状況

UAゼンセン(永島智子会長)は19日、2026労働条件闘争の「第一のヤマ場」として、同日午前10時時点の妥結集 約を発表した。正社員組合員の制度昇給やベアなどを合わせた「妥結総合計」は、加重平均で1万8,219円・5.45 %で、ベアなどの賃金引き上げ分は同1万2,966円・3.88%となった。規模別では現状、額・率ともに300人未満が 300人以上を上回っている。短時間組合員の時給引き上げは84.6円(6.92%)で、昨年同時期より約9円高く、 率でみると10年連続で正社員組合員を上回っている。こうした結果を永島会長は、「今年の交渉で掲げた『実質 賃金1%程度の上昇を社会全体に定着させる』取り組みに近づけるもの」だと強調している。(JILPT調査部)

単純平均8,646円でスタート/国民春闘共闘委員会の第1回集計

全労連や中立組合などでつくる国民春闘共闘委員会(代表幹事:秋山正臣全労連議長)は13日、2026春闘の第1回 賃上げ集計結果を公表した。それによると、12日時点で321組合が回答を引き出し、有額回答のあった209組合の 単純平均は8,646円、率は3.14%。25春闘の初回集計(7,499円)を1,147円上回り、1998年以来となる8,000円台 でスタートを切った。(JILPT調査部)

最賃、7割超が負担感/日商・東商調査

日本商工会議所ならびに東京商工会議所は17日、「中小企業における最低賃金の影響に関する調査」結果を発表 した。25年度の最低賃金引上げによって「最低賃金を下回る従業員がいたため、賃金を引き上げた」と回答した 企業が45.1%に上り、2年連続で高水準となった。最低賃金の負担感について、「大いに」・「多少」負担の合 計は7割超(76.6%)に達し、地方では77.9%と都市部(69.8%)を大きく上回った。賃上げを行った従業員の 雇用形態では、「パートタイム労働者」が79.6%と最多である一方、「正社員」も32.4%と前年から5.2ポイント 増加した。改定後最低賃金の発効日について、昨年度に比べ、準備期間を確保できた企業は、発効日が「年内 (10〜12月)」の41都道府県で約1割(12.2%)、「1月以降」の6県(秋田・福島・群馬・徳島・大分・熊本) では3割超(34.7%)で、「1月以降が望ましい」とする企業は、発効日が年内(10〜12月)の41都道府県では 約半数(49.3%)、1月以降の6県では6割半ば(66.0%)だった。

非正社員の賃金水準「上昇」とする企業割合が過去最高に/日本政策金融公庫調査

日本政策金融公庫が2月26日に発表した「雇用動向に関するアンケート調査」によると、1年前と比べて非正社 員の賃金水準が「上昇した」と回答した企業は、前年比1.4ポイント上昇の61.4%となり、調査開始以来の最高 値を更新した。正社員の賃金水準が「上昇した」は46.5%で、前年よりわずかに減少したものの、23年調査と 比較して4.8ポイント増となった。今後1年間の賃金見通しは、「引き上げ予定」が非正社員53.0%、正社員45.2 %となり、それぞれ前年を6.1ポイント、3.4ポイント上回った。

派遣平均時給1,714円、過去最高を維持/民間調査

採用・活躍支援サービスのエンは2月20日、2026年1月度「三大都市圏 募集時派遣時給レポート」を発表した。 関東・東海・関西における派遣社員の平均時給は1,714円で、前年同月比では12円(0.7%)上昇となり、過去最高 水準を維持した。前年同月を上回るのは40カ月連続。 【オフィスワーク・事務系】の時給は同38円上昇の1,696円、2月の旅行シーズンに向け、語学スキルを持つ人材 需要が高まったことなどが時給上昇の一因となった。【営業・販売・サービス系】は同23円上昇の1,645円、引越 しシーズンに伴う問合せが増加したことで、法人向けのオペレーターなどの専門的経験を持つスタッフの時給を 押し上げたとみている。

転職前後の平均年収、5万7,000円増加/民間調査レポート

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2月26日、2026年1月に転職決定した個人の転 職前後の年収変動レポートを発表した。転職前後の年収は、平均で5万7,000円増加したが、前月からは3万2,000 円縮小し、伸びがやや鈍化した。転職後に年収が「増加」した個人の割合は前月から1.1ポイント低い58.8%で、 転職が賃金向上につながる傾向は継続している。年収増加者の割合が高い業種は「IT・通信」(67.9%)がトップ、 「商社」(60.7%)、「インターネット・広告・メディア/メーカー」(各59.6%)が続く。

ミドルシニアの約半数、希望退職を前向きに評価/民間調査

マイナビは2月19日、「ミドルシニアの希望退職に関する意識調査」結果を発表した。2025年に「退職勧奨を伴う 早期・希望退職制度」を募集した企業割合は15.5%、従業員規模別では、「301名以上」が18.9%と最も高く、企 業規模が大きいほど実施率が高い傾向がみられた。 25年に転職した40・50代正社員の48.2%が「希望退職はメリットの方が多い」と回答し、同制度を前向きに捉え る姿勢がうかがえた。希望退職に肯定的な回答者ほど、自身のキャリアの方向性を明確に認識し、転職を「キャリア 形成の一歩」として位置づける傾向が強いことも示された。

アルバイトのカスハラ被害、個人へのハラスメントが増加傾向/民間調査

マイナビは2月24日、「アルバイト従業員へのカスタマーハラスメント実態調査(2026年版)」の結果を発表した。 アルバイトのカスハラ被害を認知している企業は41.9%となり、前年から3.8ポイント減少したものの、依然4割 超と高い水準にある。「理不尽な要望を繰り返し問い合わせられた」など業務に関連したカスハラは減少している 一方、個人に向けたセクハラ被害や人格否定などのハラスメントは増加した。 カスハラ防止策を実施している企業は65.4%で微増したものの、未実施企業が3割超に上った。被害があった企 業ではアルバイトの早期離職率(1カ月以内)が36.7%と、被害なし企業より約18ポイント高い。メンタル不調 による休職・退職も48.8%と大幅に上回り、カスハラが従業員の心理的負担や定着率に深刻な影響を及ぼしてい ることが明らかになった。26年10月からは改正労働施策総合推進法により、カスハラ対策が企業の義務となるこ とから予防策だけでなく、発生時の認知、事後フォローまで含めた実効性のある体制整備が求められる。

『論集』最新号に4論文を掲載/日本政策金融公庫

日本政策金融公庫はこのほど、中小企業に関する研究論文を収録した『日本政策金融公庫論集』第70号をホーム ページに掲載した。企業勤務者の副業を活用した起業をめぐる法的課題を、副業規制、健康確保、セーフティネット の3点から検討した論考や、調査データを用い、起業家は勤務者に比べて仕事時間を調整しやすく、家事・育児 との両立が可能となる「柔軟性の仮説」が成立するかを分析した論文などを掲載している。

公立小中教員の公務災害による過労死等を事案研究/過労死等防止調査研究センター

労働安全衛生総合研究所の過労死等防止調査研究センターは2月24日、研究成果「公立小中学校教員の公務災害 による過労死等の事案研究」をホームページに掲載した。2010年1月から19年3月までに公務災害に認定された 全392件のうち、公立小中学校教員88件を事案研究した結果、「脳・心臓疾患」の発症件数(教員100万人当たり) は男性が80%を占め、疾患名は男女共に脳内出血が最多だった。「精神疾患等」の発症件数(同)は男性が多く、 疾患名は男女共にうつ病エピソードが最多。負荷のあった業務は、脳・心臓疾患では「部活動顧問」が、精神疾 患等では「住民等の公務上での関係」における保護者によるものが最多。

「在籍型出向」についての意識調査結果を発表/産業雇用安定センター

産業雇用安定センターはこのほど「在籍型出向している従業員に対する意識調査」を発表した。出向することに なった理由(複数回答)を尋ねたところ、「出向先の人手不足を補うため」31.7%が最多。「人事上の慣行」 26.4%が続いた。出向期間満了後の予定については、「現時点ではわからない」40.3%が最多。次いで 「出向元に復帰予定」23.7%、「出向先に定年退職まで出向予定」23.6%、「出向先にそのまま転籍予定」8.0% となった。出向してよかった点(複数回答)では、「出向元での雇用が継続しているので不安なく働くことがで きた」31.2%が最多。出向先企業のグループ内・外別に見ると、グループ外への出向では、「新たな技術・スキ ルを吸収できた」34.9%が最多、「出向先の事業に貢献できた」27.7%と続いた。

中小企業の2月売上げDI、マイナス幅が縮小/日本政策金融公庫「中小企業景況調査」

日本政策金融公庫が2月27日に発表した「中小企業景況調査」結果によると、2026年2月の売上げDIは、前月か らマイナス幅が6.1ポイント縮小し、マイナス3.8となった。利益額DIは、前月比5.4ポイント上昇の1.3。販売価 格DIは、同0.7ポイント低下し9.3に、仕入価格DIは、同2.5ポイント上昇し、23.3となった。従業員判断DIは、 同1.6ポイント上昇し、11.9となった。生産設備判断DIは、マイナス幅が8.4ポイント縮小し、マイナス1.4となった。

「ベースアップ」65%・「初任給引き上げ」61%、企業が23年以降毎年実施/労務行政研調査

労務行政研究所は5日、2025年の賃金改定と報酬制度の見直しに関するアンケート調査結果を発表した。これに よると、ベースアップは65.5%の企業が「全員に実施」、初任給の引き上げは61.1%の企業が2023年以降、毎年 実施していると回答した。今後3年間の人件費の見通しについては、従業員1人当たりの人件費が「増える」と 回答した企業が95.9%、総額人件費についても「増える」が91.4%を占めた。総額人件費を抑制するために検討 している施策(複数回答)では、「業務効率化等による総労働時間の削減」65.0%、「報酬制度の改定」25.9%、 「新規採用数の削減」12.7%が挙がった一方、「検討中の事項はない」も22.3%を占めた。

専門人材の確保、「追いついていない」が5割超/民間調査

経営支援サービスを運営するパーソルキャリアは9日、従業員1,000人以上の企業で専門人材確保に関わる部長 職以上500人を対象に実施した実態調査結果を発表した。過去1年間で、専門人材の不足を理由に施策やプロ ジェクトを断念・延期した経験の有無を尋ねたところ、6割以上が「ある」と回答した。断念・延期した領域は 「新規事業開発」(52.4%)が最多で、「DX推進・デジタル戦略」(49.8%)が続く。 経営層が求める事業推進のスピードに対し、専門人材の確保が追いついているかを聞いたところ、「まったく 追いついていない」「やや追いついていない」の合計は52.8%、「十分に追いついている」は14.2%にとどまった。

27年卒、第一志望の業界上位に「ソフト・情報処理・ネット関連」/民間調査

マイナビは10日、2027年卒予定の大学生・大学院生を対象にした「志望業界ランキング」結果を発表した。 文系では「官公庁・公社・団体」(11.6%)がトップ、「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」(11.5%)が 続いた。理系では「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」(10.7%)と「繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック」 (10.7%)が同率首位となり、文理を問わずIT関連業界が上位に入った。志望理由としては、「ITは伸びしろが ある」「成長志向の業界と自分の特性が合致した」など、将来性を評価する声が寄せられた。業界選びで重視し た点としては、「給与・待遇」(48.8%)が最多、「休日・休暇・労働時間」(44.9%)が続き、待遇面への関 心の高さがうかがえる結果となった。

スポットワーク経験後、未経験・無資格者の7割超「介護業界に関わりたい」/民間調査

タイミーは6日、介護関連のスポットワーク経験者280人を対象に実施した「介護領域におけるスポットワーク に関する意識調査」結果を発表した。スポットワークをきっかけに、介護未経験・無資格者層の約6割が「介護 業界の就業イメージが向上した」、7割以上が「介護業界に関わりたいと思うようになった」と回答。スポット ワーク前は「資格がないとできないと思っていた」が67.7%にのぼり、介護の仕事はハードルが高いというイメージ が就業のボトルネックになっていることがうかがえるとしている。

26年度ベア実施予定46.8%、2年連続で低下の見通し/民間調査

東京商工リサーチ(TSR)は10日、「賃上げ」に関するアンケート調査の分析結果を発表した。2026年度の賃上 げ実施率(見込み)は83.6%と5年連続で80%台を維持した。ベースアップ(ベア)実施率は46.8%と高水準を 保ったもののピークである2024年度の51.4%から2年連続で低下する見通しとなった。企業の賃上げ意欲は強い が、物価高やコスト増が続く中で「ベア持久戦」による企業の体力消耗が進んでいると分析、価格転嫁の定着や 取引慣行の見直しなど、企業努力を支える環境整備の重要性が増しているとした。

2月倒産件数、3カ月連続で前年超、25年度は2年連続の1万件超へ/民間調査

帝国データバンクは9日、倒産集計2026年2月報を公表した。倒産件数は833件(前年同月768件、8.5%増)で、 3カ月連続で前年を上回った。25年度は2月までの累計で9,482件となり、前年同期(9,195件)を287件・3.1% 上回り、2年連続の1万件超が見込まれるとした。「物価高倒産」(73件)、「後継者難倒産」(47件)は 3カ月連続で前年を上回り、「人手不足倒産」(42件)は前年から大幅増、25年度は400件超が確実とみている。 東京商工リサーチが同日公表した、「人手不足倒産」の状況では、26年1-2月累計は83件(前年同期比45.6% 増)で、13年以降、最多で増勢を強めているとした。

「完全フリーアドレス」希望は4割超/民間調査

オフィス構築などを手がけるGOOD PLACEが3日発表した「フリーアドレスオフィス実態調査」によると、フリー アドレス環境で働く会社員のうち「完全フリーアドレス」を求めるのは44.2%、次いで「固定席(20.9%)」、 「フリーと固定の混在型(16.6%)」、「チーム共有席(13.4%)」と回答が分かれた。上司との距離感につい ては在籍年数で差が見られ、在籍3年未満では28.8%が「上司は近くにいてほしい」と回答した一方、在籍10年 以上では7.8%にとどまった。「席をアプリやシステムで予約する」企業の満足度は77.2%で、「席をルールなく 自由に選ぶ」の57.1%を約20ポイント上回った。

1,000人以上企業の6割超、「介護をしている社員あり」/民間調査

人材サービスのエンは13日、人事担当者を対象に実施した、「社員の育児・介護と仕事の両立」調査結果を発表 した。「育児をしている社員がいる」74%、「介護をしている社員がいる」33%、「育児と介護をしている社員 がいる」8%という結果となった。従業員1,000名以上の企業では63%が「介護をしている社員あり」と回答した。 「改正育児・介護休業法」については9割が肯定的だった一方、現場運用の課題として「代替要員の確保」 「業務分担」が挙がった。両立支援制度で導入率・利用率が高いのは、「短時間勤務」(導入率82%、利用率70 %)、「始業時間の変更」(導入率58%、利用率45%)。一方、「残業免除」は導入率48%に対し利用率は22% とギャップがある。

「つながらない権利」対応ルールある企業は1割/民間調査

帝国データバンクは13日、「つながらない権利」に関する企業の動向アンケート結果を公表した。勤務時間外の 連絡について対応ルールの有無を尋ねたところ、ルールがある企業は11.6%にとどまり、ない企業は86.6% となった。ルールの有無を問わず勤務時間外に連絡をする企業は70.0%で、連絡しない企業は28.2%。また、 「つながらない権利」の推進に必要な取り組みを尋ねたところ、「明確なガイドライン策定」が49.3%でトップ、 「管理職への意識改革・研修」(44.1%)、「従業員への意識改革・研修」(40.6%)が続いた。

出社頻度、理想は「週3」実態は「週5」/民間調査

三菱UFJ信託銀行は6日、「働きたいオフィス・働きたい街ランキング2026」の調査結果を発表した。実際の出 社頻度は「週5日以上」が65.5%で最多を占めた一方、理想は「週3日」で、実態と理想の乖離がみられた(12頁)。 出社頻度週5日以上の割合は、一般オフィスワーカー65.5%とDX人材20.5%で30%以上の開きがあった(13頁)。 オフィスに来る理由は、チームで集まり、アイデアを出すなどの「議論・関係構築」と印刷など書類作業や自宅 ではできないセキュリティレベルの業務といった「自宅で代替しにくい作業」に二分され、出社する目的を重視 する傾向がみられると分析している。

首都圏への本社転入が過去最多363社/民間調査

帝国データバンクが2月26日発表した調査結果によると、2025年に地方から首都圏へ本社を移転した企業は363 社で、1990年以降で最多となった。首都圏から地方への移転は325社で38社の転入超過と、5年ぶりに転入超過 に転じた。業種別ではサービス業が160社と最多、特に西日本からIT関連企業の移転が顕著だった。

2月の景気指数、2カ月ぶりに改善/民間調査

帝国データバンクは4日、2026年2月の景気動向調査結果を発表した。2月の景気DIは前月比0.5ポイント上昇 の44.3となり、2カ月ぶりに改善した。国内景気は、堅調な輸出を背景に製造業が全体を押し上げ、一時的な足 踏み局面から持ち直した。業界別では、10業界中「製造」「不動産」など6業界で改善。不動産関係が復調した ほか、半導体や自動車関連の需要が高まり、幅広い企業に好影響が波及した。規模別では、2カ月ぶりに全規模 がそろって改善。中小では「製造」が特に好調だった。10地域中「東海」「中国」など9地域が改善した。 今後は、「政策期待とリスク要因が交錯するなか、景気は横ばい圏での推移が見込まれる」とみている。

初任給引き上げ予定企業が55.4%/民間調査

マイナビは2月25日、「マイナビ2027年卒 企業新卒採用予定調査」を公表した。27年卒の採用予定数を「増やす」 企業は23.0%と前年から減少した一方、「前年並み」が63.0%と増加し、横ばい傾向が強まっている。 初任給の引き上げについて聞くと、今後引き上げを行う予定の企業は55.4%で、前年(26年卒)の54.1%から増 加した。上場企業では68.8%と前年(51.2%)より17.6ポイント増となり、積極的な引き上げの意向がみられた。

大学生の理想の働き方「出社したい」が最多、残業も一定範囲で容認/民間調査

ベネッセi-キャリアが運営する新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は17日、大学2・3年生を対象に 実施した「『こんな会社ではたらきたい!』ホンネ調査2026」の結果を発表した。理想とする働き方では、 「出社してオフィスではたらきたい」が37.6%で最多となり、前年から9.2ポイント増加した。理由としては、 対面の方が意思疎通がスムーズ、先輩から直接学びたい、関係構築しやすい、などに加え、「オン・オフを 切り替えたい」など生活と仕事の分離を重視する声もみられた。残業については、妥当な理由があれば 「月15時間以内は問題ない」(37.0%)、「月30時間以内は問題ない」(32.7%)、となり、一定範囲であれ ば容認する学生が多数を占めた。新卒入社した会社で希望するはたらき方が叶わない場合の早期転職の可能性 については、「最低3年ははたらいてから検討したい」が約半数(49.3%)となり昨年比で7.3ポイント上昇、 「積極的に転職する」(5.3%)は同4.7ポイント低下。

パート・アルバイト希望理由、最多は「都合のよい時間・曜日に働きたい」/民間調査

求人サービスのイーアイデムは16日、会員を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。パート・アルバ イトを希望する理由として最も多かったのは「自分の都合のよい時間や曜日に働きたい」(67.6%)、次いで 「生活との両立を図りたい」(42.2%)、「気楽に働きたい」(26.7%)が続いた。性別との関係では、 「一定期間で計画的に働ける」「長時間(長期間)働ける健康状態ではない」「他の雇用形態より退職に柔軟だ と思う」などの項目で男性割合が高く、短時間・短期間での就労ニーズが伺える。一方、「扶養の範囲内で働き たい」「生活との両立を図りたい」「すぐに働き始めたかった」で女性割合が高く、いまある時間を有効に使え る働き方を志向していると分析している。

「デジタルコミュニケーションと感情労働」に関する意識調査を発表/民間調査

電通総研は17日、「デジタルコミュニケーションと感情労働」に関する意識調査結果を公表した。職務上感情を 装うことを「感情労働」、精神的・感情的な疲労を「情緒的疲労」と定義。職場で本心を抑え、装った感情で対 応すると答えた人は72.4%に上り、感情労働の負荷が広く生じている実態が示された。一方、「情緒的疲労が 減れば働きやすくなる」と68.3%が回答、労働者が期待しているのは、期待が大きい順に「収入増>情緒的疲労 減>残業時間減」で、長時間労働という量的側面だけでなく、情緒的疲労といった質的側面での改善期待が高い ことがうかがえるとしている。

AI普及「生産性を押し上げる」が8割/JCER・日経が専門家調査

日本経済研究センター(JCER)は日本経済新聞社と共同で、AI普及が日本経済に与える影響について専門家アン ケートを実施し、その結果を公表した。AIの普及が「生産性を引き上げる」との回答が82%に達し、その理由と して、「人間のタスクをAIが代替・補完することでミクロでの効率が上昇する」との見方が多数を占めた(概要 2頁)。失業が増えるかについては「どちらともいえない」が半数(48%)で「全くそう思わない」「そう思わ ない」が計38%、「そう思う」は10%だった。失業率を押し上げない理由としては「人手不足」が最多(概要4 頁)。

正社員女性の4人に1人、「女性が働きやすい社会」を実感/民間調査

マイナビ転職は16日、20〜50代の正社員女性800人を対象に実施した「正社員女性の幸福度と働きやすさの実態 調査」の結果を発表した。人生の幸福度を100満点で評価してもらったところ、平均は61.1点だった。仕事の モチベーションに繋がるものとしては「趣味」「昇給」が上位に挙がった。2026年4月で女性活躍推進法施行 10年を迎えるなか、「女性が働きやすい社会になってきていると感じるか」について聞いたところ、「なって きている」は25.4%で、「あまり変わっていない/判断できない」が62.4%と半数以上を占めた。

27卒エンジニア志望学生の約8割、12月時点で就活開始/民間調査

IT専門職の職業紹介等を行うレバテックは、2027年3月卒業予定のエンジニア職志望学生144名を対象に実施した 就職活動に関する意識・実態調査の結果を公表した。2025年12月時点で活動を開始している学生は約76%に達し、 そのうち約2割が内定を保有している。活動開始時期は「25年5月以前」が26.6%で最多となり、夏休み前の 6月までに約4割が動き出している実態が示された。インターンシップについては、約8割が1日以上のプログ ラムに参加している。

大企業の新入社員研修、配属後フォローアップが「不十分」な企業は3割超/民間調査

eラーニングサービスの提供等を行うイー・コミュニケーションズは12日、従業員1,000人以上の企業に所属する 人事・人材開発担当者110人を対象に実施した「大企業の新入社員研修に関する実態調査」の結果を発表した。 研修形式のトップ(複数回答)は、「対面集合(社内講師)」(76.4%)だったほか、「eラーニング(録画講 義・学習コンテンツの配信)」も半数超(58.2%)が併用していた。課題としては、「期間が短く十分な教育が できていない」(52.7%)、「資料作成や更新に時間がかかる」(50.0%)などが挙がった。新入社員配属後の 「フォローアップ研修」や「継続的な学習支援」については「ある程度実施できている」が48.2%、「あまり実 施できていない」が33.6%という結果となった。

大卒初任給を42万5,000円に引き上げ/ソニー・インタラクティブエンタテインメント

ゲーム機開発などを行うソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2026年4月より報酬プログ ラムを改定し、新卒正社員入社者の初任給の引き上げを行うと発表した。学士卒は月額42.5万円、修士修了は同46 万円、博士修了は同48万円に改定することで、優秀な人材にキャリアをスタートする場として同社を選んでもらい、 グローバルな組織での挑戦と成長を支援する。

働く女性を支える職場づくり/東京都が企業事例を公開

東京都が運営する、女性特有の健康課題に関する情報提供サイト「働く女性のウェルネス向上委員会」では、 女性従業員の健康課題に取り組む企業の事例インタビューを公開している。最新の掲載事例としては、低用量ピ ルや卵子凍結に対する費用補助を行う野村ホールディングス、保育従事者が抱える生理の悩みに対応するため 「生理用品のサブスク」を導入したさくらさくみらい、生理不調や更年期症状、不妊治療などで取得できる 「SRHR休暇」を制度化したサンリオの取組を紹介している。

育児・家事補助制度を導入、対象社員に月額上限5万円/イトーキ

イトーキは3月、社員の子育てと仕事の両立を支援する取り組みとして育児・家事サービス利用費の一部を補助 する制度を導入した。所定要件を満たす社員を対象に、月額上限5万円まで実費を補助する。対象は、ベビーシッター、 延長保育・病児保育、一時保育、送迎代行、家事代行など外部サービスの利用費。利用後に申請し、条件を満た した範囲で補助を受ける。同制度により、育児と仕事の両立負担を軽減し、就業継続とエンゲージメント向上を 図る。

三菱電機、26年度採用計画を発表

三菱電機は10日、2026年度の採用計画を発表した。単体採用数は、新卒採用が秋季採用(26年10月入社)を含め 750人、経験者採用が750人で、合計1,500人を見込む。グループ全体では、国内関係会社を含め新卒・経験者 合わせて4,100人を採用する計画。次世代を担う新卒人材の獲得と、多様なキャリアを持つ経験者の即戦力登用 を柱に、必要な職務・スキルに応じて年間を通じたグローバル採用を実施し、強靭で機動性に富んだ人財構造の 実現を目指す。

JX金属、JR東日本、オリエンタルランドが賃金改定を発表

3月18日の春闘集中回答日に先立ち、企業による賃金改定が相次いで発表されている。 JX金属株式会社は11日、労組の要求を上回る1万9,000円超の昇給を実施するとし、集中回答日に先立つ早期の 決着となった。3年連続で1万9,000円/月(3年累計で月額約5万9,000円)を超える高水準の賃金改善。賞与 を合わせた年収ベースでは2023年度比で20%の増額が見込まれ業界トップクラスの賃金・年収水準を維持・確保 する。 JR東日本は12日、26年度から基本給を引き上げるベースアップと昇給、制度改正による職務能力給の引き上げを 合わせ、基本賃金を月平均2万960円(5.72%)上げると発表した。ベアと昇給がそれぞれ0.92%、職務能力給 の引き上げは3.88%。各種手当の改定分も含めると平均4万3,125円(11.36%)のアップとなる。 オリエンタルランドは12日、従業員の賃金を4月1日から平均約6%引き上げる。パート・アルバイトを含めた 「キャスト」の約2万5,000人が対象で、賃上げは4年連続。キャストの基本時給は一律70円引き上げ、役割に 応じた手当を含めた時給は1,390〜1,740円となる。社員の初任給は、2万円増額し、大卒・大学院卒で29万2,000 円となる。 

ナカノ商会、特定技能制度でベトナム人中型トラックドライバー3名を採用

ヤマトホールディングス傘下のナカノ商会は、特定技能1号制度を活用し、中型トラックドライバー候補にベト ナム人3名を採用したと発表した。交通ルールや生活マナーを学び、日本人ドライバーに同乗し補助業務を経験 する研修を経て、2026年6月から企業間輸送の中型トラックドライバーとして乗務開始を目指す。外国人ドライ バー採用はヤマトグループとして初の取り組み。「自動車運送業」は、人手不足が深刻な特定産業分野に即戦力 の外国人を受け入れる在留資格「特定技能1号」に、24年3月から追加されている。

高齢者就労モデルでアップサイクルバッグを販売/明治・うきはの宝・ACALI

明治、うきはの宝、ACALIは、高齢者就労モデルを活用し、使用済み紙パックをアップサイクルしたバッグを販 売する。制作には、福岡県を拠点に75歳以上の高齢者就労支援を展開するうきはの宝の「ばあちゃんビジネス」 の仕組みが活用されており、デザイナーACALI監修のもと、紙パック特有の丈夫さ・質感を生かし、1点ずつ手 作業で仕上げる。素材の良さを生かした新たな価値と高齢者の仕事創出で持続可能社会の形成にも貢献すると している。

シナネンホールディングス、早期退職優遇制度の募集結果を公表

シナネンホールディングスは昨年11月に公表した「セカンドキャリアを支援するための早期退職優遇制度」募集 結果を公表した。募集人員130人程度に対し、80人が退職予定で希望者に対しては再就職の支援を行う。 2026年3月期決算において、特別退職加算金等約7億円を特別損失として計上する。

DeNA、27年度新卒採用に「AIジェネラリスト」コース新設、初任給水準も大幅に引き上げ

DeNAは2027年度新卒採用より、従来のAI高度専門人材である「AIスペシャリスト」に加え、ビジネス・エンジニ ア・デザイナーの各職種をベースとしながら、AIを駆使して領域を横断し活躍する「AIジェネラリスト」コース を新設する。同コースは、事業を牽引するリーダーとしてAIを柔軟活用することが期待され、初任給水準を600 万円から700万円へ大幅に引き上げる。AIジェネラリストについても500万円(デザイナー450万円)から600万円 へ改定する。

NTTドコモソリューションズ、AI人材を4段階で認定

NTTドコモソリューションズは2026年3月より、AIを活用した新たな人材認定「AI実践レベル判定」を開始した。 人材を「AIを業務活用(AI利活用者)」と「AIモデルを開発・構築(AIエンジニア)」の2側面で定義し、 BlackBelt(AI導入コンサルタント)、GreenBelt(業務改善リーダー/AIエンジニア)、YellowBelt(実務でAIを 自律的に活用している社員)、WhiteBelt(AIを利用できる基礎知識を保有し、適切に使う前提を理解している社員) の4段階で認定する。判定はAIエージェントを活用し、BlackおよびGreen認定者には業務アプリ上のアイコンに バッチ表示するなど見える化を図り、AI活用人材の存在を組織内で明確にする。27年度末までにGreenBelt以上の 認定者数400人をめざす。

東京海上日動、コンタクトセンターにAI導入

東京海上日動火災保険は、2026年3月より顧客・代理店向けコンタクトセンター業務にAIを導入する。入電から 通話中、終話後の管理業務まで一貫してAIが補助する態勢を構築、オペレーターの応対品質の均質化と業務効率 化を図る。AI導入により、顧客向けは最大30%(約58,000時間)、代理店向けは最大10%(約32,000時間)の応 対時間削減が見込まれ、オペレーターがより専門性の高い業務に集中できる態勢を整える。

フォーネスライフ、出産・育児支援制度を拡充 最大65万円支給と有給10日の新休暇を新設

ヘルスケア事業のフォーネスライフは2026年1月から、出産・育児に関する社内制度を拡充した。1人あたり最 大65万円を支給する「産前・産後ペアレント・ファンド」のほか、「配偶者出産休暇(有給10日)」を新設、 ライフイベントを理由に社員がキャリアをあきらめることのないよう『働き続けたい』思いを後押しする。

再雇用者の報酬維持 職務継続で、定年後の処遇改善/日立製作所

日立製作所が2026年度から、定年後再雇用者の処遇制度を見直すことが13日分かった。職務内容に応じて報酬を 決定する、現役社員と同じ「ジョブ型」制度を適用。現役時代の職務を継続する場合、報酬が維持されるのが特 徴だ。定年後の報酬はこれまで個別に設定され、現役時代より低くなるケースも多かった。公平性や透明性を確 保するとともに、年齢を問わず意欲的に働ける環境を整えるのが狙い。日立の定年は60歳で、希望者全員を64歳 まで再雇用。条件が合えば70歳まで雇用している。定年後も引き続き同じ職務を担う場合、月給や賞与は維持さ れるが、職務内容は本人の意向や能力などに応じて随時見直される。 日立によると、定年後に再雇用を希望する社員は約8割に上り、原子力や旧式システム関連のプロジェクトなど で豊富な知識や経験を持つベテラン人材の重要性も増しているという。 定年後の処遇を巡っては、三菱電機も26年度に報酬制度を成果に応じた変動制に変更。従来は定年前の65%程度 だった報酬を、最大75%程度受け取れるようにする。富士電機は25年度から、60歳を超える一般社員の賃金水準 を、60歳時点の75%に引き上げた。時事通信(2026年3月13日)リンク先なし

博報堂DYグループ、AI研修にのべ3万人超が参加

博報堂DYホールディングスは、2025年度にAI関連研修をグループ全体で296回実施し、のべ31,000人超が参加 したと発表した。横断的なAI専門家集団「Human-Centered AI Institute(HCAI)」が中心となり、グループ横 断の研修や、各社の業務ニーズなどに合わせたスキル特化型研修など様々なメニューを実施したことで、当初 目標を大きく上回る従業員が参加したとしている。

パナソニック、技術系採用を自由応募化へ 27年度は1,100人採用

パナソニックグループは10日、2027年度の新卒採用計画を発表した。採用予定数は合計約1,100人で内訳は大学・ 大学院卒が約800人、高校・高専卒が約300人。大学・大学院の技術系採用における学校推薦制度を廃止し、事務 系と同様の自由応募とすることで多様な人材の獲得につなげる。また国立高等専門学校機構との包括連携協定の もと、高専生の採用と入社後育成の強化を図る。

そごう・西武、大卒初任給を業界最高27万5,000円に引き上げ

そごう・西武は、2026年度入社の大卒新入社員の初任給を2万5,000円引き上げ、百貨店業界最高水準となる27万 5,000円にする。27年度採用人数は、前年より37人増となる80人を予定。採用競争力を高め人材確保につなげる。 さらに、26年5月から入社5年以下で一人暮らしの若手社員に、月2万円(関東圏)の住宅費を補助することで 経済的負担を軽減し、定着と活躍促進を図る。

三菱UFJ銀行、実質賃上げは10%程度/初任給30万円に引き上げ

三菱UFJ銀行は26日、2026年春闘で、ベースアップ(ベア)や初任給改定に伴う全行員の給与改定、福利厚生を 合わせて、実質10%程度の賃上げを実施すると明らかにした。26年入行の学部卒の初任給は、25万5,000円から30 万円に引き上げる。  ベアについては、3.5%と労組側の要求に満額回答した。ベアは4年連続。また、育休取得者の同僚にお礼金とし て10万円を支給し、育児と仕事の両立を職場全体で支える制度を新設するほか、子ども手当を5,000円から1万 5,000円に増額する。時事通信(2026年3月26日)※リンク先なし

AI人材、半数が積極採用 新事業や業務効率化狙う/主要100社調査

時事通信の主要100社調査で、人工知能(AI)関連のスキルを持つ人材の採用を「強化する」「維持する」と 回答した企業は、計50社と半数に上った。AIを活用した新事業の展開や業務効率化が狙いで、雇用市場が逼迫す る中、AI人材の獲得競争が一段と激しさを増す可能性がある。 内訳は、AI人材の採用を「強化する」が26社、「維持する」が24社。維持する場合も「数年前から強化している」 (ブリヂストン)など、以前から積極化している企業が目立った。一方、「弱める」はゼロ、半数は「未定」な どとした。強化すると答えた企業のうち、ホンダは「AIを活用したビジネス展開や業務プロセス改革が喫緊の課 題だ」と理由を説明。AI人材に求める資質に関しては、「業務課題を理解してAIを活用できる実践力」(東レ)、 「AI技術だけでなくコミュニケーション力や思考力も重要」(NTT西日本)と、応用力を重視する声も多かった。 ただ、「明確な人材要件が定まっていない」(ヤマト運輸)、「専門人材配置の計画が見通せない」(日本製紙) などの理由で態度を保留する企業も少なくない。就職情報会社マイナビ(東京)の高橋誠人編集長は、AI人材に ついて「企業側も十分に定義付けできておらず、採用はまだ過渡期にある」と分析している。 時事通信(2026年3月26日)リンク先なし

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